ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

中央経済社HD(9476) 中間業績予想の上方修正【売上高+12.4%、営業利益 2.29倍、純利益 2.85倍】

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社中央経済社ホールディングス(9476)という、ちょっとお堅めの出版社をご存じでしょうか?
中央経済社からは、経営、会計、商業、ビジネス・実用、経済、法律、税務などに関連した実務書や自己啓発本が出版されています。
shousanshouuoは、中央経済社ホールディングスの末席株主です。
今回は中央経済社HD(9476) 中間業績予想の上方修正【売上高+12.4%、営業利益 2.29倍、純利益 2.85倍】」についての記事です。

まとめ


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株式会社中央経済社ホールディングス(9476)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している東京の企業です。
経済、経営、法律、会計、税務、その他社会科学全般に関する専門書籍、雑誌の発行を行っています。
同社からは昨日、中間業績予想の上方修正【売上高+12.4%、営業利益 2.29倍、純利益 2.85倍】が発表されました。
予想配当利回りは1.95%と決して高くはありませんが、配当性向は比較的高めになっています。
株主数が少ない事もあって、流動性にはやや欠ける企業ですが、その分材料があれば需給バランスが崩れて大きく値上がりするチャンスはあるのではないか、と考えており、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)とは

東京証券取引所スタンダード市場に上場している、東京の企業です。
業務内容としては、

経済、経営、法律、会計、税務、その他社会科学全般に関する専門書籍、雑誌の発行
年間発行総点数 書籍約400点、雑誌4誌

とホームページに記載されています。

昨年には、老朽化した社屋の改築として9.9億円かけて新社屋を建設する事をリリースしていました。
今年の3月に着工予定となっており、来年4月に竣工予定のビルです。
内容については、以下の記事にも記載していますので宜しければ合わせてご参照下さい。

shousanshouuo.hatenablog.com

同社の歴史

1948年 「株式会社中央経済社」が設立されます。
戦後からの経済復興の基盤として企業の会計・税務を全国に広めるという目的があったそうです。
昭和30年代 高度成長期となると、経営の管理問題や大学教育の充実に向けて出版物のニーズ変化に応じてラインナップを拡充させていた様です。

その後も、時代に応じた経営課題に沿った書籍・雑誌の発行を続けています。
1997年 株式の店頭登録を行った事で、株式公開を果たしています。
2013年 株式会社シーオーツーを完全子会社化しています。
2916年 持ち株会社体制へと移行し、現在の「株式会社中央経済社ホールディングス」へと商号が変更となっています。

2013年に子会社化したシーオーツーという企業ですが、自衛隊に特化した雑誌の制作にも関わっているみたいですね。


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業績予想の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
2022年9月期第2四半期(累計)での連結業績予想数値の修正というものです。
数値に関しては、以下に記載しておきます。

                 前回発表予想   今回修正予想

売上高                  14.90億円 ⇒ 16.75億円 (計画比 +12.4%)
営業利益             0.44億円 ⇒    1.00億円 (計画比 +129.4%)
経常利益             0.43億円 ⇒    1.17億円 (計画比 +173.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.29億円 ⇒    0.82億円 (計画比 +185.5%)

いずれも増収増益となっています。
理由としては、

  • 新刊点数・部数が前年度よりも伸長した事
  • そして、返品が減少したという事

が記載されています。
出版業界にとっては、返品率というのは収益を大きく左右するものだと思いますので、今後も上手に返品率をコントロールしてもらえると良いなと思います。

なお、通期連結業績予想については、現時点で変更はないとの事です。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)の1Q決算

2022/2/10に同社の1Q決算がリリースされていましたので、その数値を確認しておきましょう。

売上高               7.82億円
営業利益             -0.07億円 (前年同期は -0.06億円)
経常利益             -0.01億円 (前年同期は 0.05億円の黒字)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.04億円 (前年同期は 0.01億円の黒字)

となっていました。

「収益認識に関する会計基準」適用のため、売上高の前年同期比は記載がありませんでした。
営業利益率は-0.96%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は77.5%で、前年同期比と変わらずでした。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)のセグメント別業績

同社グループは、出版事業と出版付帯事業を行っています。
ですが、全セグメントに占める「出版事業」の割合が高いため、事業セグメントは単一として記載が省略されていました。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、今回の修正数値を当てはめた2Q末での進捗率は以下の様になっています。

売上高                  16.75億円 (進捗率 56.17%)
営業利益              1.00億円 (進捗率 114.94%)
経常利益              1.17億円 (進捗率 137.65%)
親会社株主に帰属する四半期純利益  0.82億円 (進捗率 143.86%)

同社のリリースによれば、通期連結業績予想については現時点で変更はないとの事でした。
ですが、この進捗率を考慮すると期末決算についても上方修正を期待しても良いのではないか、と思ってしまいます。

実際、昨年も2回の業績予想上方修正をリリースしていましたので、同社の業績予想は保守的なのではないかと思います。

下半期も同社の書籍が売れてくれる事を期待したいですね。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)の配当利回り

同社の配当予想では、期末配当10円/株となっています。
同社株式の4/26の終値は513円でしたので、

予想配当利回り=10/513≒1.95%

という事になりますね。
利回りとしては決して高くはないのですが、同社の配当性向は高めになっています。

株式会社中央経済社ホールディングス(9476)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません。
その分、配当性向が高くなっている印象です。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo