ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)をご存じでしょうか?
かつての鈴丹と言ったら分かる方もおられるかもしれませんね。
元々はアピタ・ユニー系列のアパレル企業だったのですが、
現在はillusie300という300円均一ショップの売上がどんどん伸びている企業です。
shousanshouuoは、パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の末席株主です。
今回は
「パレモHD(2778) 2024年2月の月次売上高を発表【売上高は160億円程度と、予想以下で着地の模様】」
についての記事です。
まとめ
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、
東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場へと上場している愛知の企業で、旧ユニー系のアパレル企業です。
前期までに、アパレル店舗はかなりのペースで退店を続けていましたが、それも一服したところです。
雑貨事業も好調に推移しているため、
全社売上高は微減に留まる見込みとなっていましたが、
昨日発表された月次売上の前年比数値を確認すると、
全社売上高は、91.3%に留まっていました。
業績予想では95.4%程度を見込んでいたため、売上未達
となった可能性が高いです。
利益水準がどうなったかはまだ分かりませんので、決算発表を待ちつつ、
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
【関連記事】
2024年2月期通期決算の結果については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)とは
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)は、
東京証券取引所スタンダード市場と名古屋証券取引所メイン市場へと上場している愛知県の企業です。
2024/2/20時点では合計店舗数が277店舗となっています。
2024年2月通期でカウントすると、17出店、23退店と、
店舗数は微減程度で推移しており、ハイペースの退店は一服しています。
店舗数は減少していますが、客単価は上昇している様ですね。
コストアップに対して値上げで対応することが出来ているのではないかと思われます。
同社の歴史
同社の歴史や、中期経営計画に関しては、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
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パレモ・ホールディングス株式会社(2778)
(株)パレモの月次売上高前年比情報に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を確認してみましょう。
100%子会社である(株)パレモの月次売上高前年比ですが、
2月度は、
2月度全社
売上高 93.4%
客数 87.7%
客単価 106.5%
2月度既存店
売上高 97.3%
客数 87.4%
客単価 111.3%
という結果でした。
冬物の消化と、春物商品の動きが好調であったとのことですね。
通期で計算した数値では、
通期全社
売上高 91.3%
客数 88.5%
客単価 103.1%
通期既存店
売上高 97.5%
客数 87.1%
客単価 112.0%
となっていました。
全体的に苦戦、といった印象をうけますね。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
2024年2月期1Q決算
2023/6/27に、同社から2024年2月期第一四半期決算のリリースがありました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 40.60億円 (前年同期比 -13.1%)
営業利益 1.88億円 (前年同期比 +9.4%)
経常利益 1.80億円 (前年同期比 +8.8%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 1.74億円 (前年同期比 +14.0%)
となっていました。
減収となるも増益という結果です。
営業利益率は4.66%で、前期よりも上昇しています。
そして1Q末時点での自己資本比率は16.2%と、前期末から2.1%の改善を認めています。
棚卸資産回転期間は、前期よりも11.3日ほど延長しているのですが、その一方で仕入債務回転期間も13.7日程度延長したため、
キャッシュコンバージョンサイクルの差はわずかでした。
なので、現金の回収期間はあまり影響がない状態ということです。
小売業にとっては、売上と支払いまでの期間が伸びていた方が手元資金に余裕も出て資金繰りは楽になるはずですから、良い変化ではないかと思います。
今後は、収益改善に向けて大株主である西松屋チェーン(7545)との協業も含めて更なるアクションを期待したいところです。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
セグメント別業績
同社のセグメント別業績は、決算短信に記載がなく、
品目別売上高状況も記載がありませんでした。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の
2024年2月期通期業績予想
売上高 167.00億円 (増減率 -1.2%)
営業利益 6.50億円 (増減率 +2.4%)
経常利益 6.20億円 (増減率 +2.5%)
親会社株主に帰属する当期純利益 7.50億円 (増減率 +32.7%)
でした。
下半期の数字については、当初予想と同じ規模の売上推移を見込む一方で、上半期の利益上振れ分を考慮した利益率を当てはめ、数値を見直したものとなっていいます。
こちらも、純利益の増額分のうち1.85億円は店舗賃貸借契約の変更に伴う補償で特別利益が計上される、ということみたいです。
【関連記事】
同社の2023年2月期3Q決算については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の配当利回り
同社は、現在業績の早期回復に向けて事業の再構築を推進している真っ最中です。
そのため、今期の配当予想は、残念ながらゼロ円/株となっています。
利益剰余金は、3Q末時点でマイナス5.27億円に縮小していますが、
こちらが解消されるまで復配は難しそうです。
業績の回復を気長に待ちたいと思います。
パレモ・ホールディングス株式会社(2778)の株主優待
同社はかつて株主優待制度を導入していましたが、2022/6/28に
「株主優待制度の一時休止に関するお知らせ」
がリリースされており、現在は凍結状態となっています。
ちなみに、それまでの優待内容ですが、
2月20日時点で300株以上の株主に対して、
1,000円分のQUOカードを贈呈
するというもので、同社の株価を考えるとそれなりに高い利回りの優待でした。
また、業績回復に伴って再開となる日を期待したいものですね。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo