ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社中央倉庫(9319)の配当予想の修正(増配)に関するお知らせについて

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
中央倉庫という企業をご存じでしょうか?
直接消費者としてお世話になる事はあまりないので、一般の方には馴染みがない社名かもしれません。
shousanshouuoは、株式会社中央倉庫の末席株主です。
今回は「株式会社中央倉庫(9319)の配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」についての記事です。

まとめ


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株式会社中央倉庫(9319)は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており来月からはプライム市場への移行が予定されている京都の企業です。
同社倉庫業運送業、国際貨物取扱事業の主力3事業に加えて、この3月からはホテルの賃貸を開始しています。
本日、同社からは配当予想の修正(増配)と、第7次中期経営計画が発表されていました。
同社の予想配当利回りは2.43%で、予想配当+優待利回りは3.33%です。
shousanshouuoの勝手な予想では、さらなる増配や、株主優待制度の拡充についても期待して良いのではないかと考えているので、今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社中央倉庫とは


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東京証券取引所市場第一部へ上場しており、来月からはプライム市場への移行が予定されている京都の企業です。
同社の事業内容を見ると倉庫業、貨物運送業、通関業、梱包業ならびに包装資材の加工・販売業、不動産の売買・賃貸・仲介および管理業、損害保険代理業」となっています。
なお、この3月からは共立メンテナンスへホテル賃貸を開始しています。

同社の歴史

1927年 京都市中央卸売市場の開設に合わせて、構内に「京都中央市場倉庫株式会社」として創業したのが同社のルーツです。
1937年には、現在の社名である「株式会社中央倉庫」へと商号変更となっています。
その後は、徐々に出張所・営業所を開設しており、1966年にはコンピューターを導入しています。
1970年には、京都証券取引所大阪証券取引所へと上場を果たしています。
1985年には、大阪証券取引所市場第二部への上場を果たしており、
2000年には、通関業の許可を取得しています。
2012年には大阪証券取引所市場第一部への上場を果たしています。
後に、大阪証券取引所東京証券取引所が合併したために、現在は東京証券取引所市場第一部指定銘柄となっているのですね。

配当予想の修正(増配)に関するお知らせ

同社は、本日期末配当を12.50円⇒14円/株へと引き上げる事をリリースしています。
中間配当は10円でしたので、年間では合計24円/株の予想となっています。
ただし、今回の増配を予想する事は可能でした。
というのも、以前にブログ記事にした際にすでに配当政策の見直しを明記していたからです。


以下の記事の「本日の取引」の項目をご覧頂ければと思います。

shousanshouuo.hatenablog.com


本日、同社の終値は986円でしたので、

予想配当利回り=24/986≒2.43%

という事になりますね。
もう少し利回りが高くても良いのにな・・・なんて個人的には欲張ってしまいます。

なお、本日同時にリリースされていた第7次中期経営計画「Let's TRY! 2024」では、将来的にDOE1%程度を下限とした安定配当に加え、配当性向40%を上回る事を目指すと明記してありました。
ですので、将来的に配当がアップする事を期待したいと思います。

株式会社中央倉庫の3Q決算

同社が2022/2/10にリリースしていた3Q決算の内容を確認しておきましょう。

売上高               178.31億円 (前年度比 -7.6%)
営業利益             14.92億円 (前年度比 +15.5%)
経常利益             16.68億円 (前年度比 +15.2%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 10.90億円 (前年度比 +8.0%)

となっていました。
営業利益率は、8.37%とそれなりの数値をキープしている様です。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は79.7%で前年度よりも0.4%アップしています。

株式会社中央倉庫のセグメント別業績

同社の決算短信では、

のセグメントに分かれた数値が開示されていました。

倉庫業

営業収益    50.43億円 (前年度比 +1.2%)
セグメント利益   9.63億円 (前年度比 +11.6%)
セグメント利益率 19.11% (前年度比 +1.79%)

保管残高は前年同期に比べて減少したものの、入出庫高および貨物回転率が増加したという事で、業務効率が向上した様です。増収増益ですね。

運送業

営業収益     98.06億円 (前年度比 +5.4%)
セグメント利益  7.79億円 (前年度比 +11.6%)
セグメント利益率  7.95% (前年度比 +0.99%)

取扱数量が前年同期よりも増加した事や、料金改定、貨物組み合わせの効率化等が寄与した事で増収増益になっています。

国際貨物取扱業

営業収益     31.07億円 (前年度比 -39.3%)
セグメント利益  2.92億円 (前年度比 -1.2%)
セグメント利益率  9.42% (前年度比 +3.63%)

通関業の取扱数量は増加しているものの、伸び率は鈍化傾向にあるとの事でした。

株式会社中央倉庫の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高               240.00億円 (前年度比 -7.4%、進捗率 74.30%)
営業利益             17.70億円 (前年度比 +2.2%、進捗率 84.29%)
経常利益             19.10億円 (前年度比 -0.6%、進捗率 87.33%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 11.70億円 (前年度比 -10.5%、進捗率 93.16%)

進捗率からすると、やや保守的な予想に思えますね。

株式会社中央倉庫の株主優待

同社は株主優待制度を行っており、3月末の株主に対しておこめ券を贈呈しています。
100~999株の保有では、おこめ券2kg分が頂け、
さらに3年以上の継続保有をした場合には、追加でおこめ券1kg分がいただけます。
すなわち、100株を3年以上保有した場合には毎年おこめ券3kg分が頂けるという事になります。

おこめ券は1kg分が440円として引き換えられるため、
仮に100株を保有した場合は、

予想配当+優待利回り=24+8.8/986≒3.33%

という計算になりそうです。
この利回りは、まずまずと言えますね。

なお、以前にブログ記事でも言及しましたが
同社の「新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書」では、
株主優待制度の見直し(年1回⇒年2回)が明記されていましたので、配当回数が増えることも期待して良いのではないかと思っています。

*2022/5/13追記

株主優待の見直しについては、同社より正式なリリースがありました。
おこめ券からQUOカードへの変更というものです。
詳細は、当ブログの以下の記事に記載していますのでよろしければご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

本日の取引

本日は、以下の2銘柄を購入しています。

スペースシャワーは、来月に大幅な株式消却が予定されているため将来の増配へ期待してのものです。また、優待のQUOカードもギリギリ今なら間に合う、という意味もありました。

また、日本精密は数値としては厳しい状況なのですが足元の受注状況は改善してきている様であり将来の展望に期待しても良いかな、と思って購入しています。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo