ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
リリカラ株式会社(9827)という壁紙等を扱う会社がありますが、皆様ご存じでしょうか?
今年の2月には、大幅な増配を発表して随分と株価が上昇した銘柄です。shousanshouuoは、リリカラ株式会社(9827)の末席株主です。
今回は「リリカラ(9827) 通期業績予想の修正を発表【売上高 -11.1億円も、営業利益 +2.9億円、純利益 +2.2億円】」についての記事です。
まとめ
リリカラ株式会社(9827)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の会社です。
元々のルーツを考慮すると、創業100年以上の老舗企業でもあります。
同社のコア事業は、インテリア事業とスペースソリューション事業の2つとなっています。
インテリア事業では壁紙、カーテン、床材といった内装材の製造販売を行っており、スペースソリューション事業ではオフィスや病院等の空間全体をプロデュースする様な仕事をしています。
昨日、同社からは通期業績予想の修正と、2022年12月期の3Q決算がリリースされていました。
通期業績予想の修正では、
売上高 -11.10億円、営業利益 +2.90億円
経常利益 +3.2億円、純利益 +2.20億円
となる減収ながらも大幅な増益修正でした。
この数値であれば、期末配当は予定通りかそれ以上のものを払ってもらえる事を期待できそうですね。
進捗率を考慮すると、最終的にはもう少しの増額もあるかも・・・と期待をしつつ、今後も末席株主として同社を応援したいと思っています。
リリカラ株式会社(9827)とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の会社です。
事業内容としては、
- インテリア事業
- スペースソリューション事業
のコア2事業を有しています。
インテリア事業では、壁紙、オーダーカーテン、床材等の企画・開発・販売と、関連インテリア商品の販売を行っており、
スペースソリューション事業では、施設やオフィス空間の設計・施工・プロジェクト管理等を行う事でリノベーションや内装を創造する仕事、不動産売買・賃貸の仲介業務をしています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
リリカラ株式会社(9827) 業績予想の修正に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容は、確認するまでわからないので心配もありましたが・・・。
結果としては、減収となるも増益を確保するという嬉しいリリースでした。数値を確認しておきましょう。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 349.00億円 ⇒ 337.90億円 (増減率 -3.2%)
営業利益 13.80億円 ⇒ 16.70億円 (増減率 +21.0%)
経常利益 13.10億円 ⇒ 16.30億円 (増減率 +24.4%)
当期純利益 7.90億円 ⇒ 10.10億円 (増減率 +27.8%)
原材料価格の高騰等が影響して、売上高は予想を下回る見込みとなったものの
インテリア事業での販売価格改定が受け入れられた事もあって、売上総利益率の改善から、営業利益、経常利益、当期純利益は当初予想を上回る結果となっています。
リリカラ株式会社(9827)の2022年12月期3Q決算
昨日は、合わせて同社の2022年度12月期第三四半期決算がリリースされていました。
売上高 247.85億円 (進捗率 73.35%)
営業利益 14.77億円 (進捗率 88.44%)
経常利益 14.48億円 (進捗率 88.83%)
四半期純利益 9.35億円 (進捗率 92.57%)
となっていました。
前年同期比に関しては「収益認識に関する会計基準」適用のため、記載がありませんでした。
営業利益率は5.96%と、低めだった前期よりも着実に改善していますね。
そして期末時点での、同社の自己資本比率は36.7%で前年度より1.2%アップしています。
リリカラ株式会社(9827)のセグメント別業績
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同社の決算短信では、
- インテリア事業
- スペースソリューション事業
の2セグメントの記載がありました。
それぞれのセグメント別業績を確認しておきましょう。
インテリア事業
売上高 203.95億円
セグメント利益 14.80億円 (前年同期は 0.36億円)
セグメント利益率 7.26%
※「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年同期比は記載がありませんでした。
壁材・カーテン・床材の見本帳を増冊発行した事で販売の伸長へつながったという事のようです。
利益率が大きく改善しているのは、価格改定が受け入れられたという事でしょうね。
スペースソリューション事業
売上高 43.89億円
セグメント利益 -0.03億円 (前年同期は -0.14億円)
セグメント利益率 -0.07%
※「収益認識に関する会計基準」適用のため、前年同期比は記載がありませんでした。
顧客企業に対する細かいサービスの提供に努めた事で、オフィスの働き方改革に対応するための需要が堅調だった様ですが、第一四半期での落ち込みからの回復までには至らなかった様です。
リリカラ株式会社(9827)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当0円、期末配当14.5円で合計14.5円/株となっています。
同社株式の昨日終値は607円でしたので、
予想配当利回り=14.5/607≒2.39%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
1月の時点では、驚くほどの利回りでしたが株価がジワジワと上昇した事で利回りが落ち着いてしまいました。
リリカラ株式会社(9827)の株主優待
同社は、株主優待制度も導入しています。
内容ですが、12月末時点での1,000株以上保有の株主に向けてQUOカードを贈呈するというものです。
長期保有株主が優遇されるものとなっており、
1,000~4,999株保有で 500円分(保有期間3年未満) or 1,500円分(保有期間3年超)
5,000株~保有で 2.000円分(保有期間3年未満) or 6,000円分(保有期間3年超)
となっています。
予想配当+優待利回り=14.50+0.50/607≒2.47%
という計算になりそうです。
ただし、QUOカード優待はいつなくなっても不思議ではないものですので、過度な期待は禁物ですが。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo