ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
三重交通グループホールディングス(3232)という企業を
ご存じでしょうか?
社名からは運輸業のイメージが強いですが、
現在の稼ぎ頭は不動産事業となっている企業です。
shousanshouuoは、三重交通グループホールディングスの末席株主です。
今回は
「三重交通グループホールディングス(3232) 通期業績予想の修正【営業利益・経常利益・当期純利益 1.7倍】」
についての記事です。
まとめ
東京証券取引所プライム市場へ上場している、三重県の企業です。
社名を見ると、運輸業のイメージが強いのですがコロナ禍にあっては同社の稼ぎ頭は不動産です。
昨日、同社から
営業利益・経常利益・当期純利益いずれも1.7倍となる
業績予想の上方修正が発表されていました。
新型コロナウィルス感染症が落ち着いたら、
伊勢への旅行を予定している人も大勢おられると思いますので、
レジャー・サービス事業も今後業績が上向く事を期待しています。
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
三重交通グループホールディングス(3232)とは
東京証券取引所プライム市場へ上場している、三重県の企業です。
社名を見ると、運輸業のイメージが強いのですが
コロナ禍にあっては同社の稼ぎ頭は不動産です。
不動産事業では、名古屋にも貸しビルを持っている様ですし、
2024年には、第2名古屋三交ビルの竣工も予定されており、
ますます不動産事業が伸びる事が期待できそうです。
ビジネスホテルの三交インも、同社の運営施設ですね。
通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容を見ると、減収となりつつも増益を確保したという結果です。
具体的な数値を、以下に示します。
前回発表予想 今回修正予想
営業収益 850.00億円 ⇒ 843.00億円 (-0.8%)
営業利益 17.00億円 ⇒ 29.90億円 (+75.9%)
経常利益 24.00億円 ⇒ 41.80億円 (+74.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益 13.00億円 ⇒ 22.10億円 (+70.0%)
営業収益が落ち込んだのは、
新型コロナウィルス感染症の影響が想定以上だったという理由が記載されています。
その一方、
増益となった事に関してはコストコントロールが寄与した様です。
元々の業績予想が控えめだった、ということもあるかと思いますが。
三重交通グループホールディングス(3232)の3Q決算・進捗率
[rakuten:surugaya-a-too:209540682:detail]
同社は、2022/2/4に3Q決算を発表していましたので、
その数値と修正となった業績予想における進捗率を確認しておきましょう。
営業収益 581.76億円(前年同期比 -3.1%、進捗率 69.01%)
営業利益 9.78億円(前年同期比記載なし、進捗率 32.71%)
経常利益 18.99億円(前年同期比 +43.8% 、進捗率 45.43%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 14.54億円(前年同期比 +104.5% 、進捗率 65.79%)
となっていました。
営業利益率は1.68%と低水準です。
そして3Q末時点での自己資本比率は28.5%で、
前年度よりも0.2%ダウンしています。
三重交通グループホールディングス(3232)のセグメント別業績
[rakuten:answer:10025632:detail]
同社の決算短信における報告セグメントは、
- 運輸事業
- 不動産事業
- 流通事業
- レジャー・サービス事業
に分かれています。それぞれの数値を確認してみます。
運輸事業
営業収益 142.23億円 (前年同期比 +3.3%)
セグメント利益 -5.51億円 (前年同期は -12.04億円)
セグメント利益率 -3.88% (前年同期比 +4.87%)
乗合バス、貸切バス、タクシーの営業収益は昨年を上回っています。
中でも、貸切バスに至っては、1.5倍の売上です。
これは、社会見学/修学旅行等の学生団体の需要が伸びたおかげの様です。
新型コロナウィルス感染症が落ち着けば、伊勢への旅行客が戻ってくる事を期待したいと思います。
不動産事業
営業収益 211.27億円 (前年同期比 -16.9%)
セグメント利益 37.39億円 (前年同期比 -6.9%)
セグメント利益率 17.70% (前年同期比 +1.91%)
大きくマイナスとなってしまっていますが、
これは前年同期に新築マンションの販売収入を計上していた事が影響している様です。
賃貸事業、建築事業、環境エネルギー事業、
不動産管理事業、仲介事業はいずれも増収となっています。
なお、現在建設中の第2名古屋三交ビル(仮称)は、
名古屋三交ビルを上回る敷地面積を有しており
東海エリア初となる
CASBEE-スマートウェルネスオフィス Sランクのスペックを
取得しているとの事で、オフィスビルとしても魅力的に映ります。
今後も同社の不動産事業には期待が持てそうです。
流通事業
営業収益 211.76億円 (前年同期比 +6.5%)
セグメント利益 -5.99億円 (前年同期は -4.55億円)
セグメント利益率 -2.83% (前年同期比 -0.54%)
ガソリン等の販売価格が上昇したため、石油製品販売事業は2桁増収となっています。
その一方で、生活用品販売事業、自動車販売事業はわずかに減収となっていました。
レジャー・サービス事業
営業収益 55.43億円 (前年同期比 +13.8%)
セグメント利益 -16.60億円 (前年同期は -23.55億円)
セグメント利益率 -29.95% (前年同期比 +18.40%)
[rakuten:f222038-numazu:10000960:detail]
ビジネスホテル事業、ゴルフ場事業、旅行事業では営業収益が増加したものの、
旅館事業、ドライブイン事業、索道事業(ロープウェイ)、自動車教習所事業では営業収益が減少していました。
三重交通グループホールディングス(3232)の配当利回り
[rakuten:mujica-felice:10461979:detail]
同社の配当予想では、中間配当4円、期末配当4円で合計8円/株
となっています。
同社株式の昨日終値は447円でしたので、
予想配当利回り=8/447≒1.79%
という事になりますね。
利回りは、決して高くはないものの安定した配当を行っている印象です。
三重交通グループホールディングス(3232)の株主優待
[rakuten:rsakatuki:10011029:detail]
3月末の株主に対して株主優待制度を導入しています。
保有株式数によって内容が異なりますが、
100~999株保有の場合は、
- 三重交通、名阪近鉄バス:共通路線バス乗車券 2枚
- 三交不動産:リフォーム工事見積価格(税別)の3%割引券 1枚
- 東急ハンズ(名古屋店、桑名店、名古屋モゾ ワンダーシティ店)お買物優待カード(5%割引) 1枚
となっています。
内容が内容ですので、優待利回りの計算は難しいですね。
また、地元の株主以外では優待のメリットを享受しがたいというのは、
少し残念なポイントです。
【関連記事】
なお、実際に届いた優待冊子の写真等は、
当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo