ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
今週は、決算発表が続いていましたのでなかなかブログ記事をアップする事が出来ませんでした。
今回は、多数あった企業の中から
株式会社パリミキホールディングス(7455)
を取り上げたいと思います。
かつては「メガネの三城」として店舗を運営していた企業ですね。
現在はブランドの統合を経てパリミキとなっています。
shousanshouuoは、のパリミキホールディングス(7455)末席株主です。
今回は「パリミキHD(7455) 中期経営計画を発表【改装効果で増収見込みだが、楽観的では?】」についての記事です。
まとめ
株式会社パリミキホールディングス(7455)は、
東京証券取引所プライム市場に上場している企業で、
メガネの小売店舗を国内に638店舗、海外に103店舗を展開しています。
2023/5/12に2023年3月期決算に加えて、中期経営計画の更新がリリースされていました。
内容を見ると、ちょっと楽観的過ぎるのでは・・・
と心配な点もあるのですが、
今後ROE・PBR向上に向けた施策や、本気の経営再建に取り組んでくれる事を期待しながら、末席株主として同社の様子を見ていきたいと思っています。
パリミキホールディングス(7455)とは
東京証券取引所プライム市場に上場している、東京の企業です。
ご存知の通り、メガネの小売店舗を全国で展開しています。
2023/3月末時点では、国内に638店舗、海外に103店舗を展開しています。
以前と比較すると、少しずつ店舗数は減少してきていますがまだまだ沢山あるんですねー!
パリミキホールディングス(7455) 中期経営計画の更新に関するお知らせ
[rakuten:paris-miki:10002157:detail]
2023/5/12に、同社からは中期経営計画の更新に関するお知らせがリリースされていました。
今後2年間で、
売上高を474億円 ⇒ 500億円 (+5.5%)
に
純利益を7.32億円 ⇒ 15.18億円 (+107.3%)
へと増加させる見通しになっています。
営業利益率では1.54% ⇒ 3.03%
にアップする見込みという事ですね。
なかなかに素晴らしい数字が並んでいます。
ただし、その前提として
というものが挙げられています。
なかでも、自分が懐疑的なのは
- 新店・改装店舗が好調を維持する
というものです。
会社のプレゼンテーション資料では、
未改装店舗と比較して、業績が確実に向上
しているというアピールがされていますが・・・。
数字を見ると驚いてしまいます。
未改装店舗
平均売上高 5,044.0万円
平均営業利益 28.7万円
営業利益率 0.57%
新店・改装店舗
平均売上高 7,964.1万円
平均営業利益 115.8万円
営業利益率 1.45%
いやいやいや・・・。
未改装店舗の平均がこれって、かなりやばいんじゃないでしょうか。
もっと閉店を推し進めた方が良いのでは・・・。
ちょっと風向きが変われば、あっという間に赤字になってしまうのではないかと心配してしまいます。
というか、改装にいくらかかるかわからないですが数百万円以上は投じているのではないかということを考えると、ちょっと投資費用対効果が悪い様な気もします・・・。
パリミキホールディングス(7455)の2023年3月期決算
2023/5/12に、同社の2023年3月期決算が発表されていましたので数値を確認しておきます。
売上高 474.00億円 (前期比 +7.5%)
営業利益 7.32億円 (前期は -5.00億円)
経常利益 12.06億円 (前期比 +586.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.01億円 (前期は -11.08億円)
となっていました。
営業利益率は1.54%と低いですね・・・。
そして期末時点での自己資本比率は73.8%と、前期末より1.5%ダウンしています。
純資産が多すぎるためにROEも低いんですよね・・・。
経営効率改善のために、もっと打てる手を打っておいた方が良いのではないでしょうか。
パリミキホールディングス(7455)のセグメント別業績
同社の決算短信を見ると、
- 日本事業
- 海外事業
の2セグメントで報告がされていました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
日本事業
売上高 418.01億円 (前期比 +6.16%)
営業利益 8.49億円 (前期は -2.87億円)
営業利益率 2.03% (前期より2.76%の改善)
なんとか、黒字化する事が出来たみたいですね。
百貨店に出店している金鳳堂は、売上が10%以上も伸びたとの事でシニア層の消費が回復している可能性が考えられます。
海外事業
売上高 59.12億円 (前期比 +20.06%)
営業利益 -0.38億円 (前期は -2.13億円)
営業利益率 -0.64% (前期より3.69%の改善)
中国は厳しい状況が続いたものの、ベトナムでの事業が大幅に回復している様です。
このベトナムという国、日本の様に長細い国であり、日本にちょっと似たところもあるんじゃないかと思って個人的には注目している国です。
ベトナムでの事業展開に積極的な企業へは投資をしていきたいな、と思っています。
今後も東南アジアで「日本品質」の眼鏡を提供するという事でニーズをうまく捉えることが出来る事を期待しています。
パリミキホールディングス(7455)の2024年3月期業績予想
同社の2024年3月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 483.00億円 (前期比 +1.9%)
営業利益 10.25億円 (前期比 +40.0%)
経常利益 12.10億円 (前期比 +0.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 6.10億円 (前期比 +21.6%)
増収増益の見込みなんですね。
なお、今期は20出店、19退店の見込みとのことです。
今後も引き続き、同社の業績推移に注意していきたいと思います。
パリミキホールディングス(7455)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当3円、期末配当3円で合計6円/株となっています。
同社株式の金曜日の終値は335円でしたので、
予想配当利回り=6/335≒1.79%
という事になりますね。
利回りとしては、今一つな気がしていますが赤字が続いていましたので配当があるだけすごいのかもしれません。
個人的には、配当をセーブしつつ、一時的に大きな損失を出してでも、ちゃんとした経営再建をしてもらいたいところです・・・。
パリミキホールディングス(7455)の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容としては、同社取扱い製品の割引優待カードがいただける、というものです。
この3月末時点からは、優待内容がちょっと変わってしまったので末席株主のshousanshouuoにとっては優待改悪となってしまいました。
内容ですが
3月末、9月末時点での株主を対象としていて
100~299株 10%割引カード 2枚
300株~ 20%割引カード 2枚
を頂けます。
1人だけではなくて、家族・友人も含めて5人まで利用が出来るという事です。
なかなか、家族揃って眼鏡を買う機会も少ない気はしますが・・・。
とっても仲良し家族にとっては日常にある行動なのかもしれません。
【関連記事】
以前の優待カードの券面は、当ブログの以下の記事で紹介しています。
よろしければそちらもご参照下さい。
今週の取引
今週は、決算発表が続いていたこともあって慎重だった投資家も多いのではないでしょうか。
今週の取引ですが、
- 青山商事(8219)
を購入してみました。
紳士服量販店業界は、今後売上が右肩下がりになるとは思いますがその間に次の手を打ってくれるのではないか、という期待からです。
また、
以前の株価からすると半値以下まで落ちている事、
割安である事が購入の決め手となりました。
購入後に、決算発表があったのですが配当も今後は増額が予定されている事もあり、しばらくは保有を継続できるかな、と思っています。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo