ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

インターライフホールディングス株式会社(1418)の自己株式買付について

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
インターライフホールディングスという企業をご存知でしょうか?
同社は商業施設等の設計施工、管理メンテナンス等を行っている企業です。

昨日、同社から発行済株式総数の20%に相当する自己株式取得のニュースがありました。
shousanshouuoは、インターライフホールディングスの末席株主です。
今回は「インターライフホールディングス株式会社(1418)の自己株式買付」についての記事です。

まとめ

インターライフホールディングス株式会社(1418)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している東京の企業で
商業施設等の設計施工、管理メンテナンス等を行っています。

昨日、同社からは発行済株式総数の20%に相当する自己株式取得のニュースがありました。これは、第2位株主であるセガサミーホールディングス保有する株式全てに相当します。

元々、セガサミーグループとは親密な企業でもあったため、今後は新たな中期経営計画を含めて何か動きがあるのかな、と期待をしています。
なお、同社株式の予想配当利回りは2.21%予想配当+優待利回りは2.76%となっています。
今後の動向を窺いつつも、末席株主として引き続き同社を応援したいと考えています。

インターライフホールディングス株式会社とは


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上記店舗は、同社が設計施工したものだそうです。

 

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
事業内容としては、

商業施設・公共施設の設計施工、管理メンテナンスなどのトータルサービスならびに、通信業界への人材派遣などを展開するグループの持株会社として、グループの経営管理及びそれに付帯する業務

を行っています。
中核となるのは、株式会社日商インターライフという企業ですね。

同社の歴史

1975年 「株式会社日商」が設立されました。
1980年代には、建設業者の登録や宅地建物取引業者免許を取得し、商業施設の総合工事業務を開始しています。
1988年 商号を「株式会社日商インターライフ」へと変更しており、
1990年 株式の店頭登録を行った事で、株式公開を果たしています。
2009年以降は、M&Aを積極的に行う様になっており多数の企業を子会社化し、
2010年に同社は持株会社である「インターライフホールディングス株式会社」を設立して株式移転を行っています。
近年は、主力事業となる店舗を運営する企業が新型コロナウィルス感染症の影響を受けた事もあり、事業の選択と集中を行うべく、複数の企業を譲渡したり解散していたところでした。

自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ

昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
内容としては、昨日の終値である181円で同社株式の買付けを行うというものです。
ここまでならば、さほど驚く事がないのですが驚きなのはその株式数です。

合計 401.72万株(発行済株式総数の20.08%)

という非常に多い量の自己株式取得となっていました。

金額ベースでは、総額 7.27億円に相当します。

本株式の買付けには、第2位の株主であるセガサミーホールディングス株式会社の持株全部が応募される、という事になる様です。

元々セガサミーグループとの関係は親密なものだと思っていましたので、株式の売却はどういった意図なのか・・・と勘ぐってしまいます。

また、同社は2022/1/13にリリースした「通期連結業績予想の修正(下方)」で

【現在、2023年2月期を初年度とする中期経営計画を作成しており】

との事でしたが、中期経営計画はまだ発表がありませんでした。
ひょっとすると、株式の非公開化を含めて何かリリースが続くのではないかと期待をしながら、引き続き動向を注視したいと思います。

インターライフホールディングス株式会社の決算

昨日は、同社の決算短信もリリースがありましたので内容を確認しておきましょう。

売上高            117.94億円 (前年度比 -20.4%)
営業利益            0.45億円 (前年度比 -75.3%)
経常利益            0.48億円 (前年度比 -83.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.71億円 (前年度比 -29.5%)

となっていました。
減収減益という残念な結果です。
営業利益率は、0.38%しかありません・・・。
そして期末時点での自己資本比率は51.8%で、前年度より5.6%アップしています。

【関連記事】

同社の2023年2月期3Q決算については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

インターライフホールディングス株式会社のセグメント別業績


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こちらの店舗も、同社が施工したものだそうです。

 

同社の決算短信では、

  • 工事事業
  • 通信・人材サービス事業
  • 不動産事業

に分かれて報告されています。
それぞれの数値を確認しておきましょう。

工事事業

売上高              92.36億円 (前年度比 -7.6%)
セグメント利益  1.80億円 (前年度比 -13.7%)
セグメント利益率  1.96% (前年度比 -0.13%)

主力事業ではありますが、新型コロナウィルス感染症の影響で飲食店舗や物販店舗の出店・改装が計画延期や中止になった事に加え、原材料の高騰が影響して前年度を下回る結果となりました。

通信・人材サービス事業

売上高              23.81億円 (前年度比 -46.1%)
セグメント利益  0.33億円 (前年度は -0.52億円)
セグメント利益率  1.39% (前年度比 +2.58%)

事業再編のため、子会社株式の売却等で13.02億円の減収があったために売上高は大幅に減少していますが、黒字転換を果たしています。
携帯電話の販売台数は、何とか前年を上回る事が出来た様ですね。

不動産事業

売上高                 1.25億円 (前年度比 -68.7%)
セグメント利益   0.13億円 (前年度比 -92.7%)
セグメント利益率 10.45% (前年度比 -42.27%)

前年同期のような大型仲介案件がなかったとの事で、売上高は大きく減少となっていました。

インターライフホールディングス株式会社の業績予想

同社の通期業績予想は以下の様になっています。 

売上高            120.00億円 (前年度比 +1.7%)
営業利益            1.50億円 (前年度比 +231.4%)
経常利益            1.30億円 (前年度比 +167.8%)
親会社株主に帰属する当期純利益 1.00億円 (前年度比 +39.5%)

大幅アップの様にも思えますが、売上以外は2021年2月期並みという事ですね。

インターライフホールディングス株式会社の配当利回り

同社の配当予想では、期末配当45円/株となっています。
昨日、同社の終値は181円でしたので、

予想配当利回り45/181≒2.76%

という事になりますね。
それなりの利回りですが、恐らく本日は株価が上昇するでしょうから利回りは低下すると思われます。

【関連記事】

同社は2023/1/30に増配を発表したため、上記の様に変更となっています。
同社の増配については、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

インターライフホールディングス株式会社の株主優待

同社は株主優待制度を実施していました。
内容としては、
2月末の時点で1年以上1,000~9,999株の同社株式を保有している場合にクオカード1,000円分を贈呈する
というものです。
ですので、仮に1,000株を保有した場合の

予想配当+優待利回り=1+4/181≒2.76%

という計算になりそうです。

【関連記事】

同社は、株主優待制度を廃止することを2023/1/30に発表しました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo