ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

CVSベイエリア(2687) 2023年2月期3Q決算を発表【営業黒字化を達成、通期業績上方修正あるか】

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社CVSベイエリア(2687)をご存じでしょうか?
最近では、株主優待利回りの高い銘柄として紹介される事が多い企業でユニット型ホテル(いわゆるカプセルホテルですね)やビジネスホテルの運営を東京・千葉で手掛けている企業です。
shousanshouuoは、株式会社CVSベイエリア(2687)の末席株主です。

今回はCVSベイエリア(2687) 2023年2月期3Q決算を発表【営業黒字化を達成、通期業績上方修正あるか】」についての記事です。

まとめ


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株式会社CVSベイエリア(2687)は、

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。

現在は、ホテル運営マンションのフロントサービスが主力事業となっています。

昨日、同社からは2023年2月期3Q決算がリリースされていました。
なんとか営業黒字化を達成した事が嬉しいですね。

ホテル事業の売上高が3Q以降で急増しており、
このままのペースでいくと同社の業績予想を少しだけ上回って着地するのではないか、と期待しています。

同社の優待利回りは魅力的で、ディズニーリゾートへ行く際には同社のホテルを積極的に利用したいと思っていますので、

今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社CVSベイエリア(2687)とは

同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している千葉の企業です。

現在は、ホテル運営マンションのフロントサービスが主力事業となっていますが、かつてはコンビニエンス・ストアを多数運営しているメガフランチャイザーでした。

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社CVSベイエリア(2687)の2023年2月期3Q決算


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昨日、同社からは2023年2月期の第三四半期決算がリリースされていました。
営業黒字化を達成したことと、この3Qでの売上高が大きく伸びたことが印象的な決算となっています。

数値を確認しておきましょう。

売上高                51.24億円
営業利益              0.12億円
経常利益             -0.18億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.80億円

となっていました。
前年同期との比較については「収益認識に関する会計基準」適用のために記載がありませんでした。

営業利益率は0.25%と低いですが、営業黒字化出来た事は大きいのではないでしょうか。
そして3Q末時点での自己資本比率は30.5%で、前年同期から0.4%アップしています。

実際、中間決算からの推移を確認してみると

                  2Q      3Q

売上高                33.56億円 ⇒ 51.24億円 (+17.68億円)
営業利益             -0.44億円 ⇒   0.12億円 (+0.56億円)
経常利益             -0.63億円 ⇒   -0.18億円 (+0.45億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.78億円 ⇒   -0.80億円 (-0.02億円)

となっており、
第三四半期だけで見ると営業利益率は3.17%となります。

全国旅行支援割引の影響も大きかったかと思いますが、
足元での業績改善に好感が持てる結果だったとshousanshouuoは判断しました。

株式会社CVSベイエリア(2687)のセグメント別業績


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同社の決算短信では、

  • ホテル事業
  • マンションフロントサービス事業
  • クリーニング事業
  • コンビニエンス・ストア事業
  • その他事業

に分かれて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

ホテル事業

売上高                   6.20億円 (前年同期比 +55.99%)
セグメント利益   -0.78億円 (前年同期は -2.23億円)
セグメント利益率 -12.69% (前年同期より43.54%改善)

宿泊需要が急拡大したこともあって、稼働率、客室単価がともに大幅に改善した様です。
まだ赤字ではありますが、11月単月ではセグメント利益を確保できたなど、大幅に状況が上向いてきていると言えます。

ユニット型ホテルはまだ需要の回復が厳しい様ですが、また都内の客室単価が高くなってくる様であれば、ビジネスチャンスが訪れそうですね。

なお、秋葉原のBAY HOTELではスマートフォンアプリゲームとのコラボ等を積極的に行うことで、他社との差別化を図っています。

マンションフロントサービス事業

売上高                32.13億円 (前年同期比 -5.87%)
セグメント利益   3.18億円 (前年同期比 -1.20%)
セグメント利益率   9.90% (前年同期より0.47%改善)

収入の減少については、1.09億円分が収益認識会計基準等の適用によるものの様で、事実上はそこまで事業が縮小しているという状況でもないみたいですね。

利益率も高く、独自のサービスを展開しているため急激に事業環境が悪化するリスクは高くはなさそうです。

クリーニング事業

売上高                  1.77億円 (前年同期比 -70.16%)
セグメント利益   0.16億円 (前年同期比 -13.56%)
セグメント利益率   9.34% (前年同期より6.11%改善)

こちらも、収益認識会計基準の影響で4.29億円収入が減少となっていますが、実態は大きく変わりない様です。

なお、事業拠点の集約や業務効率化のための自社工場閉鎖等を実施していることもあって今後は採算性の改善も期待が出来そうです。

コンビニエンス・ストア事業

売上高               10.51億円 (前年同期比 +4.66%)
セグメント利益   0.64億円 (前年同期比 +223.91%)
セグメント利益率   6.13% (前年同期より4.15%改善)

ビッグサイトでの大規模イベントが通常通り開催された事や、ホテル併設店舗がホテル稼働率上昇の影響で売上を伸ばしたこともあり、売上高は増加しています。

その他事業

売上高                  1.25億円 (前年同期比 -11.46%)
セグメント利益    0.35億円 (前年同期比 +13.48%)
セグメント利益率  28.01% (前年同期より6.16%改善)

都内に保有していた賃貸用不動産を9月に譲渡したため、
売上高は減少となっています。

ただ、成田のキャンプ場については、利用客の少ない日にはメディアへの撮影場所として提供する等、営業活動を頑張っているみたいです。

今後、グランピング施設を開業する可能性が高いですので引き続き営業活動に注力して頂き、知名度がアップすることを期待したいところです。

株式会社CVSベイエリア(2687)の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高              68.47億円 (進捗率 74.84%)
営業利益            0.35億円 (進捗率 34.29%)
経常利益            0.16億円 
親会社株主に帰属する当期純利益 0.03億円 

※「収益認識に関する会計基準」適用のため、前期との比較はありませんでした。

仮にですが、3Qと同程度の業績が4Qでも続く様ならば営業利益・経常利益は若干上振れが期待できるかもしれません。

【関連記事】

2023/4/12に、同社の2023年2月期本決算が発表となり、
わずかに業績予想から上振れての着地となりました。
当ブログの以下の記事で紹介していますので、宜しければそちらもご参照下さい。

 

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株式会社CVSベイエリア(2687)の配当利回り

[rakuten:auc-toysanta:10259423:detail]

同社の配当予想では、中間配当8円、期末配当8円で合計16円/株となっています。
同社株式の昨日終値は405円でしたので、

予想配当利回り=16/405≒3.95%

という事になりますね。
これはかなりの高配当利回りとなります。

現在は、実際に得られた純利益以上に配当を支払っているのでタコ足配当の状態ですが、今後業績が改善する事で株価の上昇やさらなる配当の増額が期待出来るかもしれません。

株式会社CVSベイエリア(2687)の株主優待

同社は、株主優待制度を導入しています。
それも、年に2回のチャンスがあります。

内容ですが、以下の通りです。

2月末

100~199株 運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 2枚
200株~    運営ホテルで利用できる2,000円相当の宿泊割引優待券 2枚
       ※2年以上継続保有すると、いただける優待券が3枚に増加

100株~    成田スカイウェイBBQ 株主限定割引プラン申込券    1枚
       (通常より日帰り 500円、宿泊 1,000円割引)

8月末

100~499株 運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 2枚
500株~    運営ホテルで利用できる1,000円相当の宿泊割引優待券 4枚


仮に100株を保有して、すべての優待を使い切ったとすると、

優待でお得になる金額が7,000円分/年となりますので、

予想配当+優待利回り=16+70/405≒20.99%

という計算になりそうです。
これは、かなりの高利回りですね。

東京や千葉のユニット型ホテル、ビジネスホテルを利用する予定がある方にとっては魅力的な優待と言えるのではないかと思います。

【関連記事】

実際に同社から頂いた優待券の券面は、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。

 

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昨日の取引


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昨日は

を購入しました。

配当利回りが高い事が魅力的であること
相対的に割安感が強かったこと
株価が騰がり始めている様に見えた

というのが購入に至った理由です。
しばらく前は1,000円前後で推移していた株ですので、またしばらくすれば浮上するのではないか、という期待もあります。

そして、親会社との関係性がどうなるか、というのも一つの妙味ですね。しばらく保有を予定したいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo