目次
- まとめ
- ヤマトインターナショナル株式会社とは
- ヤマトインターナショナル株式会社の中間決算
- ヤマトインターナショナル株式会社のセグメント別業績
- ヤマトインターナショナル株式会社の配当利回り
- ヤマトインターナショナル株式会社の株主優待
ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ワニのマークの服飾ブランドと言ったら何を思い浮かべますか?
「ラコステ」は有名ですが、もう1つ「クロコダイル」というブランドがスーパーの衣料品コーナー等で売られているのを見た事はないでしょうか?
これらはヤマトインターナショナルの製品である可能性が高いです。
shousanshouuoは、ヤマトインターナショナルの末席株主です。
今回は「ヤマトインターナショナル株式会社(8127)の中間決算」についての記事です。
まとめ
ヤマトインターナショナル株式会社(8127)は、東京証券取引所スタンダード市場に上場している大阪の企業で、「クロコダイル」ブランドのライセンス製造・販売を主力とするアパレル企業です。
同社はスーパー内に販売コーナーを多く保有しており、現在は日本全体で889店舗に販売コーナーを有しています。
一昨日は、同社より中間決算発表がありました。数値は概ね堅調で配当予想も変更はなさそうです。長きにわたって苦戦しているアパレル企業の中でも、比較的善戦している結果ではないでしょうか。
同社の予想配当利回りは1.73%、予想配当+優待利回りは2.88%とやや保守的な数値となっています。他ブランドやEC事業が順調に成長する事を期待しつつ、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ヤマトインターナショナル株式会社とは
東京証券取引所スタンダード市場に上場している、大阪の企業です。
事業内容としては「カジュアルウェアを中心としたアパレル製品の企画・製造・販売」となっており、日本国内では直営店11店舗、総合スーパーの衣料品コーナーにおける販売店舗が878店舗となっており、日本全体では889店舗を有しています。
総合スーパーも含めた店舗検索を行うと、アウトレットモール内の店舗や近所の総合スーパーが出てきますね。
主力のブランドは「クロコダイル」ですが、オンラインショップベースで「CITERA」というブランドや、米国発のアウトドアファッションブランドである「Penfield」やハワイ発のカジュアルサーフブランドである「Lightning Bolt」のライセンス事業も行っています。
同社の歴史
1937年 シャツ製造業として創業したのが同社のルーツである様です。
1947年 「株式会社ヤマト被服工業所」が設立されています。
1953年 「ヤマトシャツ株式会社」へと商号が変更となり、
1959年には、すでに東南アジア・中近東・アフリカへのシャツ輸出を開始しています。
1963年 「クロコダイル」のライセンス販売が開始されています。
1982年 社名を現在の「ヤマトインターナショナル株式会社」へと変更し、大阪証券取引所市場第二部への上場を果たしています。
1987年 大阪証券取引所市場第一部指定銘柄となっています。
2002年 「クロコダイル」のレディスラインをスタートさせています。
2006年 東京証券取引所市場第二部への上場となり、翌2007年には東京証券取引所市場第一部指定銘柄に昇格していました。
しかし、「クロコダイル」の顧客年齢層が上がってきたこともあり、2016年から中期構造改革「ハードからソフトへの変革」を発表したり、他のブランドとして「CITERA」や「Penfield」、「Lightning Bolt」を商品ラインナップに加える等の施策を行ってきていました。
ヤマトインターナショナル株式会社の中間決算
一昨日、同社の中間決算が発表されていました。
早速、内容を確認しておきましょう。
売上高 99.84億円
営業利益 0.76億円
経常利益 3.31億円
親会社株主に帰属する四半期純利益 2.63億円
となっていました。
「収益認識に関する会計基準」適用のため、前期との比較は掲載されていませんでした。
営業利益率は、0.76%です。
そして2Q末時点での自己資本比率は72.5%で前年度より3.4%ダウンとなっています。
ただ、同社の決算短信の数値を確認すると売上高が大きく増加した一方で在庫は増えていない、という結果でした。
そのため、
棚卸資産回転期間が 96.84日 ⇒ 75.25日
へと大きく改善しています。
*2022/9/22追記
同社からは、2022年8月期の通期連結業績予想の上方修正と、期末配当増額の発表がありました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ヤマトインターナショナル株式会社のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- 繊維製品製造販売業
- 不動産賃貸事業
のセグメント別業績が開示されていましたので、早速内容を確認してみます。
繊維製品製造販売業
売上高 98.40億円 (前年度比 +35.65%)
セグメント利益 3.14億円 (前年度比 +31.88%)
セグメント利益率 3.20% (前年度比 -0.09%)
売上高が昨年よりも上昇しており、店舗数が減少したものの既存店全社ベースで6%の増収だったそうです。
また、EC事業でのクロコダイル売上は前年比36%の増収となっており少しずつ割合も大きくなっている事が推定されます。
不動産賃貸事業
売上高 1.44億円 (前年度比 -6.38%)
セグメント利益 0.85億円 (前年度比 +3.91%)
セグメント利益率 58.88% (前年度比 +5.83%)
減収となってしまったのは、テナントさんの撤退や賃貸面積の縮小があったのでしょうか。その一方でセグメント利益は昨年の水準を上回っています。
ヤマトインターナショナル株式会社の配当利回り
同社の配当予想では、期末配当5円/株となっています。
株式の先週の終値は289円でしたので、
予想配当利回り=5/289≒1.73%
という事になりますね。
利回りは決して高くはありませんが、昨年と一昨年は業績不振でしたので、今年は黒字着地となって予想通りの配当を頂ける事を期待したいと思います。
*2022/9/22追記
同社からは、2022年8月期の通期連結業績予想の上方修正と、期末配当増額の発表がありました。
当ブログの以下の記事に記載していますので、宜しければそちらもご参照下さい。
ヤマトインターナショナル株式会社の株主優待
同社は株主優待制度を導入しており、
毎年8/31現在に300株以上を保有している場合に優待品を頂ける内容となっています。
かつては、もう少しゆるい優待贈呈基準だったので我が家にもクロコダイルの靴下が何足かあるのですが業績が厳しくなった事もありコスト削減となっています。
なお、300~499株では自社製品1,000円相当がいただけますので、
予想配当+優待利回り=5+3.33/289≒2.88%
という計算になりそうです。
利回りとしては、まずまずではないでしょうか。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo