ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
東京個別指導学院をご存じでしょうか?
駅前のオフィスビル等に入居している事が多い個別指導塾です。
shousanshouuoは、株式会社東京個別指導学院の末席株主です。
今回は「株式会社東京個別指導学院(4745)の3Q決算」についての記事です。
株式会社東京個別指導学院とは
東京証券取引所市場第一部へ上場している企業で、4月以降はプライム市場への移行を予定しています。
同社はベネッセグループの一員でもあり、個別指導教育を中心とした教育事業を行っており、
- 「東京個別指導学院」(東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、福岡)
- 「関西個別指導学院」(大阪、京都、兵庫)
- 「ベネッセサイエンス教室」(東京、神奈川)
- 「ベネッセ文章表現教室」(東京、神奈川、埼玉)
を運営しています。
同社の個別指導教室はすべて直営であるというところに強みがあります。
同社のホームページでは沿革が見当たらなかったのですが、
創立は1985年であり、創立から18年後の2003年8月には東京証券取引所市場第一部指定銘柄となっています。
ベネッセの子会社になったのは、2007年の事だった様ですね。
株式会社東京個別指導学院の3Q決算
本日は、そんな同社の3Q決算がリリースされていました。
早速、中身を確認してみましょう。
売上高 158.29億円 (前年度比 +22.2%)
営業利益 11.88億円 (前年度は -3.39億円)
経常利益 11.93億円 (前年度は -3.05億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 7.51億円 (前年度は -3.80億円)
となっていました。
見事な増収増益です。
営業利益率は、7.51%ですね。
3Q末時点での、同社の自己資本比率は70.5%と前年度よりは1.7%低下していますが非常に高い自己資本比率を保っています。
株式会社東京個別指導学院のセグメント別業績
同社の主たる事業が個別指導塾事業であるため、セグメント別の業績発表はされていませんでした。
代わりに販売の状況をお示しします。
- 個別指導塾(小学生) 売上高 16.59億円(構成比10.5%) (前年度比 +34.9%)
- 個別指導塾(中学生) 売上高 51.96億円(構成比32.8%) (前年度比 +23.5%)
- 個別指導塾(高校生) 売上高 86.57億円(構成比54.7%) (前年度比 +18.6%)
- その他事業 売上高 3.17億円(構成比 2.0%) (前年度比 +42.5%)
いずれの項目も、売上が伸びています。
同社はドミナント戦略をとっており、今期は
千歳烏山南口教室、国領教室、武蔵中原教室、三田教室、金町教室、茗荷谷教室
を新規開校しており、全教室数は266教室となっています。
3Qの期中平均在籍生徒数も33,481名と、前年同期比110.8%となっています。
ちなみにこの数字は、コロナ前の一昨年と比較しても100.5%の水準だそうです。
株式会社東京個別指導学院の業績予想・進捗率
同社の業績予想と、進捗率は以下の通りです。
売上高 221.32億円 (前年度比 +15.6%、進捗率 71.52%)
営業利益 22.04億円 (前年度比 +259.3%、進捗率 53.90%)
経常利益 22.05億円 (前年度比 +240.4%、進捗率 54.10%)
親会社株主に帰属する当期純利益 14.13億円 (前年度比 +458.5%、進捗率 53.15%)
業界としては、この4Qでの売上が大きくなる事が予想されますので、ひょっとすると業績予想通りになるのかもしれません。
進捗率から考えると、若干の過大感がありますがこのまま様子を見たいと思います。
株式会社東京個別指導学院の配当利回り
同社の配当予想では、中間配当13円、期末配当13円で合計26円/株となっています。
本日、同社の終値は647円でしたので、
予想配当利回り=26/647≒4.02%
という事になりますね。
利回りとしてはかなり魅力的と言えるのではないでしょうか。
株式会社東京個別指導学院の株主優待
同社は株主優待制度を実施しており、
2月末の100株以上の株主にはいくつかの優待品の中から好きなものを贈呈する、という方式をとっています。
中には1,500円分の図書カードもありますが、ここ2年自分が頂いていたのは「神戸紅茶 生紅茶 KOBE TASTING BOX」でした。
自分で1,500円分の紅茶を買う事はあんまりないので、とてもありがたい優待品でした。
仮に100株を保有した場合には
予想配当+優待利回り=26+15/647≒6.34%
という計算になりそうです。これはかなりの高利回りです。
期末も近くなってきていますので、ひょっとするとジワジワと株価は上昇に向かっていくかもしれませんね。
【関連記事】
なお、同社は2023/1/10に株主優待制度の廃止を発表しました。
内容については、当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければそちらもご参照下さい。
まとめ
株式会社東京個別指導学院は、東京証券取引所市場第一部へ上場しており、4月以降はプライム市場への移行を予定している企業です。
同社はベネッセグループの一員であり、個別指導塾をすべて直営で運営しているところに強みがあります。
同社の教室は駅の近くのビルに入居しており、ドミナント戦略を採用している事から地域での知名度を徐々に高める事で生徒を獲得しています。
また、生徒数が増えた場合には適切な規模の物件へと移転や増床を行う事に対しても積極的であり、生徒にとっては良い学習環境を保つ事を心掛けている様です。
そんな同社の営業利益率は7.5%と高く、収益性は高いと考えられます。
予想配当利回りは4.02%、予想配当+優待利回りは、なんと6.34%という高利回りです。
優待も自分で選べる楽しみがありますので、今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo