ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
リリカラ株式会社(9827)という壁紙等を扱う会社のことを、皆様ご存じでしょうか?
現在はTKP(3479)の子会社となっている企業です。
shousanshouuoは、リリカラ株式会社(9827)の末席株主です。
今回は「リリカラ(9827) 2023年12月期通期業績予想の修正を発表【売上高微減も、営業利益 +5.6%、純利益 +18.6%に増額!!】」についての記事です。
まとめ
リリカラ株式会社(9827)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の会社です。
元々のルーツを考慮すると、創業100年以上の老舗企業であり、
同社のコア事業はインテリア事業とスペースソリューション事業の2つです。
インテリア事業では壁紙、カーテン、床材といった内装材の製造販売を行い、スペースソリューション事業ではオフィスや病院等の空間全体をプロデュースする仕事をしています。
昨日、同社からは2023年12月期の通期業績予想の修正と、2023年12月期の3Q決算がリリースされていました。
2023年12月期通期業績予想は、
売上高 -3.00億円、営業利益 +0.70億円
経常利益 +0.80億円、純利益 +1.30億円
と減収ながらも増益修正という内容でした。
合わせて、期末配当も12円⇒14.50円への増額が発表されていました。
少し社内でゴタゴタがあった企業ではありますが、同社の製品はしっかりと市場に受け入れられている様ですし、今後も末席株主として同社を応援したいと思っています。
リリカラ株式会社(9827)とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の会社です。
事業内容としては、
- インテリア事業
- スペースソリューション事業
のコア2事業を有しています。
インテリア事業では、壁紙、オーダーカーテン、床材等の企画・開発・販売と、関連インテリア商品の販売を行っており、
スペースソリューション事業では、施設やオフィス空間の設計・施工・プロジェクト管理等を行う事でリノベーションや内装を創造する仕事、不動産売買・賃貸の仲介業務をしています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
リリカラ株式会社(9827)
2023年12月期通期業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
こういうタイトルだと、確認するまで内容がわからないのでいつもドキドキします。
結果としては、減収見込みも増益修正、増配という嬉しい内容でした
数値を確認しておきましょう。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 330.00億円 ⇒ 327.00億円 (増減率 -0.9%)
営業利益 12.50億円 ⇒ 13.20億円 (増減率 +5.6%)
経常利益 12.00億円 ⇒ 12.80億円 (増減率 +6.7%)
当期純利益 7.00億円 ⇒ 8.30億円 (増減率 +18.6%)
新設住宅着工件数はマイナス基調で推移しているという厳しい事業環境から、売上高は微減の見込みとなっています。
その一方で、販管費の見直しや削減を行うことで、営業利益、経常利益、当期純利益は当初予想を上回る結果となっています。
【関連記事】
同社は、昨年も同じ様な時期に同じような発表をしていました。
利益水準を保守的に見積もる傾向があるのかもしれませんね。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
リリカラ株式会社(9827)の2022年12月期3Q決算
昨日は、合わせて同社の2023年度12月期第三四半期決算がリリースされていました。
こちらも数字を確認しておきます。
売上高 244.36億円 (前年同期比 -1.4%)
営業利益 13.06億円 (前年同期比 -11.6%)
経常利益 12.27億円 (前年同期比 -11.8%)
四半期純利益 8.29億円 (前年同期比 -11.3%)
となっていました。
前年同期と比較すると減収減益となっていますね。
営業利益率は5.35%です。
そして期末時点での、同社の自己資本比率は40.4%で前期末より3.9%アップしています。
リリカラ株式会社(9827)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- インテリア事業
- スペースソリューション事業
の2セグメントの記載がありました。
それぞれのセグメント別業績を確認しておきましょう。
インテリア事業
売上高 195.72億円 (前年同期比 -4.0%)
セグメント利益 11.07億円 (前年同期比 -25.2%)
セグメント利益率 5.66%
壁材・カーテン・床材の見本帳を増冊発行して拡販を見込んだものの、残念ながら前年度割れの結果となっています。
事業環境の厳しさが影響していそうですね。
今後は、旅行需要回復で少し潤ってきたホテルの改装等で引き合いが増えることを期待したいところです。
スペースソリューション事業
売上高 48.64億円 (前年同期比 +10.8%)
セグメント利益 1.98億円 (前年同期は -0.03億円)
セグメント利益率 4.07%
前年同期は赤字だった事業ですが、顧客ニーズに寄り添った提案活動が受け入れられた様で堅調な数字となっています。
オフィスの働き方改革に対応する需要は、まだそれなりに引き合いが強いと言えそうです。
リリカラ株式会社(9827)の配当利回り
同社の配当予想は中間配当0円、期末配当14.5円で合計14.5円/株となっています。
同社株式の昨日終値は636円でしたので、
予想配当利回り=14.5/636≒2.28%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
リリカラ株式会社(9827)の株主優待
同社はかつて株主優待制度を導入していたのですが、残念ながら2022/12/31時点での株主に対する優待を最後に廃止となってしまいました。
また、再開の案内があれば当ブログでも紹介したいと思います。
【関連記事】
以前の優待内容については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo