東京個別指導学院(4745)をご存じでしょうか?
駅前のオフィスビル等に入居している事が多い個別指導塾で、
ベネッセグループの一員です。
shousanshouuoは、株式会社東京個別指導学院(4745)の末席株主です。
今回は
「東京個別指導学院(4745) 2024年2月期決算を発表【売上高横ばいも、減益。来期も減益継続見込み・・・】」
についての記事です。
まとめ
株式会社東京個別指導学院(4745)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
同社はベネッセグループの一員であり、個別指導塾をすべて直営で運営しているところに強みがあります。
昨日、同社からは2024年2月期本決算がリリースされました。
結果は
売上高 -0.6%、営業利益 -11.8%
経常利益 -11.9%、純利益 -23.2%
と減益でした。
なお、同社の2025年2月期業績予想では、残念ながら
売上高 +0.6%、営業利益 -20.9%
経常利益 -21.2%、純利益 -21.1%
と減益継続の見込みとなっています・・・。
今後は、教育の質向上等で在席生徒数が堅調に推移する事を期待しながら、
末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
東京個別指導学院(4745)とは
同社は、東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業です。
個別指導教育を中心とした教育事業を行っており、
- 「東京個別指導学院」(東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、福岡)
- 「関西個別指導学院」(大阪、京都、兵庫)
- 「ベネッセサイエンス教室」(東京、神奈川)
- 「ベネッセ文章表現教室」(オンライン)
を運営しています。
同社の個別指導教室はすべて直営であるというところに強みがあります。
なお「子どもチャレンジ」でお馴染みのベネッセグループの一員でもあります。
同社の教室は駅の近くのビルに入居しており、ドミナント戦略を採用している事から地域での知名度を徐々に高める事で生徒を獲得しています。
また、生徒数が増えた場合には適切な規模の物件へと移転や増床を行う事に対しても積極的で、生徒にとって良い学習環境を保つ事を心掛けている様です。
同社の歴史
同社の歴史は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
東京個別指導学院(4745)の2024年2月期決算
昨日、同社からは2024年2月期決算がリリースされていました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 216.61億円 (前期比 -0.6%)
営業利益 16.08億円 (前期比 -11.8%)
経常利益 16.15億円 (前期比 -11.9%)
親会社株主に帰属する当期純利益 9.59億円 (前期比 -23.2%)
減収減益となっています。
ただし、営業利益率は7.43%と決して低くはありません。
また、期末時点での同社の自己資本比率は72.0%と前期末より2.0%ダウンするも、非常に高い自己資本比率を保っています。
昔は営業利益率が10%とかあったんですが、収益力が低下してしまっています・・・。
生徒数減少が一番影響している様ですが、
人件費と地代家賃の上昇も響いている様に感じますね。
生徒1人当たりの売上は691,296円と、決して安くはない
ですのでどうやって質を担保出来るか・・・というところが鍵でしょうか。
TOMASの様に難関校にも対応できるというイメージが増すとブランディング的にも良いのかもしれませんが・・・。
【関連記事】
同社の2023年2月期の3Q決算は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
東京個別指導学院(4745)のセグメント別業績
同社の主たる事業は個別指導塾事業であるとの事で、記載は省略されていました。
ただし、売上の構成比として、小学生、中学生、高校生、その他の別に記載がありましたので紹介しておきます。
中高生の比率が非常に高いのがよく分かりますね。
小学生
売上高 24.82億円 (構成比 11.5%、前年同期比 +2.0%)
中学生
売上高 75.28億円 (構成比 34.8%、前年同期比 -1.0%)
高校生
売上高 112.25億円 (構成比 51.8%、前年同期比 -0.7%)
その他事業
売上高 4.24億円 (構成比 2.0%、前年同期比 -5.2%)
東京個別指導学院(4745)の
2025年2月期通期業績予想
昨日、同社からは2025年2月期の通期業績予想も発表されていました。
数字を確認しておきましょう。
売上高 217.97億円 (前期比 +0.6%)
営業利益 12.71億円 (前期比 -20.9%)
経常利益 12.73億円 (前期比 -21.2%)
親会社株主に帰属する通期純利益 7.57億円 (前期比 -21.1%)
売上高は横ばいでも減益という見通しですね。
どこかで下げ止まってくれることを期待したいのですが・・・。
あまりに下がり続けると、親会社からのTOBで立て直しということがあるかもしれませんね・・・。
東京個別指導学院(4745)の配当利回り
同社の2025年2月期の配当予想は、
中間配当6円、期末配当6円で合計12円/株となっています。
同社株式の昨日終値は432円でしたので、
予想配当利回り=12/432≒2.78%
という事になりますね。
利回りとしては、少し高めと言えるでしょうか。
東京個別指導学院(4745)の株主優待制度
残念ながら、2023年に同社からは株主優待制度の廃止がリリースされています。
【関連記事】
同社最後の優待は当ブログの以下の記事に記載しています。
もし、宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo