ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社コジマ(7513)の第2四半期累計期間の及び通期業績予想の上方修正について

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
家電量販店のコジマを利用された事はあるでしょうか?

最近は、ビックカメラとのダブルネーム店舗やショッピングモール内の店舗も増えてきていますよね。
shousanshouuoは、コジマの末席株主です。

今回は「株式会社コジマ(7513)の第2四半期累計期間の及び通期業績予想の上方修正」についての記事です。

まとめ


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株式会社コジマ(7513)は、東京証券取引所プライム市場へと上場している、栃木の企業で、郊外型店舗を中心として全国に139の店舗網を有する家電量販店チェーンです。
昨日、同社は業績予想の上方修正を発表しており増収増益となる見通しを示してくれました。
中間期、通期ともに増収増益見通しなのですが、
通期の業績予想はやや保守的ではないかな、とも思えますので再度の業績予想の上方修正を個人的には期待しています。

新型コロナウィルス感染症の影響で都市型店舗が苦戦する一方で、郊外型店舗やショッピングセンター内の店舗が主体の同社にとってはチャンスだと感じます。
予想配当利回りは1.67%と控えめですが、長期保有株主優待を合わせた場合の予想配当+優待利回りが6.67%になる事から、今後も末席株主として長期にわたって応援していきたいと思っています。

株式会社コジマとは


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東京証券取引所プライム市場へと上場している、栃木の企業です。
郊外型店舗を中心として全国に139の店舗網を有しており
「家庭電化製品および電化製品の販売および修理・工事」を事業内容として掲げています。

高齢化に対応するため、社員が直接訪問する「くらし応援便」サービス等を取り入れており、地域密着型のサービスへも注力している様ですね。

同社の歴史

1955年に、宇都宮市で「小島電気商会」として創業されています。
当時は、よくある電気店だったのでしょうかね。
1963年には「株式会社小島電機」が設立されており、
1972年には宇都宮市内に2号店となる西大寛店をオープンさせています。
1984年からは県外店舗の出店を開始しており、わずか5年後の1989年には100店舗を達成しています。
1993年には、商号を現在の「株式会社コジマ」へと変更しています。
1996年には、東京証券取引所市場第二部への株式上場を果たしており、
1997年にはベスト電器を抜いて家電量販店売上高日本一を達成しています。
1998年には東京証券取引所市場第一部の指定銘柄となっています。
この頃を境に、関西地区、九州地区、東海地方、四国地区、沖縄県へと積極的な店舗進出を行っていました。

とはいえ、家電量販店売上高日本一の呪いというべきか業績は徐々に低迷してしまい、メインバンクであった足利銀行の経営破綻も影響した事で同社の経営は縮小傾向となり、独立維持が困難になったという事から、2012年に株式会社ビックカメラとの資本提携契約を締結しています。
ビックカメラは、都市型店舗が主体でしたので地方の店舗網を有するコジマを子会社化する事でネットワークの拡張を期待したのでしょうね。
この経営再建期には店舗網も大きく縮小し、コジマが撤退してしまった県もあります。
その後はコジマ×ビックカメラというダブルネームでの店舗開設や商品共同仕入、ポイントやPOSシステムの共通化等を通じて業績の改善を果たしています。

現在は、新型コロナウィルス感染症の影響で低迷している都市型店舗主体のビックカメラを支える様な形になって元気を取り戻している印象です。

第2四半期累計期間の業績予想及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、業績予想の上方修正というもので増収増益を見込んでいるとの事です。
概要は、以下の通りとなります。

第2四半期業績予想

      前回発表予想   今回発表予想

売上高    1,314.00億円 ⇒ 1,385.00億円 (+5.4%)
営業利益   17.00億円 ⇒   47.00億円 (+176.5%)
経常利益   17.00億円 ⇒      49.00億円 (+188.2%)
四半期純利益 11.00億円 ⇒      34.00億円 (+209.1%)

 

通期業績予想

    前回発表予想   今回発表予想

売上高   2,714.00億円 ⇒ 2,807.00億円 (+3.4%)
営業利益  50.00億円 ⇒      83.00億円 (+66.0%)
経常利益  50.00億円 ⇒      85.00億円 (+70.0%)
当期純利益 32.00億円 ⇒      59.00億円 (+84.4%)

となっていました。
中間期での予想営業利益率は3.39%
通期での予想営業利益率は、2.96%

となっており、中間期と比較して通期ではやや保守的な業績予想と言えそうです。
前期の営業利益率をキープする事が出来れば、再度上方修正という事もありうるかもしれません。

 

同社が本日修正発表した通期業績予想と、1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高     623.43億円 (進捗率 22.21%)
営業利益   13.09億円 (進捗率 15.77%)
経常利益   14.93億円 (進捗率 17.56%)
四半期純利益 10.11億円 (進捗率 17.14%)

となっていました。
月次売上速報では、現時点での通期売上合計が前年度より-2.6%程度で推移しています。
ただ、インターネット通販の粗利が改善した事で売上総利益率が改善し、予想を上回る見込みに至ったという事だそうです。

株式会社コジマの1Q決算

[rakuten:r-kojima:11092568:detail]

2022/1/11にリリースされた、同社の1Q決算の結果を見てみましょう。

売上高     623.43億円
営業利益   13.09億円
経常利益   14.93億円
四半期純利益 10.11億円

となっていました。
なお、「収益認識に関する会計基準」適用のために、昨年との比較は出ていませんでした。
営業利益率は、2.10%です。
そして1Q末時点での自己資本比率は48.8%で、前年度よりも3.6%ダウンしています。

株式会社コジマの配当利回り

同社の配当予想では、期末配当10円/株となっています。
4/6の同社株式の終値は600円ちょうどでしたので、

予想配当利回り=10/600≒1.67%

という事になりますね。
利回りとしては、やや低めの印象です。

株式会社コジマの株主優待

コジマの株主優待は、8月末日の時点で100株以上を保有した場合にいただけます。
shousanshouuoは例年、長期保有分の優待券増額を含めて3,000円分の優待券を頂いています。

仮に、100株を2年以上長期保有した場合の予想配当+優待利回りは以下の計算になりますね。

予想配当+優待利回り=10+30/600≒6.67%

という計算になりそうです。
これぐらいの利回りであると、利用できる店舗が近所にある場合には大変ありがたいものです。

【関連記事】

2022年に届いた、同社の優待券券面を当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo