ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんはお酒を召し上がる事はあるでしょうか?
オエノンホールディングス株式会社(2533)は、鍛高譚やビッグマン等の製造・販売を行っている企業です。
shousanshouuoは、オエノンホールディングス株式会社(2533)の末席株主です。
今回は「オエノンHD(2533) 2023年12月期通期と配当予想の上方修正を発表【営業利益 +14.6%、純利益 +22.2%に!!】」についての記事です。
まとめ
オエノンホールディングス株式会社(2533)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
合同酒精という名称の方が有名かもしれません。
酒類の需要が回復していることもあり、今期の業績は期待が出来そうです。
昨日、同社からは業績予想の上方修正と、増配がリリースされていました。
2023年12月期の通期業績では、
売上高 +0.6%、営業利益 +14.6%
経常利益 +16.7%、純利益 +22.2%
の上方修正となり、
配当は
7円 ⇒ 8円
へと増額修正になっています。
引き続き資本効率のアップを期待しながら、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
オエノンホールディングス株式会社(2533)とは
同社は東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
焼酎に強みを有しています。合同酒精という名称の方が有名かもしれませんね。
焼酎の鍛高譚や、ビッグマン、チューハイのニッポンプレミアムなどのブランドを有しています。
また、あまり知られてはいないのですが、産業用酵素の製造・販売も手掛けています。
また、来年で創業から100周年を迎える老舗企業でもあります。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
オエノンホールディングス株式会社(2533)
業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容ですが、2023年12月期の通期業績予想と配当予想をそれぞれ上方修正するというありがたい内容です。
2023年12月期 通期連結業績予想の修正
以下に示す通り、増収増益を見込むという内容になっています。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 850.00億円 ⇒ 855.00億円 (増減率 +0.6%)
営業利益 24.00億円 ⇒ 27.50億円 (増減率 +14.6%)
経常利益 24.00億円 ⇒ 28.00億円 (増減率 +16.7%)
親会社株主に帰属する当期純利益 18.00億円 ⇒ 22.00億円 (増減率 +22.2%)
酒類の売上は伸びているものの、比較的価格を抑えた商品が伸びている様です。
それだとあまり利益にならないんじゃないか・・・とも思ったのですが、実際は想定よりも原料費が抑制できたとのことで、利益水準が大きく伸びる見通しとなっています。
期末配当予想の修正
同社の配当予想は、中間配当0円、期末配当7円で合計7円/株となっていたのですが、
期末配当を8円に増額修正する
との発表でした。
同社株式の昨日終値は417円でしたので、
予想配当利回り=8/417≒1.92%
という事になりますね。
利回りとしてはまずまず、と言えそうです。
オエノンホールディングス株式会社(2533)の
2023年12月期3Q決算
昨日は、同社の2023年12月期第三四半期決算が合わせてリリースされていましたので、数値を確認しておきましょう。
売上高 621.08億円 (前年同期比 +7.1%)
営業利益 25.30億円 (前年同期は -8.69億円)
経常利益 26.14億円 (前年同期は -7.99億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 20.58億円 (前年同期は -13.51億円)
となっていました。
増収かつ黒字回復という結果ですね。
営業利益率は4.07%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は37.2%で、前期末よりも5.2%アップしています。
【関連記事】
ちょうど1年前の2022年12月期3Q決算については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
オエノンホールディングス株式会社(2533)のセグメント別業績
同社の決算短信では
に分かれてセグメント毎の売上高と利益・損失が記載されていました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
酒類
売上高 570.35億円 (前年同期比 +9.91%)
セグメント利益 16.79億円 (前年同期は -11.40億円)
セグメント利益率 2.94% (前年同期より5.14%改善)
価格改定ももちろんですが、業務用市場の回復があったことと家庭用市場で需要が伸びたお値打ち品のプライベートブランド商品や、RTD(Ready To Drink)製品が好調であったことを受けて増収黒字化を達成しています。
加工用澱粉
売上高 13.41億円 (前年同期比 -56.32%)
セグメント利益 -0.06億円 (前年同期は -2.73億円)
セグメント利益率 -0.45% (前年同期より8.44%改善)
2023/5/15付で、加工用澱粉事業を展開していた子会社の株式を一部譲渡したことで、連結から持ち分法適用へと変更になった影響が大きく、数値の低下を来しています。
酵素医薬品
売上高 27.36億円 (前年同期比 +1.79%)
セグメント利益 3.59億円 (前年同期比 -5.77%)
セグメント利益率 14.17% (前年同期より1.05%悪化)
利益率が比較的高い事業です。
国内における発酵受託ビジネスが好調に推移した様です。
不動産
売上高 9.46億円 (前年同期比 +230.77%)
セグメント利益 4.90億円 (前年同期比 +224.50%)
セグメント利益率 51.80% (前年同期より1.00%悪化)
旧本社ビル跡地再開発事業で建設されたホテルである
「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」
の開業と、販売用不動産の売却を受けて業績は大きく改善した様ですね。
ここはshousanshouuoの期待通りとなりました。
その他
売上高 0.62億円 (前年同期比 +8.77%)
セグメント利益 0.07億円 (前年同期比 -36.36%)
セグメント利益率 11.29% (前年同期より8.01%悪化)
この数字には、倉庫業や荷役業といったものが含まれているみたいです。
企業全体の数値からすると微々たるものですので、そこまで大きなインパクトはなさそうです。
オエノンホールディングス株式会社(2533)の株主優待
同社は、株主優待制度を導入しています。
内容ですが、12月31日現在で1,000株以上を保有する株主に対して
- 株主限定オリジナル商品
- 日本赤十字社への寄付
のいずれかを贈呈する、というものです。
昨年は、オリジナルリキュール「純米大吟醸 酒女神(オエノ) 2023」 720mLか、赤十字社への寄付1,500円分の選択制だった様です。
仮に優待品の金額を1,500円分と仮定した場合には
予想配当+優待利回り=8+1.5/417≒2.28%
という事になりますね。
非売品のオリジナル商品という事で、プレミアム感があって欲しくなる人もいそうです。shousanshouuoも、同社株式がお買い得な価格に低下すれば買い増したいと思います。
【関連記事】
優待とは違いますが、同社の株主総会では株主向けの試飲会があるみたいです。当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo