目次
- まとめ
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)とは
- 中期経営計画に関するお知らせ
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の2022年3月期決算
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)のセグメント別業績
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の業績予想
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の配当利回り
- 株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)をご存じでしょうか?
カラオケの「コロッケ倶楽部」を運営している企業です。
ただ、同社の主力事業はカラオケ店舗運営ではなく、介護施設の運営となっています。
shousanshouuoは、ウチヤマホールディングスの末席株主です。
今回は「ウチヤマHD(6059) 中期経営計画発表【25/3月期 売上317億、経常益9.2億円】」についての記事です。
まとめ
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している福岡の企業です。
事業内容としては、介護事業、カラオケ事業、飲食事業、不動産事業、その他事業を営んでいます。
カラオケは「コロッケ倶楽部」という店名で多店舗展開をしていますね。
昨日、同社からは中期経営計画の発表がありました。
今後は、
高齢者介護施設 5施設/年
障がい者支援事業所10事業所/年
カラオケ事業の立て直し
で、2025年3月期には売上高317.49億円、営業利益15.00億円、純利益9.27億円を目指すというものです。
現在は、カラオケ・飲食事業の赤字が目立っていますが本業である介護事業の強化によって同社の優位性が高まれば中期経営計画の数値も達成できる可能性を感じます。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)とは
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している、福岡の企業です。
事業内容としては、介護事業、カラオケ事業、飲食事業、不動産事業、その他事業を営んでいます。
同社の歴史
1971年 不動産販売、賃貸管理を目的として「内山ビル株式会社」設立。
1987年 ビル清掃、ビル管理を目的として「株式会社ハウス二十二」設立。不動産の販売、賃貸管理を目的として「株式会社アメニティー」設立。
1990年 ホテル事業を運営する「有限会社サイトウ」を買収。
1991年 カラオケ事業の1号店となる「コロッケ倶楽部黒崎店」開店。
1995年 飲食店舗運営の目的で「株式会社ゼンコーポレーション」設立。飲食事業の1号店となる「酒膳房然」開店。
2003年 介護付有料老人ホーム及びデイサービス併設施設「さわやかパークサイド新川」を開所。
2004年 介護事業を新設分割して「株式会社さわやか倶楽部」設立。
2006年 株式移転により「株式会社ウチヤマホールディングス」設立。
2012年 大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。
2013年 東京証券取引所市場第二部へと市場変更。
2014年 東京証券取引所市場第一部指定銘柄へ昇格。タイでの飲食1号店「かんてきやスクンビット店」を開店。
2015年 障がい者支援事業所・放課後等デイサービス「さわやか愛の家」を開所。
2016年 「さわやか訪問看護ステーション八幡」を開所。
2018年 インドネシアに合弁会社を設立し、日本語教育に特化した職業訓練校を開校。
中期経営計画に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を確認しておきましょう。
2022/4月 ⇒ 2025/3月
までの中期経営計画であり、
基本方針としては、
を行う事で、2025/3月期には、
売上高 317.49億円
営業利益 15.00億円
純利益 9.27億円
を目指すというものです。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の2022年3月期決算
なお、2022/5/12には、同社の決算短信が発表されていましたのでその内容についても確認しておきましょう。
売上高 249.58億円 (前年同期比 +4.9%)
営業利益 -5.29億円 (前年同期は -10.85億円)
経常利益 -1.69億円 (前年同期は -6.16億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -6.50億円 (前年同期は -22.31億円)
となっていました。
増収を果たし、赤字も縮小していますね。
営業利益率は-2.12%です。
そして期末時点での自己資本比率は42.1%で前年度より3.9%ダウンしています。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 介護事業
- カラオケ事業
- 飲食事業
- 不動産事業
- その他
のセグメントで報告がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
介護事業
売上高 205.53億円 (前年同期比 +2.7%)
セグメント利益 13.02億円 (前年同期比 -12.9%)
セグメント利益率 6.34% (前年同期比 -1.14%)
障がい児通所支援事業放課後等デイサービスを2事業所
介護付有料老人ホームを4か所
を新規開設した事で、営業拠点は116か所、196事業所となっています。
既存施設の平均入居率も92.3%と安定していますね。
カラオケ事業
売上高 27.70億円 (前年同期比 -12.6%)
セグメント利益 -9.87億円 (前年同期は -12.71億円)
セグメント利益率 -35.63% (前年同期比 +4.47%)
ロックダウンが大きく影響しています。
5店舗の退店があったため、前期末時点での店舗数は83店舗となりました。
今後の動向次第ではありますが、更に退店を決断する必要があるかもしれませんね。
飲食事業
売上高 3.01億円 (前年同期比 -23.0%)
セグメント利益 -1.55億円 (前年同期は -2.27億円)
セグメント利益率 -51.56% (前年同期比 +7.98%)
2店舗の退店があったため、売上高は減少しています。
ただ、赤字幅も縮小となっていますね。
残り11店舗の営業状況も厳しい状態が続きそうではありますが、好転を期待したいです。
不動産事業
売上高 12.07億円 (前年同期比 +658.8%)
セグメント利益 2.84億円 (前年同期比 +820.3%)
セグメント利益率 23.59% (前年同期比 +4.27%)
手元資金確保のために、同社が保有していた不動産を売却した事で売上高は大幅に伸長しています。
その他事業
売上高 1.65億円 (前年同期比 +38.3%)
セグメント利益 -1.18億円 (前年同期は -1.03億円)
セグメント利益率 -71.57% (前年同期比 +14.70%)
ホテル事業や、インドネシアでの職業訓練事業の業績が含まれている様です。
厳しい結果が続いていますね。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の業績予想
2023年3月期通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 279.03億円 (前期比 +11.8%)
営業利益 1.49億円 (前期は -5.29億円)
経常利益 2.85億円 (前期は -1.69億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.42億円 (前期は -6.50億円)
増収かつ黒字転換の予想という事ですね。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の配当利回り
2023年3月期の配当予想は未定となっているのですが、昨日発表された中期経営計画では、
安定配当10円/年
との記載がありました。
そこで、仮に期末配当10円/株となった場合を計算してみます。
同社株式の昨日終値は284円でしたので、
予想配当利回り=10/284≒3.52%
という事になりますね。
ちょっと無理をした配当という事になりそうですが、利回りとしては高めの水準です。
株式会社ウチヤマホールディングス(6059)の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容は、
3月末日時点で、400株以上の株主にお米券 5kg分を贈呈
するというものです。
お米券は、1枚440円分として利用が可能ですので、
予想配当+優待利回り=10+5.5/284≒5.46%
という計算になりそうです。
そうすると、高利回りになりますね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo