ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社タカキュー(8166) 月次売上前年比情報(速報)のお知らせについて

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

タカキューという名前をご存じでしょうか。
紳士服等を取り扱っており、主にメンズ向けの服飾店チェーンです。
shousanshouuoは、株式会社タカキューの末席株主です。
今回は「株式会社タカキュー(8166) 月次売上前年比情報(速報)のお知らせ」についての記事です。

株式会社タカキューとは

同社は東京証券取引所市場第一部へ上場している企業です。
筆頭株主イオン株式会社であり、同社株式の33.23%を保有しています。
同社の事業内容は「紳士服・婦人服及び関連洋品雑貨の企画・販売」となっており、
全国に179店舗を展開しています。

同社は戦後の1947年に創業者が、新宿西口で開いた紳士衣料の個人商店から徐々に大きくなっています。
株式会社高久としてスタートしたのは1950年の事で、
トレードマークである「taka-Q」を使用開始したのは、なんと古い方の東京オリンピックが開催された1964年だそうです。随分と長い歴史があるのですね。
その後、1969年に大井町店を出店した事を契機としてチェーン展開を開始しています。
1984年には、同社の商号が「株式会社タカキュー」へと改められており、同年に株式の店頭登録、公開を果たしています。
1986年には東京証券取引所市場第二部への上場を果たし、
1989年に東京証券取引所第一部銘柄へと昇格を果たしています。
現在の筆頭株主の前身となる、ジャスコ株式会社と業務・資本提携契約を締結したのは1992年の事だったそうで、それ以来関係性が続いているのですね。


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株式会社タカキュー 月次売上前年比情報(速報)のお知らせ

本日は、そんな株式会社タカキューより、月次売上前年比情報(速報)がリリースされていました。

全社での売上数値を見る限りでは、苦戦が続いている様に見えますね。
ですが、既存店のみに注目してみると、年間累計での売上高は103.6%となります。
つまり、同社の既存店舗は前年度並み~微増となっている事を踏まえると、全社での数値が低下した原因が店舗数の減少にあるのではないかと思うのです。
実際、同社の先月末時点での店舗数は179店舗と、前年度の246店舗から67店舗(27.24%)減少してしまっているのです。
2019年8月末の店舗数が283店舗であった事を考えると、かなり大胆なリストラを断行しており、一定の評価が出来るのではないかと思います。

株式会社タカキューの2Q決算

売上高               54.58億円 (前年度比 -14.6%)
営業利益               -12.79億円 (前年度は -20.31億円)
経常利益             -11.22億円 (前年度は -18.57億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -12.94億円 (前年度は -19.52億円)

となっていました。
営業利益率は、-23.43%とかなり厳しい数値になっています。
ちなみに2Q末時点での、同社の自己資本比率は0.2%で前年度よりも14.3%ダウンしています。こちらも厳しい数字です・・・。

株式会社タカキューの商品別売上高

同社はアパレル・ファッション事業のみですので、事業別の開示はありませんが商品の種類別の売上高は開示されていました。

  • 重衣料 23.05億円 (前年度比 -10.58%)
  • 中衣料 1.37億円 (前年度比 -17.35%)
  • 軽衣料 27.53億円 (前年度比 -17.97%)
  • その他衣料等 2.62億円 (前年度比 -8.88%)

いずれも前年度よりも売上高を減らしていますが、中衣料と軽衣料の落ち込みが特に目立っていますね

株式会社タカキューの業績予想・進捗率

同社の業績予想は、算定が困難であるために未定となっています。
仮に、前年度の売上高に対して現時点の年間累計売上高である昨対比80.3%の状態が続いたと仮定すると、

売上高  117.25億円

となりそうです。

他の数字を確認してみましょう。
以下は2Q末時点の数値ですが、

  • 売上原価率:40.96% (前年度比 -1.61%)
  • 販管費率:82.48% (前年度比 -6.75%)
  • 商品在庫:28.89億円 (前年度比 -6.48%)

と、いずれも前年度よりは改善を認めています。
とはいえ、販管費率はあまりにも高過ぎですね・・・。
上記の数字を、単純に反映させてみると、

売上高   117.25億円
売上原価  48.03億円
販管費   96.71億円
営業利益 -27.49億円

という結果になってしまいます。
同社が昨年好評している基本方針によれば、2022年2月期は4期ぶりの黒字化を掲げているのですが、現時点では黒字転換が厳しそうですね・・・。
なお、計画ではEC事業の売上高が倍増する予定になっていたのですが、中間決算時点ですでに売上計画からは乖離した数値が出ていました。

固定費の削減は積極的に推し進めているとの事なので、赤字額が中間決算時より多少なりとも縮小してくれれば良いのですが、そうでなければ恐らく期末時点で(もしくは3Q末時点で)債務超過に陥りそうです。
関係会社株式で売却益が出るものがあれば、少しは足しになるかもしれませんが赤字額の大きさによっては焼け石に水となるかもしれません。

株式会社タカキューの配当利回り

同社の経営状態は、上記の様に厳しい状態ですので配当予想は、ゼロです。
業績の回復があったとしても、自己資本比率がずいぶんと欠損してしまっているので復配までは時間がかかる事が予想されますね。

株式会社タカキューの株主優待

配当はありませんが、同社は株主優待を行っています。
500~999株保有で、同社優待券が2,000円分いただけます。
本日、同社の終値は117円でしたので仮に500株を保有したと考えると

予想配当+優待利回り=0+4/117≒3.42%

という計算になり、利回りとしてはまずまずになります。
ただし、事業継続リスクや優待廃止というリスクも当然あると思います。

まとめ

株式会社タカキューは、東京証券取引所第一部へ上場しているアパレル・ファッション事業を営んでいる企業です。
同社の筆頭株主株式会社イオンであり、同社株の33.23%を保有しています。
コロナの影響もあって、同社の売上高は急激に縮小していますが実はそれ以上に店舗網の縮小が進んでいるために実は既存店売上は前年度超えで推移しています。
同社は上半期決算の時点で債務超過ギリギリでしたが、期末まで債務超過ギリギリの状態で踏みとどまれるかというと、それは厳しい様に感じます。
そんな経営状態ですので残念ながら無配の予定です。
予想配当利回りは、3.42%あるのですが店舗網が急激に縮小した事等を考えると優待の改悪・廃止リスクもあるためにそれなりのリスクは伴うと思われます。
既存店売上が前年度超えをしているという事もあり、末席株主としてまだまだ同社を応援していきたいと思っています。

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo