ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

パレモHD(2778) 2023年2月度月次売上を開示【大量退店も年間売上高は予想を超過】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)をご存じでしょうか?
元々はアピタ・ユニー系列のアパレル企業だったのですが、現在はillusie300という300円均一ショップの売上がどんどん伸びている企業です。
shousanshouuoは、パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の末席株主です。

今回はパレモHD(2778) 2023年2月度月次売上を開示【大量退店も年間売上高は予想を超過】」についての記事です。

 

まとめ


www.youtube.com

 

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、東京証券取引所スタンダード市場名古屋証券取引所メイン市場へと上場している、愛知の企業で、旧ユニー系のアパレル企業です。

現在、アパレル店舗はかなりのペースで退店を続けていますが、
雑貨事業は比較的好調に推移しているため、
全社売上高は微減に留まっています。

2023年2月度の月次売上が開示され、
通期売上高は前期比で99.1%で通期予想を上回った
と発表されました。

利益剰余金のマイナスが解消されて復配、優待再開となる事を期待しながら、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)とは

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、
東京証券取引所スタンダード市場名古屋証券取引所メイン市場へと上場している愛知県の企業です。

2023/2/20時点では合計店舗数が283店舗とに縮小しています。

2023年2月期からは新規で6店舗の出店、103店舗の退店と、1年前からみると全体の27.1%の店舗で退店となっています。

事業再構築に向けて必死に取り組んでいることが伝わります。

同社の歴史

同社の歴史や、中期経営計画に関しては、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。

【関連記事】

shousanshouuo.hatenablog.com

 

パレモ・ホールディングス株式会社(2778) 
株式会社パレモの月次売上高前年比情報に関するお知らせ

[rakuten:stylife:13853645:detail]

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

内容を確認してみましょう。

2023年2月度

全社売上高 前年比103.7%
全社客数  前年比103.1%
全社客単価 前年比100.6%

という結果になっています。

既存店のみ

で計算をすると、

売上高 前年比117.5%
客数  前年比102.7%
客単価 前年比114.4%

と好調な業績になっているのがよく分かりますね。

通年では、

全社売上高 前年比  99.1%
全社客数  前年比108.0%
全社客単価 前年比  91.7%

という結果になっています。

ですので、同社の通期売上高は177.46億円程度で着地したことが予想されますね。

通期業績予想が174億円でしたので、2%程度のアップという事になります。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
2023年2月期3Q決算


www.youtube.com

2022/12/27に、同社から2023年2月期第三四半期決算のリリースがありました。
数値を確認しておきましょう。

売上高             132.80億円 (前年同期比 +2.4%)
営業利益             4.42億円 (前年同期は -6.82億円)
経常利益             4.97億円 (前年同期は -6.91億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.22億円 (前年同期は -10.96億円)

となっていました。
増収増益で黒字をキープという結果です。

営業利益率は3.33%で、中間期末よりも少し低下しています。
そして3Q末時点での自己資本比率は12.0%と、前年同期から7.8%の改善を認めています。

新たな取り組みとしては、EC発のZ世代向けブランド「NOEMIE」の立ち上げリアル店舗の出店を行っています。
こちらのブランドが大きく育ってくれることを期待したいですね。


棚卸資産回転期間は、前期よりも1.6日ほど延長
しているのですが、その代わりに仕入債務回転期間が4.6日程度延長したため、キャッシュコンバージョンサイクルが1.7日程度短縮しています。

すなわち、現金の回収期間が短縮しているということですね。
小売業にとっては、売上と支払いまでの期間が伸びていた方が手元資金に余裕も出て資金繰りは楽になるはずですから、良い変化ではないかと思います。

今後は、収益改善に向けて大株主である西松屋チェーン(7545)との協業も含めて更なるアクションを期待したいところです。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
セグメント別業績

[rakuten:stylife:13806548:detail]

同社のセグメント別業績は、決算短信に記載がなく、
品目別売上高状況も記載がありませんでした。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高              174.00億円 (前期比 -2.8%、進捗率 76.32%)
営業利益            4.50億円 (前期は -7.09億円、進捗率 98.22%)
経常利益            5.00億円 (前期は -6.74億円、進捗率 99.40%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.90億円 (前期は -13.93億円、進捗率 86.12%)

アパレル店舗の大量閉店を推し進めているにも関わらず、
売上高はほぼ昨年並みを維持するという予想になっています。
雑貨部門が強くなっているのでしょうね。

ちょっと強気かな、と思っていましたが

前述の通り、通期売上高は177億円程度になったと思われますので会社予想を若干上回る結果での着地となりそうです!

 

利益水準に関しては十分に上振れが期待出来そうだと思っていたのですが、中間期末から3Q末で利益がほとんど伸びていない事を考えると、おおむね予想通りの業績で落ち着く可能性もありそうです。

【関連記事】

同社の2024年2月期の中間決算・通期決算の上方修正については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
配当利回り

同社は、現在業績の早期回復に向けて事業の再構築を推進している真っ最中です。

そのため、今期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。

利益剰余金は、3Q末時点でマイナス12.51億円でしたので
こちらが解消されるまで復配は難しそうです。
業績の回復を気長に待ちたいと思います。

パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
株主優待

同社は、かつて株主優待制度を導入していましたが2022/6/28に

株主優待制度の一時休止に関するお知らせ」

がリリースされており、現在は凍結状態となっています。

 

ちなみに、それまでの優待内容ですが、
2月20日時点で300株以上の株主に対して、

1,000円分のQUOカードを贈呈

するというもので、同社の株価を考えるとそれなりに高い利回りの優待でした。

また、業績回復に伴って再開となる日を期待したいものですね。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo