ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

コナカ(7494) 上場維持基準の適合に向けた計画の進捗を発表【オーダースーツ事業の急成長に期待】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆さんは、最近紳士服量販店へ足を運んだことはあるでしょうか?
ここ数年では、テレワークの影響等もあってスーツの販売は低迷しており、紳士服量販店でもヒットしていたのはパジャマスーツの様なものぐらいだったのではないでしょうか。
そのためか、紳士服量販店はいずれも苦戦している印象があります。
株式会社コナカ(7494)も例外ではなく、ここしばらく赤字決算が続いています。
コナカの場合は本業が不振だっただけでなく、サマンサタバサジャパンリミテッド(7829)が不振だった事が大きく足を引っ張っているという、さらに苦しい状況にあります。

そして、shousanshouuoは株式会社コナカ(7494)の末席株主です。

 

今回は「コナカ(7494) 上場維持基準の適合に向けた計画の進捗を発表【オーダースーツ事業が急成長】」についての記事です。

まとめ


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株式会社コナカ(7494)は、

東京証券取引所プライム市場へ上場している神奈川の企業で、紳士服量販チェーンでは第3位の企業です。

 

昨日、同社からは上場維持基準の適合に向けた計画の進捗が発表され、足元の業績が回復していることと、ーダースーツ事業が好調であること、今後はオーダースーツ事業へと傾注することが記載されていました。

 

また、その一方で郊外店舗等の退店や転貸を進めることで売り場面積を縮小し、効率よく稼ぐ方針を目指すのかな、という印象を受けました。

 

上場維持基準を満たすためには、単純に株価が2倍にならなくてはならないので道のりは険しいとしか言えないのですが、

今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社コナカ(7494)とは


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東京証券取引所プライム市場へ上場している、神奈川の企業です。

店舗を利用された事がある方も多いかもしれませんが、紳士服量販チェーンでは第3位の企業です。

同社の歴史

1952年 神戸市で洋服店を開設。
1954年 「神戸百貨株式会社」を設立。職域への洋服の月賦訪問販売事業を開始。
1958年 「一文字屋」の屋号で名古屋営業所を開設。
1959年 「一文字屋」の屋号で東京営業所を開設。
1960年 「神戸百貨株式会社」と「一文字屋」が統合し、「日本テーラー株式会社」に社名変更。
1961年 大阪本社が完成。広島支店を開設。
1962年 北九州支店を開設。
1963年 仙台支店、札幌支店を開設。
1964年 東京営業所→東京事務所へ昇格。
1966年 松山支店を開設。
1970年 オリジナルブランド「HAPPY CALL」を発売。旭川から鹿児島まで62支店体制を確立する。
1973年 「株式会社新紳」を設立。店舗販売を開始。
1978年 初の郊外型大型店を開設。
1981年 「紳士服コナカ」の屋号1号店を開店。
1984年 「株式会社コナカ」に商号変更。
1986年 店舗数50店舗を達成。
1989年 CI導入、POSシステム全店への導入。
1991年 新本社ビル竣工。
1992年 店舗数200店舗を達成。
1994年 形状記憶スーツ「プレメス」を発売。
1996年 店頭登録銘柄として、株し後悔を果たす。「消臭スーツ」を発売。
1997年 東京証券取引所市場第二部へ上場。
1999年 「軽涼スーツ」「丸洗いスーツ」を発売。
2000年 東京証券取引所市場第一部へ昇格。
2001年 ツープライスショップ「スーツセレクト21」を開店。
2003年 「株式会社フタタ」と業務資本提携を締結。インターネット通販を開始。
2005年 「株式会社フタタ」株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。
2006年 「株式会社フタタ」と株式交換により経営統合
2007年 「スーツセレクト21」をリニューアルし「SUIT SELECT」を開店。
2008年 「株式会社フィットハウス」の第三者割当増資を引き受け子会社化。
2010年 子会社の「株式会社アイステッチ」がリユース事業1号店として「どんどんダウンオンウェンズデイ」を出店。
2012年 バンコクに「SUIT SELECT」1号店を開店。
2013年 新FC事業1号店として「かつや」「シューラルー」を出店。
2014年 国内外の「SUIT SELECT」が100店舗達成。
2015年 教育事業のFC1号校として「Kids Duo」を開設。
2019年 「株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド」と業務資本提携し、持分法適用会社とする。
2020年 「株式会社フタタ」を吸収合併。「株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド」が「フィットハウス」を吸収合併し、連結子会社となる。DIFFERENCE店舗を百貨店へ本格出店開始。

株式会社コナカ(7494) 上場維持基準の適合に向けた計画に基づく進捗状況について

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

 

内容としては、2022年9月期の振り返りと中期経営計画の進捗状況を伝えてくれる内容でした。

 

流通時価総額が上場維持基準を満たすためには単純に株価が2倍にならなくてはならない

 

という事ですので道のりは険しそうですがスーツ事業の直近の業績が回復してきていることと、オーダースーツ事業が急成長していることを鑑みると、中長期的には株価も一定水準までは回復してくれるかもしれません。

今後の出退店計画を見る限りでは、百貨店内外へのDIFFERENCE店舗を中心に今期中で20店舗の出店が計画されています。

株式会社コナカ(7494)の2022年9月期決算

同社の前期決算は2022/11/14にリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。

 

