ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

VTホールディングス株式会社(7593)の業績予想の上方修正について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
VTホールディングスという企業をご存じでしょうか?
東海地方を本拠地として、自動車ディーラー中古車輸出レンタカー、住宅関連事業等を行っている企業です。
shousanshouuoは、VTホールディングスの末席株主です。
今回はVTホールディングス株式会社(7593)の業績予想の上方修正」についての記事です。

まとめ


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VTホールディングス株式会社(7593)は、東京証券取引所プライム市場名古屋証券取引所プレミア市場へと上場している愛知県の企業で、自動車ディーラーから、中古車の輸出、住宅関連事業に加えて自動車メーカーを擁している企業グループです。
昨日、同社からは業績予想の上方修正が発表されていました。
半導体不足で販売台数が減少したものの、値引きが抑制された事で営業利益率が改善したり、中古車市場も堅調に推移したという事が影響したと思われます。
同社はM&Aに積極的な事でも知られているため、今後も成長が期待できることと
予想配当利回りが4.89%と比較的高い事、株主優待券でのキーパー施工の20%割引が魅力的ではないかと感じています。
そのため、今後も末席株主として末永く同社を応援していきたいと思っています。

VTホールディングス株式会社とは

VTホールディングス株式会社(7593)は、東京証券取引所プライム市場名古屋証券取引所プレミア市場へと上場している愛知県の企業です。

グループ会社には、

  • 国内自動車ディーラー
  • 海外自動車ディーラー
  • インポーター
  • メーカー
  • 中古車輸出
  • レンタカー
  • システム開発
  • 住宅関連事業

があり、自動車関連事業を中心に幅広く事業を展開しています。
M&Aに積極的な企業であることでも知られていますね。

同社の歴史

1983年に「株式会社ホンダベルノ東海」が設立されたのが同社のルーツとなっています。かつては自動車メーカーもラインナップが多数あり、販売店も複数チャネル制が一般的だったのですね。
1998年には、名古屋証券取引所市場第二部へ上場した事で株式公開を果たしています。
翌1999年からは、株式会社フォードライフ中部およびホンダ自販名南の株式取得や、株式会社オリックスレンタカー中部の設立を行い、
その後は岐阜県への進出や、同じホンダ系列の販売店取得等に積極的な展開を見せていました。
2000年には大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場へ上場を果たしており、
その後も「株式会社トラスト」「株式会社シー・イー・エス」「エルシーアイ株式会社」「長野日産自動車株式会社」「静岡日産自動車株式会社」「三河日産自動車株式会社」「TRUST ABSOLUT AUTO (PTY) LTD.」「SOJITZ ABSOLUT AUTO (PTY) LTD.」「株式会社日産サティオ埼玉」「COLT CAR RETAIL LIMITED」「株式会社日産サティオ奈良」「株式会社エムジーホーム」・・・と多数の企業を連結子会社化しています。

2015年には、東京証券取引所市場第一部、名古屋証券取引所市場第一部の指定銘柄となっています。
その後も積極的にM&Aを継続しており、
2021年4月には、CATERHAM CARS LIMITED及びその子会社2社を連結子会社化していました。ついに、自動車メーカーまでもグループに収めてしまったのですね。

業績予想の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、以下の様に業績予想の上方修正となっています。

                  前回予想   今回修正予想

売上収益             2,320.00億円 ⇒ 2,380.00億円 (+2.6%)
営業利益               86.00億円 ⇒ 100.00億円 (+16.3%)
税引前利益            161.00億円 ⇒ 175.00億円 (+8.7%)
親会社の所有者に帰属する当期利益 108.00億円 ⇒ 115.00億円 (+6.5%)

いずれも増収増益の見通しとなっていますね。
半導体不足で、自動車販売台数が伸び悩んでいましたが、その分値引きの抑制等で利益率が上昇したのではないかと推定します。

VTホールディングス株式会社の3Q時点での進捗率、決算

ちなみに、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上収益              1,722.97億円 (進捗率 72.39%)
営業利益                 67.35億円 (進捗率 67.35%)
税引前利益              143.97億円 (進捗率 82.27%)
親会社の所有者に帰属する四半期利益 96.18億円 (進捗率 83.63%)

3Q時点での営業利益率は、3.91%です。
そして3Q末時点での親会社所有者帰属持分比率は26.4%で、前年度よりも3.3%改善しています。

4Qでは、営業利益率が改善したという事でしょうか。
通期での営業利益率は4.20%と見込まれますね。

VTホールディングス株式会社のセグメント別業績

同社の決算短信では、

  • 自動車販売関連事業
  • 住宅関連事業

として開示されていました。
それぞれの数値を確認してみましょう。

自動車関連販売事業

売上収益 1,631.64億円 (前年比 +22.1%)
営業利益   56.14億円 (前年比 +41.3%)
営業利益率        3.44% (前年比 +0.47%)

国内における新車販売では、

ホンダ車 5,205台 (前年比 +25.3%)
日産車  12,844台 (前年比 +9.4%)

となり、海外も含めたグループ全体の新車販売台数は33,242台 (前年比 +13.7%)という良い結果でした。

中古車部門でも、輸出台数が回復し、国内・海外における中古車販売台数も伸びた様で、グループ全体の中古車販売台数は36,038台 (前年比 +8.5%)となっています。

また、点検、車検、修理、手数料収入等でも増収増益となった事に加え、
意外にもレンタカー部門では新車の納期遅れによる代車需要があった事で増収増益に至っています。
レンタカー業界は厳しいとばかり思っていましたので、新車の納期遅れによる代車の需要とは意外でした。

住宅関連販売事業

売上収益     90.26億円 (前年比 +99.6%)
営業利益       6.63億円 (前年比 +60.0%)
営業利益率      6.49% (前年比 -15.04%)

分譲マンションや、注文建築・戸建分譲を行っている様ですね。
なお、今年は営業利益率が大きくマイナスになっていますが、
前年はM&Aに伴うその他の営業利益があったという特殊要因が影響したみたいです。

VTホールディングス株式会社の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当11円、期末配当11円で合計22円/株となっています。
4/5の同社終値は452円でしたので、

予想配当利回り=22/452≒4.89%

という事になりますね。
利回りとしては良い水準になるかと思います。

VTホールディングス株式会社の株主優待

同社は株主優待制度を実施しており、毎年3月末日の株主名簿に記載された100株以上の株主を対象としています。

100~999株保有で、株主優待を頂く事が出来ます。
1,000株以上の保有では、カタログギフトも頂けるのですがshousanshouuoは末席株主ですので、昨年は株主優待券のみ頂いています。

同社の優待券の内容は

  1. 新車・中古車購入時利用優待券(30,000円) 1枚
  2. 車検時利用優待券(10,000円) 1枚
  3. レンタカー利用割引券(一般料金表より20%OFF、その他料金(インターネット含む)より10%OFF) 5枚
  4. キーパーLABOサービス利用割引券(20%割引 ※車検・板金・ウィンドフィルムは割引対象外) 1枚

となっています。


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全てのサービスを利用する事は難しいかもしれませんが、仮に
毎年クリスタルキーパーの施工を依頼すると
Mサイズでの施工料金が1年目は21,800円、2年目以降は18,800円ですので、
20%割引で1年目は17,440円、2年目以降は15,040円となり毎月の洗車代ぐらいで済みそうですね。
愛車を大切にしたい人にとっては、検討の価値がありそうです。
クリスタルキーパーを毎年依頼する場合、2年目以降は

予想配当+優待利回り=22+37.6/452≒13.19%

という計算になりそうです。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo