ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)をご存じでしょうか?
元々はアピタ・ユニー系列のアパレル企業だったのですが、現在はillusie300という300円均一ショップの売上がどんどん伸びている企業です。
shousanshouuoは、パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の末席株主です。
今回は「パレモHD(2778) 2024年2月期の中間・通期業績予想を修正【売上高微減も、利益水準は予想を超過!】」についての記事です。
まとめ
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場へと上場している、愛知の企業で、旧ユニー系のアパレル企業です。
前期までに、アパレル店舗はかなりのペースで退店を続けていましたが、ようやく店舗数が増加に転じてきたところです。
雑貨事業も好調に推移しているため、
全社売上高は微減に留まる見込みとなっています。
昨日、同社からは2024年2月度の中間・通期業績予想の修正がリリースされました。
通期売上高は予想比で-1.2%となるものの、
営業利益はプラス0.15億円、経常利益もプラス0.15億円、純利益はプラス1.85億円に上振れする見込みと発表されました。
利益剰余金のマイナスが解消されて復配、優待再開となる事を期待しながら、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)とは
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、
東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場へと上場している愛知県の企業です。
2023/8/20時点では合計店舗数が285店舗となっています。
2024年2月期でカウントすると、11出店、9退店と、
店舗数はほぼ均衡圏で推移しており、ハイペースの退店は一服しています。
事業再構築中ですが、ここからは売上・利益を向上させる施策が徐々に実を結ぶ時期に来ているのではないでしょうか。
同社の歴史
同社の歴史や、中期経営計画に関しては、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
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パレモ・ホールディングス株式会社(2778)
連結業績予想の修正に関するお知らせ
[rakuten:stylife:14013039:detail]
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を確認してみましょう。
2024年2月度中間連結業績予想数値の修正
前回予想 今回発表予想
売上高 86.50億円 ⇒ 84.12億円 (増減率 -2.8%)
営業利益 4.45億円 ⇒ 4.54億円 (増減率 +2.0%)
経常利益 4.30億円 ⇒ 4.37億円 (増減率 +1.6%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.10億円 ⇒ 5.08億円 (増減率 +23.9%)
となっています。
新型コロナウィルス感染症が5類へと移行してから経済・社会活動の正常化が進んだことでアパレル需要が増加したこと、猛暑であったために春物や夏物が好調に推移したとのことです。
また、これまで同社の成長に寄与していた雑貨事業に関しては、巣ごもり需要の反動減ということもあって、やや苦戦していたみたいです。
純利益の増額分が目立っているのは、店舗賃貸借契約の変更に伴う補償で特別利益が計上される、ということが影響しているみたいです。
2024年2月度通期連結業績予想数値の修正
前回予想 今回発表予想
売上高 169.00億円 ⇒ 167.00億円 (増減率 -1.2%)
営業利益 6.35億円 ⇒ 6.50億円 (増減率 +2.4%)
経常利益 6.05億円 ⇒ 6.20億円 (増減率 +2.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.65億円 ⇒ 7.50億円 (増減率 +32.7%)
でした。
下半期の数字については、当初予想と同じ規模の売上推移を見込む一方で、上半期の利益上振れ分を考慮した利益率を当てはめ、数値を見直したものとなっていいます。
こちらも、純利益の増額分のうち1.85億円は店舗賃貸借契約の変更に伴う補償で特別利益が計上される、ということみたいです。
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残念ながら、同社の2024年2月期通期業績予想は未達となった可能性があります。その件については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
2024年2月期1Q決算
2023/6/27に、同社から2024年2月期第一四半期決算のリリースがありました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 40.60億円 (前年同期比 -13.1%)
営業利益 1.88億円 (前年同期比 +9.4%)
経常利益 1.80億円 (前年同期比 +8.8%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 1.74億円 (前年同期比 +14.0%)
となっていました。
減収となるも増益という結果です。
営業利益率は4.66%で、前期よりも上昇しています。
そして1Q末時点での自己資本比率は16.2%と、前期末から2.1%の改善を認めています。
棚卸資産回転期間は、前期よりも11.3日ほど延長しているのですが、その一方で仕入債務回転期間も13.7日程度延長したため、
キャッシュコンバージョンサイクルの差はわずかでした。
なので、現金の回収期間はあまり影響がない状態ということです。
小売業にとっては、売上と支払いまでの期間が伸びていた方が手元資金に余裕も出て資金繰りは楽になるはずですから、良い変化ではないかと思います。
今後は、収益改善に向けて大株主である西松屋チェーン(7545)との協業も含めて更なるアクションを期待したいところです。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
セグメント別業績
同社のセグメント別業績は、決算短信に記載がなく、
品目別売上高状況も記載がありませんでした。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の配当利回り
[rakuten:stylife:13996014:detail]
同社は、現在業績の早期回復に向けて事業の再構築を推進している真っ最中です。
そのため、今期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
利益剰余金は、1Q末時点でマイナス9.37億円に縮小していますが、
こちらが解消されるまで復配は難しそうです。
業績の回復を気長に待ちたいと思います。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の株主優待
同社はかつて株主優待制度を導入していましたが、2022/6/28に
「株主優待制度の一時休止に関するお知らせ」
がリリースされており、現在は凍結状態となっています。
ちなみに、それまでの優待内容ですが、
2月20日時点で300株以上の株主に対して、
1,000円分のQUOカードを贈呈
するというもので、同社の株価を考えるとそれなりに高い利回りの優待でした。
また、業績回復に伴って再開となる日を期待したいものですね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo