ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

三共生興株式会社(8018) 期末配当の60%増額発表

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
服飾ブランドのDAKSをご存知でしょうか?
三共生興株式会社は、英国ブランドのDAKSを展開している企業です。
shousanshouuoは、三共生興の末席株主です。
今回は三共生興株式会社(8018) 期末配当の60%増額発表」についての記事です。

まとめ


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三共生興株式会社(8018)は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している大阪の企業です。英国のファッションブランド「DAKS」や、「LEONARD」等のブランドライセンスおよび製品輸入等のビジネスを行っています。
本日、同社からは「剰余金の配当に関するお知らせ」があり、期末配当の60%増額が発表されました。
本日の増額を考慮すると、同社の予想配当利回りは4.58%と高い数値になります。
同社のファッション関連事業と不動産関連事業は高いセグメント利益率を誇っており、今後も十分な利益を生み出し続ける事を期待したいと思っています。
これからもしっかりと配当を頂ける事を期待しつつ、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

三共生興株式会社(8018)とは

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、大阪の企業です。
同社の事業ですが、1991年に買収した英国のファッションブランド「DAKS」や、「LEONARD」等のブランドライセンスおよび製品輸入等のビジネスを行っています。

同社の歴史

1920年 横浜で創業した「三木商店」がルーツとなっています。同社は、輸出絹織物を外国商館へと売り込む仕事をしていた様です。
1923年 関東大震災によって店舗が消失したため、神戸に「三共商会」を設立しています。
1924年 早くも横浜へ復帰を果たしています。
1938年 改組によって「株式会社三共商会」が設立されます。
1944年 「三共生興株式会社」へと商号が変更になっています。現在の社名を使う様になってからは、これだけ長い歴史があったのですね。
1953年 本社を大阪へと移しています。
1961年 大阪証券取引所市場第二部へと上場を果たしています。
1963年 東京証券取引所市場第二部への上場を果たしています。
1968年 東京・大阪の両証券取引所市場第一部指定銘柄となっています。
1991年 DAKS Simpson Group PLCを買収しています。
2021年 中期経営計画「CHALLENGE NEXT 100」がスタートしています。

剰余金の配当に関するお知らせ

本日、同社からは上記名称のリリースがありました。
通常、こういったリリースでは「直近の配当予想」と「決定額」のみが記載されています。
ですので、大きく配当額が修正となる場合は「配当予想の修正に関するお知らせ」という様な名称でリリースされる事が多いと思います。

が、今回同社のリリースでは60%の増配という事実をサラッと発表していました。

内容を確認しますと、
期末配当が15円⇒24円/株へ増額となる事が発表されていました。
同社株式の本日の終値は524円でしたので、

予想配当利回り=24/524≒4.58%

という事になりますね。
これは、なかなかの高利回りだと思います。

三共生興株式会社(8018)の3Q決算

2022/2/4に、同社の3Q決算がリリースされていました。
内容を確認しておきましょう。

売上高                                               120.40億円 (前年同期比 -4.6%)
営業利益                                             13.94億円 (前年同期比 -20.5%)
経常利益                                             19.70億円 (前年同期比 -18.9%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 19.47億円 (前年同期比 +113.2%)

となっていました。
営業利益率は11.58%と高い数値になっています。
そして3Q末時点での自己資本比率は77.8%です。

三共生興株式会社(8018)のセグメント別業績


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同社の報告セグメントですが、

  • ファッション関連事業
  • 繊維関連事業
  • 不動産関連事業

の3つの事業セグメントとしてそれぞれの事業の数値が開示されています。
それぞれを確認しておきましょう。

ファッション関連事業

売上高               54.83億円 (前年同期比 -3.9%)
セグメント利益 11.48億円 (前年同期比 -17.0%)
セグメント利益率 20.94% (前年同期比 -3.31%)

国内では、不採算店舗を撤退したために、減収となっていましたが、その一方で人件費削減等の効果が大きかった様です。

繊維関連事業

売上高               57.85億円 (前年同期比 -2.0%)
セグメント利益   1.34億円 (前年同期比 -51.3%)
セグメント利益率   2.32% (前年同期比 -2.37%)

アパレル業界全体で、生産を絞り込んでいる事もあって減収となった様です。
人件費の削減にも取り組んだとの事ですが、為替の影響や前期の引当金取り崩しがなくなった影響もあり減益になってしまっています。

不動産関連事業

売上高               12.97億円 (前年同期比 -12.3%)
セグメント利益   4.46億円 (前年同期比 -0.5%)
セグメント利益率 34.39% (前年同期比 +4.01%)

賃貸不動産(サンライズビル等)の稼働率は安定して推移した様で、イベントホールの稼働率も改善を認めていた様です。
その一方で、内装工事事業の工事件数が減少したために減収増益という結果になっています。

三共生興株式会社(8018)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高                                           165.00億円 (前年同期比 -3.9%、進捗率 72.97%)
営業利益                                         16.00億円 (前年同期比 -18.2%、進捗率 87.13%)
経常利益                                         20.00億円 (前年同期比 -26.0%、進捗率 98.50%)
親会社株主に帰属する当期純利益 19.00億円 (前年同期比 +66.5%、進捗率 102.47%)

現時点で、業績予想の修正がリリースされていないところを見ると若干上振れる形で前期の決算を終了したのではないかな、と想像してしまいます。

三共生興株式会社(8018)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
かつてはDAKSのミニ手帳を配布してくれていた時期もあったのですが、打ち切りとなってしまいました。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo