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皆さんは、道路沿いにある「靴流通センター」を利用したことはあるでしょうか? 見かけたことはあるけど利用したことはない、という方も少なくないかもしれませんね。「靴流通センター」は、株式会社チヨダ(8185)が運営している店舗です。
shousanshouuoは、株式会社チヨダ(8185)の末席株主です。
今回は「株式会社チヨダ(8185) 2024年2月期中間業績予想の修正を発表【売上高微減も、営業利益倍増、純利益 +45.6%に!!】」についての記事です。
まとめ
株式会社チヨダ(8185)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業で、
SHOE・PLAZA
東京靴流通センター
Chiyoda
等を全国で908店舗(2023/8月現在)運営しています。
昨日、同社からは2024年2月期中間業績予想の修正が発表となりました。
内容ですが、
売上高 -0.8%も、営業利益 +54.5%、純利益 +45.6%
という上方修正でした。
しばらくは赤字が続いていた同社ですが、店舗閉鎖等での経営合理化を続けていることもあり、徐々に浮上することを期待して、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社チヨダ(8185)とは
株式会社チヨダ(8185)は、
東京証券取引所プライム市場へ上場している東京の企業で、
SHOE・PLAZA
東京靴流通センター
Chiyoda
等を全国で908店舗(2023/8月現在)運営しています。
2019年頃には、1,047店舗を運営していたことを考えると結構なペースで店舗の閉鎖を進めて経営合理化を図っていることが分かります。
なお、上場している子会社に衣料品のマックハウス(7603)があります。
同社の立地はロードサイド型の店舗が約2/3を占めているのが特長です。
確かに、ABCマートと比較すると、どうしてもロードサイド型店舗が多いイメージがありますね。
2023年2月期決算での客単価は、
東京靴流通センター 3,646円
SHOE・PLAZA 4,379円
Chiyoda他 4,643円
となっており、いずれの業態でも価格転嫁の影響か客単価は微増傾向となっています。
チヨダの店舗では、一般的なメーカーの靴(ナショナルブランド)ももちろんおいてあるのですが、プライベートブランド(PB)である
セダークレスト
ハイドロテック
バイオフィッター
というブランドラインを有しており、PBの売上比率は35.0%となっています。
PB商品の売上が増えると、粗利益率が上昇するため、
同社では機能にこだわった商品の開発を行った事で商品力を訴求することで、PB商品の構成率をアップさせることを目指している様です。
株式会社チヨダ(8185)
2024年2月期第2四半期連結業績予想の修正及び棚卸資産評価損の計上に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
タイトルを見るからに、下方修正を覚悟したのですが・・・
内容は上方修正という意外なものでした。
2024年2月期第2四半期連結業績予想の修正
数字を確認しますと、
前回発表予想 今回修正予想
売上高 485.00億円 ⇒ 480.89億円 (増減率 -0.8%)
営業利益 6.00億円 ⇒ 9.27億円 (増減率 +54.5%)
経常利益 7.50億円 ⇒ 10.70億円 (増減率 +42.7%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 5.70億円 ⇒ 8.30億円 (増減率 +45.6%)
となっています。
売上高は微減となるも、増益という結果ですね。
修正の理由としては、プライベートブランド商品の販売が好調であったことと、コスト削減が奏功したことで営業利益が計画を上回った形です。
また、赤字が継続している衣料品事業でも営業損失拡大を抑制する見通しになったとのことです。
営業利益率は1.93%と、まだ低めで推移しているため今後は更なる上昇の余地があるのではないかと淡い期待をしています。
棚卸資産評価損の計上
合わせて、上記についても開示がされていました。
店舗の滞留在庫として、中間期で6.09億円を売上原価に計上したというものです。
今後は、発注システムの改善等を通じて滞留在庫や値引きも徐々に抑制できる様な店舗運営へと改善してもらえることを期待したいですね。
株式会社チヨダ(8185)
2024年2月期1Q決算
2023/7/14に同社の2024年2月期第一四半期決算がリリースされていましたので、数値を確認しておきます。
売上高 254.88億円 (前年同期比 +5.0%)
営業利益 15.11億円 (前年同期比 +274.2%)
経常利益 15.24億円 (前年同期比 +246.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 12.49億円 (前年同期比 +549.4%)
となっていました。営業利益率は5.93%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は57.8%と、前期末より0.8%アップしています。
株式会社チヨダ(8185)のセグメント別業績
同社の決算短信を見ると、
- 靴事業
- 衣料品事業
の2セグメントについて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきます。
靴事業
売上高 211.86億円 (前年同期比 +8.3%)
セグメント利益 15.67億円 (前年同期比 +246.0%)
セグメント利益率 7.40%
コロナの影響が減少し、外出需要が増えたことからビジネスシューズとカジュアルシューズの売上が伸長した様です。
中でも、機能性を重視したプライベートブランド商品が好調だったみたいですね。
PayPayボーナス付与キャンペーン等の影響もあってか、キャッシュレス化が進んだことで販売手数料が増加していますが、販管費は前年同期比0.3%減に抑えることができた様です。
衣料品事業
売上高 43.01億円 (前年同期比 -8.7%)
セグメント利益 -0.59億円 (前年同期は -0.50億円)
セグメント利益率 -1.37%
在庫管理や、コスト削減に注力した結果、販管費は前年同期比で8.1%減に抑えられていましたが、まだまだ利益を出すには難しい状況の様です。
株式会社チヨダ(8185)の配当利回り
同社の配当予想では中間配当14円、期末配当14円で合計28円/株となっています。
同社株式の昨日終値は923円でしたので、
予想配当利回り=28/923≒3.03%
という事になり、配当利回りは高い方だと思います。
過去の決算では赤字が続いていたこともありますので、投資判断はあくまでも自己責任ですが・・・。
株式会社チヨダ(8185)の株主優待
同社は、株主優待制度を実施しています。
内容ですが、2月末・8月末に100株以上を保有する株主を対象として、20%割引券を5枚頂けるというものです。
1会計につき5点まで有効という制限がありますが、
この優待券は割引商品等にも利用可能です。
また、アプリのポイントがついたり、ペイペイクーポンの併用も可能なので、shousanshouuoは積極的に利用させてもらっています。
【関連記事】
なお、同社の株主優待券の券面等は以下のブログ記事に記載していますので、もしよろしければそちらもご参照下さい。
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shousanshouuo