売上高             631.74億円
営業利益            -32.55億円
経常利益            -21.93億円
親会社株主に帰属する当期純利益 -32.31億円

 

となっていました。

「収益認識に関する会計基準」適用のために、前期との比較数値は算出されていませんでしたが、前期に続いて大幅な赤字決算でした・・・。

営業利益率は-5.15%です。
そして前期末時点での自己資本比率は35.2%で、前年度よりも4.5%ダウンしています。

株式会社コナカ(7494)のセグメント別業績

[rakuten:konaka:10031058:detail]

同社の決算短信では、

  • ファッション事業
  • フードサービス事業
  • 教育事業

に分かれて記載がされていました。
それぞれの数値を確認しておきます。

ファッション事業

売上高               606.19億円 (前期比 +8.16%)
セグメント利益 -32.92億円 (前期は -78.94億円)
セグメント履歴率   -5.43% (前期より8.66%改善)

 

足元での月次業績は改善を認めているものの、2019年9月期の業績には及ばず・・・というところですね。

オーダースーツ事業のみが好調な業績を上げているみたいですが、まだ全体の売上からすると比率は小さい状況です。

コロナ禍を経て、いいスーツを大事な時に着るという需要が掘り起こされたのは業界にとって良かった点と言えそうですが、一度拡大した店舗網をどうするか・・・は今後の検討課題ですね。

 

コナカでは、売り場面積を縮小した部分への転貸という形で、

への転貸を実施しています。
AOKIホールディングスみたいに、不動産事業での収入がいずれ一セグメントとして開示される日も遠くないかもしれません。

フードサービス事業

売上高               17.13億円 (前期比 +0.12%)
セグメント利益   0.15億円 (前期比 -62.5%)
セグメント履歴率   0.88% (前期より1.46%悪化)

 

「かつや」フランチャイジーとして運営しているみたいです。
郊外型店舗の撤退後の用地転用等でしょうか。

今後、少しずつ利益率が改善することを期待したいですね。

教育事業

売上高                  8.41億円 (前期比 +1.57%)
セグメント利益   0.22億円 (前期比 -21.43%)
セグメント履歴率   2.62% (前期より0.76%悪化)

 

児童発達支援スクール「コペルプラス」の展開を開始しています。

神奈川・静岡両県でのエリアフランチャイザーとして13店舗の展開が予定されている様です。

コナカの売り場面積を縮小して、空いた店舗区画に出店するという形が多いみたいです。

株式会社コナカ(7494)の2023年9月期通期業績予想

同社の通期業績予想は以下の様になっています。

 

売上高            720.11億円 (前期比 +14.0%)
営業利益            5.31億円 (前期は -32.55億円)
経常利益             12.13億円 (前期は -21.93億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.77億円 (前期は -32.31億円)

 

久しぶりに黒字転換の予想なんですね。

業績計画を確認すると、コナカ事業は赤字が継続するみたいですが、
SUIT SELECTとDIFFERENCEで黒字を確保する計画となっています。

あとは、サマンサタバサの業績次第・・・ですかね。

サマンサタバサもそろそろなんとかしないと、コナカ本体の社員さんの不満は溜まっていきそうです・・・。

株式会社コナカ(7494)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当10円、期末配当10円で合計20円/株となっています。
同社株式の昨日終値は334円でしたので、

 

予想配当利回り=20/334≒5.99%

 

という事になりますね。

同社は、安定配当を意識しているためか、ここ数年の赤字でも配当を出してくれていました。こういうの、個人的には反対なんですけどね。

そこに費やすお金があるなら、もっと業績立て直しのためにお金を使って欲しいと思ってしまいます。

株式会社コナカ(7494)の株主優待

同社は、株主優待制度を導入しています。

 

内容ですが、毎年3/31、9/30時点での株主に対して株主優待割引券を贈呈するというものです。

贈呈される枚数は、保有する株式数によって以下の様になっています。

 

100~999株    3枚
1,000~2,999株 5枚
3,000株~        10枚

 

この優待割引券ですが、
紳士服コナカ、紳士服フタタ、SUIT SELECT、FUTATA THE FLAG、DIFFERENCEの店舗で利用が可能なものとなっており、
お会計から20%割引を受けることが出来ます。

【関連記事】

実際に届いた優待券の券面は、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

昨日の取引

昨日も、いただいた配当金と自己資金で年末の投資を行いました。

を購入しています。

北陸電気工事(1930)は、割安感が強いことと業績が比較的安定していることもあって購入しています。中長期的に保有出来れば、と思う銘柄です。

海帆(3133)に関しては、半ばギャンブルですね(笑)。

 

年末ジャンボを買うよりは夢があるかな、と。
優待権利確定に向けてジワジワと上昇してくれる可能性もありますし、そろそろ飲食業界も客足が戻ってきてくれる事を期待しての買いでした。

【関連記事】

その後、ありがたいことに海帆(3133)はどんどん株価が上昇してくれています。

その上、株主優待券も利用しやすくしてくれるという案内がありました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

また、アヤシイ値動きをしていた

を売却して、少しお小遣いを稼ぎました。
また、経過をみて値下がりしてきたら再購入も検討しようかと思います。

【関連記事】

日本精密(7771)は、2024/2月に再購入してみています。

再購入の経緯については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo