ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社SCAT(3974)をご存じでしょうか?
かつては、「TBC SCAT」という社名であった企業で、美容サロンに関連した事業を展開しています。
shousanshouuoは、株式会社TBCSCAT(3974)の末席株主です。
今回は
「SCAT(3974) 増配と株主優待制度廃止を発表【年間配当9.5⇒12円へ増配に!!】」
についての記事です。
まとめ
株式会社SCAT(3974)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している栃木の企業です。
事業内容としては
- 美容ICT事業
- ビジネスサービス事業
- 介護サービス事業
- その他事業
を提供しています。
昨日、同社からは年間配当9.5円⇒12円への増配
と株主優待制度廃止のお知らせ
がリリースがされました。
株主平等という原則から、株主優待制度は廃止となる様です。
ちょっと残念ですが、業績連動型配当で株主への直接還元を重視する意向であるとのことでした。
以前よりも少しずつ配当額がアップしている企業ですので、
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社SCAT(3974)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、栃木の企業です。
事業内容としては
- 美容サロン向けICT事業
- 中小企業向けビジネスサービス事業
- 介護サービス事業
を提供しています。
同社は、経済産業省の定める「DX認定事業者」や、
同省のIT導入補助金2023の「IT導入支援事業者」に採択されています。
また、中小企業等経営強化法に基づいた「経営革新等支援機関」にも認定されており、
お客さんから選ばれやすい理由も、ちゃんとありそうですね。
同社の歴史
同社については、以前に当ブログで記事にしていた事があります。
歴史等に関してはその記事でまとめていますので、宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社SCAT(3974)
配当予想の修正(増配)並びに株主優待制度廃止に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
配当予想の修正
株主平等の原則という観点から、今年度より株主優待制度を廃止し、
配当による直接的な利益還元の増額に努める、とのことでした。
その結果、今期は
中間配当 4.50円 ⇒ 6.00円
期末配当 5.00円 ⇒ 6.00円
へと増額で、年間配当は9円⇒12円へと増額の見込みとなっています。
同社株式の昨日終値は495円でしたので、
予想配当利回り=12/495≒2.42%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
株主優待制度の廃止
同社からは、以前にQUOカードを頂いていましたが今年度から優待は廃止ということになるそうです。
ちょっと残念ではありますが、QUOカード優待の宿命ですね。
配当が増えるので、それで我慢しようと思います。
【関連記事】
同社から先日頂いたQUOカードは、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社SCAT(3974)の2024年10月期1Q決算
昨日、同社の2024年10月期第一四半期決算がリリースされていました。
早速、内容を確認しておきましょう。
売上高 6.74億円 (前年同期比 +3.9%)
営業利益 0.44億円 (前年同期比 +7.2%)
経常利益 0.47億円 (前年同期比 +10.4%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.29億円 (前年同期比 -9.8%)
となっていました。
事業そのものは増収増益となっていますが、
前期に計上した特別利益の家賃免除益873万円分が剥落した影響で純利益は減少してしまっていました。
本業が堅調なのは、安心できる材料と言えるのではないでしょうか。
営業利益率は6.55%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は65.4%で、前期末より3.4%アップしています。
【関連記事】
旧社名時代の業績は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社SCAT(3974)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 美容ICT事業
- ビジネスサービス事業
- 介護サービス事業
- その他事業
に分かれて記載されています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
美容ICT事業
売上高 4.10億円 (前年同期比 +7.79%)
セグメント利益 0.31億円 (前年同期比 +6.37%)
セグメント利益率 7.72% (前年同期より0.10%悪化)
受注は好調であり、IT導入補助金の採択も追い風となっている様です。
今後は、そこからさらにストック型ビジネスへと移行する顧客をゲットする事で、
課金型ビジネスの売上も徐々に牽引されることを期待できるのではないでしょうか。
ビジネスサービス事業
売上高 0.79億円 (前年同期比 +4.93%)
セグメント利益 0.04億円 (前年同期は -0.01億円)
セグメント利益率 5.96% (前年同期より8.34%改善)
中小企業の会計経理関連のバックヤード業務の請負をしている様です。
コアとなっているのは会計サービスが、増収増益になっているようです。
中でも、顧客からの口コミが集客につながっていることや、
地銀・士業からの新規紹介も増加したとのことでした。
介護サービス事業
売上高 1.79億円 (前年同期比 -4.03%)
セグメント利益 0.04億円 (前年同期比 -55.16%)
セグメント利益率 2.70% (前年同期より3.07%悪化)
介護付き有料老人ホームを3施設運営しています。
空室が増加したことで、やや減収となってしまいました。
また、食材や光熱費等のコストアップが影響して利益が減少しています。
その他事業
売上高 0.05億円 (前年同期比 +0.0%)
セグメント利益 0.02億円 (前年同期比 +22.04%)
セグメント利益率 51.23% (前年同期より9.25%改善)
こちらは、主にリース取引に関する会計基準に基づいた賃貸収入の様ですね。
株式会社TBCSCAT(3974)の
2024年10月期通期業績予想・進捗率
同社の2024年10月期の通期業績予想と、1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 28.04億円 (前期比 +2.3%、進捗率 24.04%)
営業利益 2.43億円 (前期比 +6.8%、進捗率 18.11%)
経常利益 2.43億円 (前期比 +5.4%、進捗率 19.34%)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.60億円 (前期比 +1.6%、進捗率 18.13%)
増収増益の見込みですね。
利益面ではやや進捗率が低めで推移していますが
売上高は予想通りに達成も可能そうです。
今後利益率が向上する確度の高い情報があるのでしょうか・・・。
このまま業績の推移を見守りたいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo