目次
- まとめ
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)とは
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)の2022年3月期決算
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)のセグメント別業績
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)の業績予想
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)の配当利回り
- 有機合成薬品工業株式会社(4531)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
有機合成薬品工業株式会社(4531)をご存じでしょうか?
食品、医薬品、工業製品分野で用いられる原料や中間体の製造・販売を行っている企業です。
shousanshouuoは、有機合成薬品工業の末席株主です。
今回は「有機合成薬品工業(4531) 増収増益となる業績上方修正、増配を発表」についての記事です。
まとめ
有機合成薬品工業株式会社(4531)は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
同社は、食品、医薬品、工業製品分野の3分野へと製品の製造・供給を行っています。
同社の製品は、なかなか一般消費者が意識する事は少ないですが様々な分野に流通している様です。
昨日、同社からは増収増益となる業績予想の上方修正と増配の発表がありました。
さらに、今期は続けて増収増益を予定しており、配当額も増配を続けるという強気の予想まで発表していました。
配当額が予想通りであれば、
予想配当利回り=5/282≒1.77%
という事になり、まずまずの配当利回りが期待できそうですので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
有機合成薬品工業株式会社(4531)とは
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している、東京の企業です。
同社は、食品、医薬品、工業製品分野の3分野へとアミノ酸を中心とした製品の製造・供給を行っています。
様々なものに使用されているんですね。
食品分野:
⇒用途としては、日持ち向上や調味料
グリシンは、最近よく眠れるサプリに含まれている物質ですね。
医薬品分野:
グリシン、イソニアジド、硫酸プロタミンなど
⇒用途としては、輸液製剤、抗ウィルス点眼薬、抗ヘパリン薬、抗結核薬
工業製品分野:
⇒用途としては、電子材料、塗料用原料、合成樹脂用原料
その他、汎用工業製品や化粧品、医薬品の製品受託製造を行っています。
同社の歴史
1947年 「有機合成薬品工業株式会社」創立。
当時は、たばこ香料の生産を目的とした企業だったそうです。
1952年 「グリシン」「イソニアジド」「ニコチン酸アミド」の生産を開始。
1958年 「β-アラニン」「ピンクミン」生産開始。
1960年 「2-ビニルピリジン」生産開始。
1962年 東京証券取引所市場第二部へ上場。
1963年 「トリアセチン」生産開始。
1965年 「硫酸プロタミン」生産開始。
1966年 「ロイシン酸」生産開始。
1967年 「3-シアノピリジン」生産開始。
1968年 「8-ハイドロキシキノリン」生産開始。
1969年 「アミノ酸糖(ユーキス)」生産開始。
1973年 「イミノジ酢酸」生産開始。
1975年 「農薬中間原料」「ピコリン酸」生産開始。
1976年 「C-Pエキス」生産開始。
1977年 「3-アミノピリジン」生産開始。
1978年 「DNA」生産開始。
1985年 「シリコン関連製品」生産開始。
1986年 「4-アミノピリジン」「イソニコチン酸」生産開始。
1996年 「トリフルオロチミジン」生産開始。
2001年 フドステイン「ユーキ」生産開始。
2004年 東京証券取引所市場第一部指定銘柄となる。
2012年 「ジェネリック医薬品用原薬」生産開始。
カタカナの名称が非常に多く、どの物質が何の役に立っているのかまで全て調べ切れてはいませんが、消費者が気付かないうちに同社製品は流通している様です。
有機合成薬品工業株式会社(4531)の2022年3月期決算
昨日、同社の決算発表がありましたので数値を確認しておきましょう。
売上高 123.61億円 (前年同期比 +11.4%)
営業利益 4.13億円 (前年同期比 +89.0%)
経常利益 3.97億円 (前年同期比 +125.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益 2.48億円 (前年同期比 -14.0%)
となっていました。
概ね増収増益ですが、純利益のみ減収となっていました。
営業利益率は3.34%です。
そして期末時点での自己資本比率は52.0%で前年度よりも0.1%ダウンしています。
有機合成薬品工業株式会社(4531)のセグメント別業績
同社の事業は、ファインケミカル事業のみの単一セグメントであるため決算短信には記載がありませんでした。
有機合成薬品工業株式会社(4531)の業績予想
同社の通期業績予想は、昨日リリースされた決算短信に記載されていました。
数値は以下の様になっています。
売上高 130.00億円 (前期比 +5.2%)
営業利益 6.40億円 (前期比 +54.7%)
経常利益 6.10億円 (前年同期比 +53.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3.90億円 (前年同期比 +57.2%)
いずれも増収増益となる、強気の業績予想です。
営業利益は4.92%へとアップする見込みとなっています。
*2022/7/20追記
なお、同社は2022/7/19に40億円の設備増強に関するリリースをしています。
内容については、当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
有機合成薬品工業株式会社(4531)の配当利回り
同社の配当予想は、昨日増額修正となりました。
期末配当3円 ⇒ 4円/株への増額
です。
また、2023年3月期決算における予想配当額は
さらに増額となる5円/株
の予想となっています。
同社株式の昨日終値は282円でしたので、
予想配当利回り=5/282≒1.77%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
有機合成薬品工業株式会社(4531)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、優待の新設等があれば当ブログで紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo