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インヴィンシブル投資法人(8963)という投資法人があります。
同法人の運用物件は、マイステイズ・ホテル・マネジメントが運営している宿泊施設と海外ホテル、住居で構成されています。
shousanshouuoは、インヴィンシブル投資法人の末席投資主です。
今回は「インヴィンシブル投資法人(8963) 月次実績【客室稼働率 前年比+30.1%、RevPAR 前年比 +115.8%】」についての記事です。
まとめ
インヴィンシブル投資法人(8963)は、ホテル、商業施設、住居を組み入れており、資産総額4,913億円のREITです。
同社はホテルの組み入れ比率が90%を超えており、全国各地に立地している事から旅行需要の回復に伴って業績が大きく回復する事を期待できるのではないかと期待をしています。
実際、2022年6月期の累計でも保有する国内ホテル物件のRevPARが4,614円まで回復しています。
新型コロナウィルス感染症の影響は不透明ながらも、夏休みの稼働状況もそれなりに期待できるのではないかと考えています。
前年同期と比較すると+86.7%のRevPARという事になり、業績回復は堅調と言えそうです。
今後も業績の回復を期待しつつ、投資主優待等を活用しながら同社を応援していきたいと思っています。
インヴィンシブル投資法人(8963)とは
同投資法人は、ホテル、商業施設、住居を組み入れているREITです。
資産総額は4,913億円となっており、
- ホテル86物件(優先出資証券含む)
- 住居41物件
- 商業施設1物件
が内訳となっています。
用途別の投資比率としては、
- ホテル 91.7%
- 住居 7.8%
- 商業施設 0.5%
とホテルの組み入れ比率が高いものになっています。
地域別の投資比率としては、
- 東京23区 32.0%
- 首都圏(東京23区以外) 13.7%
- 北海道 13.5%
と、上位3地域で50%以上を占めています。
ポートフォリオの運用実績(2022年6月)に関するお知らせ
昨日、同REITから2022年6月の運用実績の開示がありました。
内容としては、以下の通りです。
国内ホテル
稼働率 68.2% (前年同月比 +38.1%)
ADR 7,617円 (前年同月比 +20.5%)
RevPAR 5,192円 (前年同月比 +115.8%)
売上高 36.53億円 (前年同月比 +96.5%)
大幅に稼働状況が改善している事が分かりますね。
ポートフォリオのうち、約半数のホテルで70%超の稼働率を記録しています。
海外ホテル
稼働率 49.6% (前年同月比 +40.7%)
ADR 341$ (前年同月比 +82.2%)
RevPAR 169$ (前年同月比 +918.8%)
売上高 511.5万$ (前年同月比 +565.6%)
ケイマンに2物件を保有しているのですが、こちらも急速に回復していると言えそうです。
ケイマンでは入国前のコロナウィルス陰性証明が不要となっている事や、屋内公共エリアでのマスク着用義務解除等、観光シーズンである11月に向けた施策が実施されているとの事です。
住居物件
稼働率 96.0% (前年同月比 -0.2%)
平均賃料坪単価 9,145円 (前年同月比 +0.4%)
安定的な収入源となっている事がよく分かります。
更新契約では、1/3のテナントで賃料上昇の合意が得られているみたいです。
なお、先月の月次実績に関しても当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
インヴィンシブル投資法人(8963)の2021年12月期決算
REITの場合は、年間2回の決算があるというのが株式と異なるところですね。
昨年12月期の決算が2022/2/24にリリースされていましたので、その数値を確認しておきましょう。
営業収益 84.06億円 (前期比 +120.9%)
営業利益 22.92億円 (前期は -23.41億円)
経常利益 10.14億円 (前期は -35.99億円)
当期純利益 10.14億円 (前期は -35.99億円)
となっていました。
営業利益率は27.27%です。
そして自己資本比率は49.7%で、前期よりも0.5%アップしています。
インヴィンシブル投資法人(8963)の業績予想・進捗率
同社の通期業績予想は、まだ未定のままになっています。
ただし、昨日のリリースで
7月の国内ホテルRevPARが、予想通り前年同月比+115%で着地できたという状況が明らかになりました。
実際には、+115.8%でRevPARが5,192円になったとの事です。
とはいえ、2019年のコロナ前の状況からは4割程度低いRevPARとなっています。
当期累計でのRevPARは4,614円となったみたいです。
なお、ケイマンの2物件も稼働率、RevPARともに大きく改善しているみたいですし、
住居ポートフォリオの運用実績も安定して推移しています。
【関連記事】
2022年12月期の運用状況予想がリリースされ、その内容を当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
インヴィンシブル投資法人(8963)の分配金利回り
同社の予想では、6月期の分配金が78円となっています。
昨年12月期の分配金は166円でしたので、
現時点で計算可能な年間分配金は244円/口となっています。
予想分配金利回り=244/39,350≒0.62%
という事になりますね。
ホテル物件を運営しているマイステイズ・ホテル・マネジメントとの契約内容次第ではありますが、今後は分配金がもう少しずつ増えてくれる事を期待したいと思います。
【関連記事】
2022年12月期の分配金予想がリリースされ、その内容を当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
インヴィンシブル投資法人(8963)の投資主優待
同投資法人は、投資主優待制度を導入しています。
12月末、6月末時点での全投資主が、
- シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
- マイステイズホテルグループの全てのホテル
において、優待価格での宿泊利用が可能となっています。
こちらは、ベスト・アベイラブル・レートから10%割引という事になるみたいです。
ただし、かんぽの宿については、1泊2食付きプランで1名1泊あたり1,000円(税込)の優待割引が適用になるとの事でした。
ビジネスホテルだけでなく、リゾートホテルも含めて幅広く利用が可能というのはありがたい事ですね。
是非、家族旅行等の機会を利用して投資主優待の利用を予定したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo