ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

ダイニチ工業株式会社(5951)の3Q決算について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ダイニチ工業をご存じでしょうか?
石油ファンヒーター加湿器を製造しているメーカーです。
shousanshouuoは、ダイニチ工業株式会社の末席株主です。
今回はダイニチ工業株式会社(5951)の3Q決算」についての記事です。

ダイニチ工業株式会社とは


www.youtube.com

東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はスタンダード市場への移行が予定されている新潟県の企業です。
上記の動画を見ていると、社長さんの控えめな人柄がすごく伝わってきます。

同社の製造販売している製品としては、以下のようなものがあります。

  • 暖房機器 (石油暖房機器、電気暖房機器、ガス暖房機器)
  • 環境機器 (加湿器、燃料電池ユニット)
  • その他 (部品、コーヒーメーカー他)

同社の歴史ですが、
1957年に、新潟県三条市に前身となる「東洋技研工業株式会社」を創立し、石油コンロ、石油ストーブ等の製造販売を開始しました。
当時、薪やコークス、木炭などが燃料としては一般的だった事もあり、加圧式コンロ、ストーブは当時の最先端暖房器具だったみたいです。
1964年になり、石油バーナー、石油ふろ釜を製造販売するメーカーとして「ダイニチ工業株式会社」が創立されています。
「ダイニチ」は、前身となった東洋技研工業株式会社の製品ブランド名だったそうです。
1971年には、石油暖房機器「FM-2型」の製造販売を開始しています。
この商品は、他社と異なり青い炎が特徴で、すすやにおいが出にくく、煙突も不要との事で画期的な製品でした。
「ブルーヒーター」という名称は、以降も受け継がれていきます。
1980年には、着火スピードがわずか40秒という業界最短となる製品「FA-32」の製造販売を開始しました。本製品は大手メーカーの製品よりも優れている点が多く、同社の知名度を向上させました。
1990年には同社株式が店頭公開となっています。
1998年には、同社株式が東京証券取引所市場第二部と新潟証券取引所(2000年には消滅)へ上場となります。
2003年になり、東京証券取引所市場第一部の指定銘柄になっています。
2016年には、企業ロゴが一新され、現在のロゴの使用が開始されました。

同社は、国内生産へこだわり続けている事と、
天候によって大きく売上が変動する季節商品を取り扱っている事から、即応できる生産・出荷体制として「ハイドーゾ生産方式」という効率的でリードタイムの短い生産方式を構築しています。

ダイニチ工業株式会社の3Q決算

本日は、そんな同社の3Q決算が発表されていました。
早速、中身を確認してみましょう。

売上高              186.86億円 (前年度比 -7.9%)
営業利益             20.68億円 (前年度比 -8.4%)
経常利益             22.17億円 (前年度比 -3.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 15.61億円 (前年度比 -5.1%)

となっていました。
減収減益ではありますが営業利益率は、11.07%です。
前年度の業績が良すぎた、ともいえそうです。
そして3Q末時点での、同社の自己資本比率は83.4%とかなり高い数値です。

ダイニチ工業株式会社のセグメント別業績

同社の決算短信では、セグメント毎の数値の詳細は分かりませんでしたが、各事業についてのコメントが掲載されていました。

暖房機器

キャップの置き場所に困らない「ワンタッチ汚れんキャップEX」を搭載した家庭用石油ファンヒーターが発売されています。
また、安全装置がトリプルとなった電気セラミックファンヒーターも販売されていました。
国内向けの販売はやや低迷した様ですが、石油暖房機器の輸出量が増加したとの事です。

環境機器

スマートリモコンを使用して遠隔操作が行える加湿器と、カンタン取替えトレイカバー(家電芸人でも取り上げられた製品ですね)を搭載した加湿器が新発売となっています。
加湿器ならびに燃料電池ユニットの販売は前年度よりも減少となってしまったそうです。

ダイニチ工業株式会社の業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と、3Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高             229.00億円 (前年度比 +0.1%、進捗率  81.60%)
営業利益            22.00億円 (前年度比 +9.5%、進捗率  94.00%)
経常利益            22.00億円 (前年度比 +7.5%、進捗率 100.77%)
親会社株主に帰属する当期純利益 15.80億円 (前年度比 +7.8%、進捗率  98.80%)

冬季の暖房器具売上によって左右されるとは思いますが、現時点の数値を考えると業績予想の数値は達成出来るのではないか、と思ってしまいますね。

ダイニチ工業株式会社の配当利回り

同社の配当予想では、期末配当22円/株となっています。
本日、同社の終値は720円でしたので、

予想配当利回り=22/720≒3.06%

という事になりますね。
利回りとしては、まずまずではないかと思います。

ダイニチ工業株式会社の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
同社が運営しているWebShopもありますので、今後導入されるかもしれません。
様子を見たいと思います。

まとめ


www.youtube.com

ダイニチ工業株式会社は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はスタンダード市場への移行が予定されている新潟県の企業です。
同社は暖房器具加湿器の製造販売に強みを有しており、リードタイムが短い独特の生産方式を確立しています。
本日は、同社の3Q決算が発表されていました。前年度の決算内容が良すぎただけに、ややインパクトに欠けるかもしれませんが、同社の営業利益率、自己資本比率を考慮すると十分魅力的な企業だとshousanshouuoは感じています。
同社の予想配当利回りも、3.06%とまずまずの利回りです。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

本日の取引

本日は

を購入しました。
IMAGICA GROUPも注文していたのですが、序盤から上げてしまったために購入出来ず・・・。
REITを購入したのは初めてです。
また、投資主優待等についても利用する機会があれば記事にしたいと思います。

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo