ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、
中小型バリュー株偏重長期投資スタンスの兼業投資家です。
株式会社エージーピー(9377)という企業をご存じでしょうか?
空港において、駐機中の飛行機へ電力供給を行ったり
機体の整備事業を行っている企業です。
shousanshouuoは、株式会社エージーピー(9377)の末席株主です。
今回は
「エージーピー(9377) 2025年3月期通期業績予想と配当予想を上方修正【売上高横ばいも、営業利益 +32.1%、純利益 +44.2%、5円増配に!!】」
についての記事です。
まとめ
株式会社エージーピー(9377)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業で、
航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、
航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理をはじめとして
周辺事業や空港のセキュリティ設備の保守等を行っています。
昨日、同社の2025年3月期通期業績予想と期末配当予想の修正
が発表されました。
内容は、
売上高 143.00億円⇒ 143.10億円(+0.1%)
営業利益 8.10億円⇒ 10.70億円(+32.1%)
経常利益 8.10億円⇒ 11.20億円(+38.3%)
純利益 5.20億円⇒ 7.50億円(+44.2%)
と売上高は横ばいも増益になる見込みで、好調な様子です。
また、期末配当は 20円⇒ 25円 へと5円の増配が発表となりました。
同社の株価は、コロナ禍で底をつけてから上昇していますし、
航空需要の回復に伴って業績も拡大しています。
何より、なかなか他社が参入しにくい事業であるだけに
優位性がある企業だとshousanshouuoは思っています。
将来に期待しながら、末席株主として同社を応援し続けたいです。
株式会社エージーピー(9377)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
AGPという社名は、同社の主力事業である空港地上動力の英語訳である
Airport Ground Powerの頭文字を表したものです。
同社の事業には、
- 航空機への動力(電力・冷暖房気・圧搾空気)の供給および、航空機用動力供給設備の設計・施工、運用管理を行っている「動力供給事業」
- 空港内外の特殊設備や建物等をメンテナンスする「エンジニアリング事業」
- 機内食カートのノウハウを活かしたフードカートの開発および制作・販売を行う「商品販売事業」
があります。
いずれも参入障壁が高く、他社にとって代わることが難しい
とshousanshouuoは考えています。
shousanshouuoが好きなニッチ企業です。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社エージーピー(9377)
2025年3月期通期連結業績予想の修正
同社の2025年3月期連結業績予想は昨日、以下の通りに修正されました。
内容を確認しておきましょう。
前回発表予想 今回修正予想
売上高 143.00億円 ⇒ 143.10億円(増減率 +0.1%)
営業利益 8.10億円 ⇒ 10.70億円(増減率 +32.1%)
経常利益 8.10億円 ⇒ 11.20億円(増減率 +38.3%)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.20億円 ⇒ 7.50億円(増減率 +44.2%)
航空需要の回復に伴って、エンジニアリング事業が堅調に推移する見込みです。
一方、
商品販売事業が納品時期の先送りで大幅な減収となる見込みのため、
売上高は横ばいの予想となっています。
ただし、人材不足の中で業務効率化に取り組んだことで
人件費等が抑制できたため、増益を見込める状況となった様です。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社エージーピー(9377) 期末配当予想の修正(増配)について
同社の2025年3月期の配当予想ですが、中間配当 20円は確定しました。
ですが、昨日のリリースで
期末配当 20円 ⇒ 25円 へと5円増配
になることが発表されました。
年間合計 40円 ⇒ 45円/株
になるということですね。
同社株式の昨日終値は980円でしたので、
予想配当利回り=45/980≒4.59%
という事になりますね。
利回りとしては、比較的高い方ではないかと思います。
同社の中期経営計画内容からすると、自己株式取得や配当に積極的に取り組む方針が明記されていますので、
今後はさらに
自己株式取得という、
ポジティブサプライズも期待できるかもしれません。
株式会社エージーピー(9377)の
2025年3月期2Q決算
昨日、同社から2025年3月期の第二四半期決算がリリースされました。
そちらの数値を確認しておきましょう。
売上高 66.01億円 (前年同期比 +9.9%)
営業利益 5.02億円 (前年同期比 +43.1%)
経常利益 5.48億円 (前年同期比 +54.5%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 3.75億円 (前年同期比 +78.2%)
となっていました。
2ケタ増益という結果ですね。
営業利益率は7.62%とまずまずの水準です。
そして2Q末時点での自己資本比率は71.6%と、
前期末よりも3.8%アップしています。
これだけ自己資本比率が高いので、
さらなる増配や自社株買いに期待が持てそうです。
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社エージーピー(9377)のセグメント別業績
同社の決算短信によれば、報告セグメントとして
- 動力供給事業
- エンジニアリング事業
- 商品販売事業
の3事業について開示されています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
動力供給事業
売上高 29.70億円 (前年同期比 +7.17%)
セグメント利益 5.94億円 (前年同期比 +27.20%)
セグメント利益率 20.02% (前年同期より3.16%改善)
航空需要の回復、中でも東アジアや東南アジアからの
国際線の運航便数が増加していることに伴って、
駐機中の飛行機への電力供給を行う機会が増加した事で
増収増益に至っています。
エンジニアリング事業
売上高 31.77億円 (前年同期比 +11.76%)
セグメント利益 6.36億円 (前年同期比 +17.52%)
セグメント利益率 20.03% (前年同期より0.98%改善)
施設保守に関連する機器の更新工事が増加したことに加え、
自動手荷物預け機の設置工事や
手荷物搬送設備の更新工事等が増加したことが貢献した様です。
また、ビジネスジェット支援も堅調に推移しているとのことでした。
こちらのセグメントも増収増益となっています。
商品販売事業
売上高 4.53億円 (前年同期比 +15.69%)
セグメント利益 -0.29億円 (前年同期は -0.31億円)
セグメント利益率 -6.47% (前年同期より1.59%改善)
航空機地上支援機材の販売は、
航空機用のブレーキクーリングカート等の販売が好調だった様です。
一方で介護・福祉施設へのフードカート販売は減少した
とのこと赤字継続となっています。
株式会社エージーピー(9377)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設等の動きがあれば当ブログで紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo