ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、中小型バリュー株偏重長期投資スタンスの兼業投資家です。
皆さんは、居酒屋の天狗や、神田屋という店舗を利用されたことはあるでしょうか?
コロナ禍前から、居酒屋業界の不振が目立ってはいましたがコロナで決定的なダメージを受けた企業も多かったと思います。
テンアライド株式会社(8207)も、その1つです。
ただ、居酒屋業界も長く暗いトンネルから抜け出せそうな予感がします。
shousanshouuoは、テンアライド株式会社(8207)の末席株主です。
今回は「テンアライド(8207) 株主優待制度を一部変更【ついに改悪か・・・と思いきや!?】」についての記事です。
まとめ
テンアライド株式会社(8207)は、
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
首都圏を中心に、居酒屋の「天狗」「神田屋」などを、
全国で直営 95店舗、FC 3店舗の合計98店舗(2023年12月末時点)を運営しています。
昨日、同社からは株主優待制度の一部変更がリリースされていました。
当初は改悪だろう、と思っていたのですが
意外にも、優待券の有効期限延長ということの案内でした。
しばらくは厳しい事業環境で赤字決算が続いていましたが、
ようやく黒字で期末決算を迎えられることになりそうです。
同社は無配の企業ですが、株主優待が魅力的ということもあり、
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
テンアライド株式会社(8207)とは
同社は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している東京の企業です。
首都圏を中心に
- 旬鮮酒場 天狗
- 炭火串焼 テング酒場
- 和食れすとらん 天狗
- ミートキッチン log50
- 神田屋
- 大衆食堂 てんぐ大ホール
を、全国で直営 95店舗、FC 3店舗の合計98店舗(2023年12月末時点)を運営しています。
【関連記事】
同社株式を取得した際の経緯については、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
テンアライド株式会社(8207)
株主優待制度の変更に関するお知らせ
同社は、株主優待制度を実施している企業です。
とはいえ、赤字が続いたこともあっていつか優待制度が改悪されてもおかしくないよなぁ、とは思っていました。
そして、昨日ついに上記名称のリリースがあったのです。
「きっと、改悪だなぁ。配当もないし、売却を検討しようかな・・・」と暗い気持ちでpdfを開いてみました。
すると、そこには予想外のサプライズがありました。
なんと、
株主優待券の有効期限を6ヶ月 ⇒ 8ヶ月へと延長
するという内容のリリースだったのです。
正直「えっ、それだけ??」と思ってしまい、安堵しました。
ちなみに、同社の株主優待は年2回(3月末、9月末)権利取得のチャンスがあり、
保有株式数によって、以下のとおり無料飲食券が頂けます。
100~499株 1,000円分
500~999株 5,000円分
1,000~1,499株 10,000円分
1,500株~ 15,000円分
(1年半以上の継続保有で +3,000円分※)
※継続保有で頂ける分は、1,500株以上の株主のみ。
同社株式の昨日終値は315円でしたので、 仮に100株を保有した場合は
予想配当+優待利回り=0+10*2/315≒6.35%
という計算になり、利回りとしては高めです。
【関連記事】
同社から頂いた優待券は、当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
テンアライド株式会社(8207)の
2024年3月期3Q決算
昨日、同社からは2024年3月期の第三四半期決算がリリースされています。数字を確認しておきましょう。
売上高 83.16億円 (前年同期比 +20.0%)
営業利益 1.27億円 (前年同期は -11.55億円)
経常利益 1.38億円 (前年同期は -6.79億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.94億円 (前年同期は -8.01億円)
となっていました。増収増益で黒字転換となっていますね。
営業利益率は1.53%です。
そして3Q末時点での自己資本比率は30.6%と、前期末から7.6%アップしていまです。
コストアップに加えて、ライフスタイルの変化で居酒屋にお客さんが戻ってこないという事業環境の厳しさはありますが
店舗のリニューアルや業態転換を推し進めている効果が期待できるのではないか、と思っています。
実際、優待券利用のために神田屋で1人飲みをしてみましたが、とってもお手軽なメニューも多くて、かなり楽しめるお店となっていました。
「あのお店にいったら、何か良いものがあるかも」と思わせる店づくりが出来ていて、リピーターを獲得できれば同社には十分チャンスがあるのではないかと思います。
テンアライド株式会社(8207)のセグメント別業績
同社グループは同種の外食産業及びその補完的事業のみの単一セグメントであるとのことで、決算短信には記載がありませんでした。
テンアライド株式会社(8207)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 112.37億円 (前期比 +18.4%、進捗率 74.01%)
営業利益 1.65億円 (前期は -13.28億円、進捗率 76.97%)
経常利益 1.59億円 (前期は -8.64億円、進捗率 86.79%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.19億円 (前期は -11.47億円、進捗率 494.74%)
第四四半期は、冬場ということもあってか少し利益率が低下する予想となっているみたいです。
直営全店の1月度月次実績では、前年同月比で
売上高 +16.3%
客数 +11.8%
客単価 +4.0%
となっていましたので、確かに売上高は概ね計画通りで着地することになりそうです。
ただ、昨年と比べて歓送迎会の需要が高まっているのでは・・・という期待もあり、ちょっとでも上振れしてくれることを期待しています。
テンアライド株式会社(8207)の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当ゼロ円、期末配当ゼロ円で合計ゼロ円/株となっています。
まだまだ利益の額が小さいということや、赤字が続いていたという背景があるので仕方ないですね。
まずは、業績の改善が続いて利益を出し続けられる様になり、
そして優先株を処理してから、一般株主への配当が再開されることを期待したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo