ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

レッド・プラネット・ジャパン(3350) 担保としてタイ子会社6社の異動

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)をご存じでしょうか?
ここ最近は値動きが激しく、マネーゲームの対象とされている印象のある企業です。
shousanshouuoは、レッド・プラネット・ジャパンの末席株主です。
今回はレッド・プラネット・ジャパン(3350) 担保としてタイ子会社6社の異動」についての記事です。

まとめ


www.youtube.com

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業で、日本、フィリピン、タイでホテル事業を営んでいます。

昨日、同社からは借金の担保としてタイ子会社が全て異動になるとのリリースがありました。1億円ちょっとの借金を返済できなかったとの事で、同社の運営状況には非常に懸念が募ります・・・。
今後は、タイミングを見計らって同社株式を売り抜けられないか検討しなくてはいけなさそうです。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)とは


www.youtube.com

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
日本、フィリピン、タイでホテル事業を営んでいます。

なお、同社については以前にも記事にしていますのでそちらも参照いただければ幸いです。

shousanshouuo.hatenablog.com

子会社の異動に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
2022/2/1に取締役会で、タイ子会社の借入れに対して債務保証を行う事を決議していたのですが、その担保として「同社が保有するタイ子会社の株式及び債権を貸付人に譲渡する不随契約」を締結していました。

今回、タイ子会社も同社も融資を返済する事が出来なかった様で担保をとられてしまったという事ですね。
プレスリリースによれば、両社ともに資金不足であったとの記載があります。

今回の借入額は1.03億円相当、金利は年8.0%で90日間分の運転資金との名目でした。
この担保となっていたのは、タイで運営していた5ホテルならびに開業準備中であった1ホテルに関連する子会社という事になります。

昨年度のタイ子会社の売上は、8,309.5万円であり、有形固定資産としては11.29億円が計上されています。
売上高は大きく減少していた事もあり、当該子会社は赤字であったと推定されますが、それでも1億円ちょっとの借金で担保として取られてしまうのは、なんだかもったいない感じがします。
(なお、前年度は3.51億円を、その前の年度は7億円ほどを減損損失として計上していましたので、タイ子会社へ投じていた金額は相当のものになると思います・・・)。

今回のリリースで想定されるのは、

  • 1億円ちょっとの金額を準備できなかった
  • タイ子会社の異動で、再度債務超過のリスクが増した

という事です。
今後、同社は厳しい状態が続きそうですが果たしてどうなるでしょうか・・・。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)の決算

2022/2/14に開示された、同社の2021年12月期決算の内容を確認しておきます。

売上高                                               5.18億円 (前年同期比 -34.0%)
営業利益                                        -14.25億円 (前年同期は -13.96億円)
経常利益             -12.30億円 (前年同期は -21.87億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 -7.37億円 (前年同期は -29.67億円)

となっていました。
ものすごい赤字です。札束を燃やしている様な営業状態ですね・・・。
営業利益率は-274.88%です。
そして期末時点での自己資本比率-2.9%で、債務超過に陥っています。

その後、運営ホテルのリース契約満了に伴って特別利益22.7億円が計上される見込みであるために債務超過は解消される見通しとの発表がありましたが・・・
今回のタイ子会社の異動で、資産が減少するために再度債務超過のリスクがあるのではないか、やや心配ですね。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)のセグメント別業績

同社の事業は、ホテル事業だけですので決算短信に記載はありませんでした。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想は、現在精査中との事であり発表には至っていません。
昨年度はタイの子会社分の売上が8,305.9万円でしたので、今回の子会社異動自体はそこまで影響が大きくないのかもしれません。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)の配当利回り

同社の配当予想は、ゼロとなっています。
まだまだ復配に至るまでは先が長そうですね・・・。

株式会社レッド・プラネット・ジャパン(3350)の株主優待

同社は、2019/10/29に株主優待制度の導入に関するお知らせを発表しています。
内容は

500株以上の株主に対するアジア全域の同社グループホテルでの宿泊優待で、

500~2,499株を保有すると Best available rateから10%割引というものでした。

ただし、新型コロナウィルス感染症の影響のために旅行が困難となったため、
2021/3/2には株主優待制度の一時中止をリリースしています。
「状況が改善した場合には優待制度を再導入する予定」とも記載がありましたが、
まだ優待制度の再導入は難しいかもしれません。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo