ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

ムトー精工(7927) 業績予想上方修正と大幅増配を発表【期末配当11.50円⇒53.50円へ大増配!!】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ムトー精工株式会社(7927)をご存知でしょうか?
shousanshouuoは、ムトー精工株式会社(7927)の末席株主です。

今回は「ムトー精工(7927) 業績予想上方修正と大幅増配を発表【期末配当11.50円⇒53.50円へ大増配!!】」についての記事です。

 

まとめ


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ムトー精工株式会社(7927)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している岐阜の企業で
AV機器や自動車関連機器部品の金型やプラスチック成型が主力事業です。生産拠点はベトナムや中国にも存在しており、製品の生産を行っています。

昨日同社からは業績予想の上方修正と、大幅な増配が発表となっていました。
為替差益の影響もあったと思われるので、長期的にこの水準での配当が続くかは懸念がありますが、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

ムトー精工株式会社(7927)とは


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同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している岐阜の企業です。
AV機器や自動車関連機器部品の金型やプラスチック成型が主力となっており、ベトナムやタイ、中国でも製品の生産を行っています。

同社の歴史

1956年 岐阜市内で「武藤合成樹脂工業所」を創業。
1961年 有限会社へと改組。
1965年 各務原市へ本社・工場を移転。
1968年 金型製造を担う子会社「東立精工株式会社」を設立。
1970年 「武藤合成株式会社」に改組。
1976年 「株式会社花田製作所」を買収。
1985年 「東立精工株式会社」を吸収合併し「ムトー精工株式会社」へ社名変更。
     合わせて時価発行増資で資本金を1.77億円に増額。
1986年 時価発行増資で資本金を2.74億円に増額。
1989年 時価発行増資で資本金を3.68億円に増額。
1992年 新株引受権付社債の引受権行使により資本金を6.06億円に増額。
     私募債3億円を発行。
1993年 株式を店頭登録し、株式公開を果たす。合わせて資本金を10.11億円に増額。
1995年 ベトナム子会社を設立。
1996年 ISO9002認証を取得。
1999年 公募増資により資本金を18.53億円に増額。ISO14001認証を取得。
2000年 シンガポール子会社を設立。
2002年 筑波事務所を閉鎖。
2003年 「大英エレクトロニクス株式会社」を買収。中国子会社を設立。
2004年 公募増資により資本金を21.89億円に増額。
2005年 香港子会社を設立。
2007年 「タチバナ精機株式会社、ハントンスプリングインダストリーズSDN. BHD.」を買収。
2012年 大分営業所を新設。タイ子会社を設立。
2017年 大分営業所を閉鎖。

ムトー精工株式会社(7927) 2023年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。

昨年9月に棚卸資産に関する不適切な会計処理があったために
純利益を減額する業績予想の下方修正を行っていただけに
この発表はサプライズ過ぎました。

内容は以下の様になっています。

              前回発表予想   今回修正予想

売上高            210.00億円 ⇒ 248.00億円 (増減率 +18.1%)
営業利益             10.00億円 ⇒   15.00億円 (増減率 +50.0%)
経常利益             10.00億円 ⇒   19.00億円 (増減率 +90.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 5.50億円 ⇒    11.00億円 (増減率 +100.0%)

為替差益の影響が大きかった可能性があるため、2024年3月期の業績がどうなるかは不確定要素が大きそうですが、今期の業績が好調なのは大変ありがたいことです。

ムトー精工株式会社(7927) 配当方針の変更及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ

今回の記事のタイトルにもしましたが、大増配の発表でした。

こちらも、昨年9月の不適切会計を受け

期末配当20円 ⇒ 11.50円

へと減額になっていたあとですので、嬉しいサプライズです。

内容ですが、

配当性向の目安を25% ⇒ 40%程度へ引き上げ

の決定と、

期末配当 11.50円 ⇒ 53.50円/株

への引き上げとなっています。

中間配当が8円でしたので、年間配当は合計で61.50円ということになりますね。

同社株式の昨日終値は764円でしたので、

予想配当利回り=61.50/764≒8.05%

という事になりますね。

恐らく、週明けからはストップ高が続くのでしょうが・・・
すごい配当利回りになってしまいました。

こういうのがあるから、バリュー株投資はやめられないですね。

ムトー精工株式会社(7927) 2023年3月期3Q決算

また、昨日は同社の2023年3月期第三四半期決算が合わせてリリースされていましたので、数値を確認しておきます。

売上高               201.35億円 (前年同期比 +33.7%)
営業利益             14.43億円 (前年同期比 +176.4%)
経常利益             18.22億円 (前年同期比 +210.8%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 11.87億円 (前年同期比 +184.0%)

となっていました。
増収増益という結果ですね。

営業利益率は7.17%としっかり利幅がある様です。
そして3Q末時点での自己資本比率は58.4%と前年同期よりも3.0%アップしています。

ムトー精工株式会社(7927)のセグメント別業績

同社の決算短信では

  • プラスチック成型事業
  • 精密プレス部品事業
  • プリント基板事業

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

プラスチック成型事業

売上高             192.14億円 (前年同期比 +34.20%)
セグメント利益 13.55億円 (前年同期比 +163.09%)
セグメント利益率   7.06% (前年同期より3.46%改善)

同社の主力事業ですね。

デジタルカメラ部品やプリンター部品、電子ペン部品、金型を中心とした受注増加や経費削減に努めたことで増収増益となっています。

精密プレス部品事業

売上高                 6.74億円 (前年同期比 +24.56%)
セグメント利益 -0.11億円 (前年同期は -0.67億円)
セグメント利益率 -1.78% (前年同期より10.77%改善)

電子ペン部品や医療機器部品の売上高は堅調に推移している様です。
また、自動車関連部品の受注回復等もあり増収となったみたいですね。
まだ赤字が続いていますが、前期よりも事業環境の改善がみられます。

プリント基板事業

売上高                  2.99億円 (前年同期比 +18.00%)
セグメント利益   1.00億円 (前年同期比 +33.59%)
セグメント利益率 33.51% (前年同期より3.91%改善)

プリント基板の設計と検査を行っているみたいですね。
こちらの事業も増収増益となっています。

ムトー精工株式会社(7927)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません
また、新設等のリリースがあれば当ブログで取り上げたいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo