ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
JMACS株式会社(5817)をご存じでしょうか?
同社は、電線業界のニッチ製品を手掛けたり、高機能ケーブルの開発、ソリューション事業を行っています。
一般消費者にとっては「電線業界のニッチ製品って何だよ」って感じですけどね・・・
shousanshouuoは、JMACSの末席株主です。
今回は「JMACS(5817) 新工場および新社屋増設を発表」についての記事です。
まとめ
JMACS株式会社(5817)は、東京証券取引所スタンダード市場へと上場している、兵庫県の企業で電線事業とソリューション事業を営んでいます。
売上高比率では、圧倒的に電線事業が主力事業となっていますが、工場の省力化やスマートファクトリー構築の支援を行うソリューション事業へと現在は積極的に取り組んでいる様です。
昨日、同社からは約9億円を投じて新工場および新社屋を増設する事が発表されました。
今後、インフレが進むとなれば現金を保有しても目減りするだけですので、このように設備投資を行う事は有意義な事ではないかな、と個人的には感じます。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
JMACS株式会社(5817)とは
東京証券取引所スタンダード市場へと上場している、兵庫県の企業です。
事業内容としては、
- ソリューション事業
産業用製品の企画・製造・販売
各種自動化・省力化システムのソリューションに対する受託開発
スマート工場構築に関するソリューション支援
- 電線事業
計装・制御・通信・防災用の各種ケーブル、光ファイバーケーブルの企画・製造・販売
受託開発による各種高機能電線の製造・販売
となっています。
元々の祖業は電線事業ですが、近年は工場の省力化はファクトリーオートメーションに関するソリューション事業に注力している、という事ですね。
同社の歴史
1965年 「日本電線工業」設立。
1974年 消防用耐熱電線の検定に合格。
1976年 耐火・耐熱電線の認定取得。
1984年 日本工業規格(JIS)表示許可取得。
1987年 店頭登録により、株式公開を果たす。
1989年 大阪証券取引所新二部に株式を上場。
1996年 大阪証券取引所市場第一部指定銘柄に昇格。
1999年 ISO 9001認証取得。
2013年 東京証券取引所市場第二部上場を果たす。
2015年 非電線分野として、トータルソリューション事業を開始。
商号を現在の「JMACS株式会社」へ変更。
2019年 兵庫工場を増設し、新工場が竣工。
新工場及び新社屋増設に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称ののリリースがありました。
現在の本社工場(兵庫工場)の敷地内に新工場を建設して、工場2棟の生産集約化を図るというものです。
また、これから企業が成長するためにも新社屋を建設する事で採用等でも優位性を出したい、という目的がある様ですね。
投資金額は約9億円との事ですが、投資に対して十分なリターンが期待できるのではないかと思います。
建設スケジュールですが、
2022年10月 工事着工予定
2023年8月 竣工予定
となっています。
新しい社屋の竣工が楽しみですね。
JMACS株式会社(5817)の2022年2月期決算
2022/4/14に、同社の前期決算発表がありました。
そちらの数値も確認しておきましょう。
売上高 47.84億円 (前年同期比 +9.6%)
営業利益 1.69億円 (前年同期比 +820.6%)
経常利益 2.17億円 (前年同期比 +239.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.37億円 (前年同期は -0.67億円)
となっていました。
増収増益を果たしていますね。
営業利益率は3.53%です。
そして期末時点での自己資本比率は51.9%で前期よりは0.5%ダウンとなっています。
JMACS株式会社(5817)のセグメント別業績
決算短信では、電線事業とトータルソリューション事業の2セグメントについて報告がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
さらに前の期には「海外事業」の記載があった事から、多少数値がずれているかもしれませんが、独自で前年同期比を追記しています。
電線事業
売上高 43.81億円 (前年同期比 +10.4%)
セグメント利益 2.03億円 (前年同期比 +118.3%)
セグメント利益率 4.65% (前年同期比 +2.29%)
新型コロナウィルス感染症の影響で電線の買い控えもあった様です。
トータルソリューション事業
売上高 4.03億円 (前年同期比 -0.7%)
セグメント利益 -0.34億円 (前年同期は -0.76億円)
セグメント利益率 -8.65% (前年同期比 +10.16%)
同社の製品が、ロックダウン等で制限を受けた現場での対策ツールとして使用される事があった様です。
スマートグラスを用いた遠隔作業支援システム(nvEye`s®)の売上高は高い水準で安定していたとの事です。
JMACS株式会社(5817)の業績予想
同社の2023年2月期の通期業績予想は以下の様になっています。
売上高 54.37億円
営業利益 2.44億円
経常利益 2.83億円
親会社株主に帰属する当期純利益 1.81億円
「収益認識に関する会計基準」等を適用する関係もあり、前期比は記載がないのですが
数値としてはいずれも増収増益を見込んでいるという強気の業績予想になっています。
この強気の予想があるからこそ、能力増強のための投資に踏み切れるという背景もあるのでしょうね。
JMACS株式会社(5817)の配当利回り
同社の配当予想では、期末配当10円/株となっています。
同社株式の昨日終値は379円でしたので、
予想配当利回り=10/379≒2.64%
という事になりますね。
利回りは、まずまずと言えるのではないでしょうか。
JMACS株式会社(5817)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません。
新設等のニュースに関しては、当ブログでもフォローしたいと思います。
【関連記事】
同社からは、隠れ優待として株主アンケートが届いていました。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo