ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
いちごホテルリート投資法人(3463)という投資法人があります。
同法人の運用物件は、日本国内のビジネスホテルを中心とした宿泊施設で構成されています。
shousanshouuoは、いちごホテルリート投資法人(3463)の末席投資主です。
今回は「いちごホテルリート投資法人(3463) 8月度月次実績【客室稼働率 前年比+23.6%、RevPAR 前年比 +79.0%】」についての記事です。
まとめ
いちごホテルリート投資法人(3463)は、名前の通りホテルを組み入れているREITです。
資産総額は593億円となっており、日本国内のホテル25物件を保有しています。
旅行需要の回復に伴って、ホテルの運営状況は大きく回復が続いている様です。
昨日、2022年8月度のホテル運営状況のリリースがあり、
客室稼働率 前年比+23.6%、RevPAR 前年比 +79.0%
という結果でした。
新型コロナウィルス感染症の影響は不透明ながらも、夏休みの稼働状況は良好であったと判断出来そうですね。
今後も業績の回復を期待しつつ、投資主優待等を活用しながら同社を応援していきたいと思っています。
いちごホテルリート投資法人(3463)とは
同投資法人は、名前の通りホテルを組み入れているREITです。
資産総額は593億円となっており、日本国内のホテル25物件を保有しています。
地域別の投資比率としては、2022/7/31時点で
- 大阪 17.6%
- 京都 8.5%
- 中国・四国 17.0%
- 東海 13.6%
- 東京 17.1%
- 北海道 7.4%
- 九州 6.8%
- 名古屋 5.1%
- 関東甲信越 4.1%
- 神戸 2.8%
と、近畿地方の物件が28.9%を、関東地方の物件が21.1%を占めています。
比較的、地域に偏りが少なく分散されていると言えるポートフォリオではないでしょうか。
ホテル運営状況のお知らせ(2022年8月度)
昨日、同REITから2022年8月度のホテル運営状況の開示がありました。
内容としては、以下の通りです。
国内ホテル合計
稼働率 83.5% (前年同月比 +23.6%)
ADR 6,385円 (前年同月比 +28.4%)
RevPAR 5,332円 (前年同月比 +79.0%)
売上高 5.93億円 (前年同月比 +84.7%)
大幅に稼働状況が改善している事が分かりますね。
ポートフォリオのうち、15ホテルで70%超の稼働率を記録しています。
変動賃料導入の15ホテル合計
稼働率 88.2% (前年同月比 +23.8%)
ADR 6,150円 (前年同月比 +32.4%)
RevPAR 5,422円 (前年同月比 +81.4%)
売上高 4.20億円 (前年同月比 +84.1%)
こちらのホテル群では、稼働率がやや全体を上回っています。
いちごグループの博多ホテルズでのホテル運営手法では、稼働率アップに向けたマネジメントを積極的に取り入れている様で、それが功を奏しているのかもしれませんね。
固定賃料の7ホテル合計
- 価格: 100000 円
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稼働率 73.2% (前年同月比 +23.1%)
ADR 7,008円 (前年同月比 +18.8%)
RevPAR 5,133円 (前年同月比 +73.7%)
売上高 1.72億円 (前年同月比 +86.2%)
こちらは、開示されているホテルのうちほとんどがコンフォートホテルとなっています。
そのため、グリーンズの運営しているホテルの稼働状況を推定するのに役立ちそうなデータなんですよね。
大型物件であるコンフォートホテル中部国際空港が大きく足を引っ張ってしまう結果となっていますが、それ以外のコンフォートホテルでは稼働率が大幅に改善している様です。
【関連記事】
2022年12月度の月次実績については、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
いちごホテルリート投資法人(3463)の2022年7月期決算
REITの場合は、年間2回の決算があるというのが株式と異なるところですね。
2022年7月期の決算が2022/9/14にリリースされていましたので、その数値を確認しておきましょう。
営業収益 12.48億円 (前期比 +10.9%)
営業利益 5.66億円 (前期比 +20.1%)
経常利益 3.62億円 (前期比 +32.1%)
当期純利益 3.61億円 (前期比 +5.4%)
となっていました。
営業利益率は45.41%です。
そして自己資本比率は53.8%で、前期から横ばいとなっています。
いちごホテルリート投資法人(3463)の業績予想・進捗率
2023年1月期の業績予想は、以下の通りとなっています。
営業収益 12.05億円 (前期比 -3.5%)
営業利益 5.14億円 (前期比 -9.2%)
経常利益 2.83億円 (前期比 -21.9%)
当期純利益 2.82億円 (前期比 -22.0%)
新規取得予定のホテルサンシャイン宇都宮を含んだ前提とのことですが、
変動賃料導入ホテルの指標として
客室稼働率 76.8%
ADR 5,505円
RevPAR 4,227円
での前提で算出された数値の様ですね。
2022年7月期の決算内容を見る限りでは、やや保守的な印象を受けますので今後は若干の上振れも期待は出来そうです。
※実際、2022/12/22に運用状況・分配金予想の上方修正が発表となりました。
修正後の数値については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
いちごホテルリート投資法人(3463)の分配金利回り
予想では、2023年1月期の分配金は1,106円となっています。
2022年7月期の分配金は1,418円でしたので、
現時点で計算可能な年間分配金は2,524円/口となっています。
予想分配金利回り=2,524/104,800≒2.41%
という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
いちごホテルリート投資法人(3463)の投資主優待
同投資法人は、投資主優待制度を導入しています。
1月末、7月末時点での全投資主に対して、
- いちごJリーグ株主・投資主優待
- 宿泊代金割引
の、2つが用意されています。
いちごJリーグ株主・投資主優待
株式会社いちご(2337)のグループで運営しているJリーグ株主・投資主優待と同一の内容になります。
shousanshouuoは、これまでJリーグの観戦をしたことがないので行ってみたいなとも思いますが、なかなか当選しないのかもしれない・・・とか、近くで試合が都合の合う日に開催されていない・・・といった理由で応募した事はありません。
また、利用する機会があれば当ブログでも取り上げたいと思います。
【関連記事】
実際に届いた優待案内を、当ブログの以下の記事に掲載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
宿泊代金割引
宿泊代金割引に関しては、
「ホテルウィングインターナショナル」が法人料金(公式サイトの12%割引)
「スマイルホテル」「ホテルエミシア」が公式サイトの10%割引
で利用できるものとなっています。
2社の運営するホテルを合わせると、全国で100か所ほどで利用が出来るというものになっていますので是非利用を検討したいと思います。
なお、これまでは
株式会社グリーンズ(6547)が運営している「コンフォートホテル」「グリーンズホテルズ」の宿泊割引もあったのですが、優待制度への参加が終了となってしまいました。
グリーンズ(6547)は、自身の投資先企業でもあったので宿泊需要回復に伴う優待中止についてはウェルカムですが、投資主優待の利用先が減ってしまうのは少し残念ですね。
【関連記事】
グリーンズの2022年6月期業績については、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo