目次
- まとめ
- 株式会社TYK(5363)とは
- 株式会社TYK(5363)の2022年3月期決算
- 株式会社TYK(5363)のセグメント別業績
- 株式会社TYK(5363)の2023年3月期業績予想
- 株式会社TYK(5363)の配当利回り
- 株式会社TYK(5363)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社TYK(5363)をご存じでしょうか?
元々は東京窯業として、株式を上場していた企業です。
shousanshouuoは、株式会社TYK(5363)の末席株主です。
今回は「TYK(5363) 2023年3月期業績予想【純利益3%増】を発表」についての記事です。
まとめ
株式会社TYK(5363)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業で、主力事業は耐火物事業です。同社の製品は鉄鋼メーカーや非鉄金属産業に向けて販売されています。
昨日、同社の前期決算発表と今期の業績予想開示がありました。
前期は増収増益での着地となり、今期も同程度の売上、そして純利益は3%程度の成長を見込んでいるという内容でした。
同社の予想配当利回りは、2.56%とまずまずになっています。
製品の営業利益率は、比較的高い状態を維持出来ている事もあり、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社TYK(5363)とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の企業です。
主力事業は、耐火物事業であり鉄鋼メーカーや非鉄金属産業に向けた製品の製造・販売を行っています。
その他、ファインセラミックス、金属マトリックス複合材等の新素材事業も展開しており、高性能なブレーキパッドやディーゼルエンジンのろ過フィルターであるDPF等に用いられる素材・部材の製造と販売も行っています。
同社の歴史
1947年 牛込製粉工場と明知耐火煉瓦株式会社 多治見工場が合併して「東京窯業株式会社」設立。同年、大同製鋼株式会社 多治見炉材工場を買収。
1958年 明知耐火煉瓦株式会社(現:明智セラミックス)を系列化。
1959年 川瀬耐火煉瓦株式会社(現:水野セラミックス)を系列化。
1960年 住吉耐火煉瓦株式会社および国光窯業株式会社(現:U-セラミック)を設立。
1961年 東京証券取引所市場第二部、名古屋証券取引所市場第二部へ上場。
1963年 東窯運送株式会社(現:トーヨー流通サービス)を設立。久田窯業株式会社(現:水野セラミックス)を設立。
1968年 日ノ丸窯業株式会社を系列化。
1974年 東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部へ昇格。
1997年 ISO9001認証取得。
1998年 ISO14001認証取得。
2012年 ものづくり優秀賞を受賞。
株式会社TYK(5363)の2022年3月期決算
昨日、同社から前期決算の発表がありました。
早速、内容を確認しておきましょう。
売上高 259.07億円 (前年同期比 +13.1%)
営業利益 30.92億円 (前年同期比 +48.3%)
経常利益 35.55億円 (前年同期比 +39.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 17.32億円 (前年同期比 +34.8%)
となっていました。
増収増益という結果ですね。
営業利益率は11.94%と高い数値になっています。
そして期末時点での自己資本比率は67.3%で、前年度よりも0.2%ダウンしています。
株式会社TYK(5363)のセグメント別業績
同社の製品は、耐火物をはじめとしたセラミック製品に限られているため、決算短信での報告セグメントとしては、地域別のものが記載されていました。
細かい内容は、以下の通りです。
日本
売上高 225.38億円 (前年同期比 +13.2%)
セグメント利益 32.57億円 (前年同期比 +42.0%)
セグメント利益率 14.45% (前年同期比 +2.93%)
鉄鋼業界の復調もあり、耐火物の需要が増加した様です。
北米
売上高 24.43億円 (前年同期比 +26.3%)
セグメント利益 0.74億円 (前年同期の 187.3倍)
セグメント利益率 3.85% (前年同期比 +3.83%)
こちらも、鉄鋼業界が活況であったため数値は好調であった様ですね。
ヨーロッパ
売上高 31.80億円 (前年同期比 +63.8%)
セグメント利益 1.14億円 (前年同期比 +7.3%)
セグメント利益率 3.59% (前年同期比 -1.89%)
北米や日本と比べて伸び率が高くなっています。
輸送料の関係か、利益率は低めになっていますが・・・。
アジア
売上高 7.93億円 (前年同期比 20.6%)
セグメント利益 1.12億円 (前年同期比 +67.4%)
セグメント利益率 14.19% (前年同期比 +3.97%)
以外にも、国内分よりもセグメント利益率が高いという結果でした。
その他
売上高 12.41億円 (前年同期比 +0.9%)
セグメント利益 0.69億円 (前年同期比 +191.0%)
セグメント利益率 5.57% (前年同期比 +3.64%)
株式会社TYK(5363)の2023年3月期業績予想
同社の2023年3月期通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 260.00億円 (前期比 +0.4%)
営業利益 32.35億円 (前期比 +4.6%)
経常利益 35.55億円 (前期比 -0.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 17.88億円 (前期比 +3.2%)
好調であった、今期の業績とほぼ同程度での推移を見込んでいる様です。
株式会社TYK(5363)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当4円、期末配当4円で合計8円/株となっています。
同社株式の昨日終値は312円でしたので、
予想配当利回り=8/312≒2.56%
という事になりますね。
配当利回りとしては、まずまずと言えるのではないでしょうか。
株式会社TYK(5363)の株主優待
あまり知られていないかもしれませんが、同社は株主優待制度を導入しています。
内容ですが、
3月31日時点で1,000株以上保有していると、QUOカード1,000円分が頂ける
というものです。
そのため、仮に1,000株を保有していた場合は
予想配当+優待利回り=8+1/312≒2.88%
という計算になり、まずまずの利回りとなりそうです。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo