ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
株式会社NaITO(7624)という企業をご存じでしょうか?
同社は機械工具の専門商社です。なかなか一般の方が接する機会は少ないかもしれませんが、ものづくりの現場で仕事をしている方にとっては聞いたことがある名前なのかもしれません。
shousanshouuoは、株式会社NaITOの末席株主です。
今回は「株式会社NaITOの3Q決算」についての記事です。
株式会社NaITOとは
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同社は、JASDAQ市場へ上場している企業です。
機械工具商社として、メーカーとディーラーをつなぐ役割をしています。
仕入れ先のメーカーは約600社であり、セールス社員が担当する顧客は50社/人だそうです。
ちなみに、切削工具取り扱いでは国内No.1の地位を守り続けているそうです。
機械工具ディーラーというものがあるのですね。株主でいながら、あまり知りませんでした・・・。
同社の歴史
同社の歴史は1945年にスタートしています。
もともとは「機械工具卸商」という、非常にわかりやすい屋号だったみたいですね。
1953年になり、株式会社 内藤商店が設立されています。
1964年には、株式会社 内藤 へと商号変更を行っています。
1993年になり、社名のロゴデザインが現在の 株式会社 NaITO へと変更になっています。当時はコーポレート・アイデンティティが盛んだったのでしょうか。
1999年になり、株式の店頭登録を果たしています。
2005年には、岡谷鋼機株式会社の子会社となっていますが、そのまま上場を維持しています。
2014年以降は、日本国内の支店の拡充や移転等を行う事で顧客への対応改善につなげている様です。
株式会社NaITOの3Q決算
本日は、そんな同社の3Q決算がリリースされていました。
早速、内容を確認してみましょう。
売上高 332.59億円 (前年度比 +15.1%)
営業利益 4.12億円 (前年度比 +407.6%)
経常利益 5.49億円 (前年度比 +101.8%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 3.73億円 (前年度比 +125.8%)
となっていました。見事な増収増益です。
営業利益率は、1.24%ですね。
3Q末時点での、同社の自己資本比率は68.9%で、昨年度よりも3.3%ダウンしています。
株式会社NaITOの取扱商品分類別売上高
同社の事業は販売のみですので、取扱商品分類別売上高を掲載します。
切削工具 164.28億円 (前年度比 +18.8%)
計測 29.33億円 (前年度比 +5.5%)
産業機器・工作機械等 138.97億円 (前年度比 +13.0%)
いずれの商品も売上高は伸長した様ですね。
対面営業が十分にできない中での非対面販売活動への取り組みや、計測に関するWebセミナー等を行った事が拡販につながったとの事です。
海外ではタイ・ベトナム・中国のいずれも営業活動の制約や景気の不透明感はあったものの積極的に拡販に努めていた様です。
株式会社NaITOの業績予想・進捗率
同社の業績予想と進捗率は、以下の様になっています。
売上高 435.00億円 (前年度比 +11.1%、進捗率 73.91%)
営業利益 4.80億円 (前年度比 +151.4%、進捗率 85.83%)
経常利益 6.50億円 (前年度比 +46.9%、進捗率 84.46%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.50億円 (前年度比 +63.7%、進捗率 82.89%)
比較的進捗率は高い状況となっています。
同社は9月28日に「業績予想の修正に関するお知らせ」をリリースしていましたが、このままの勢いが続く様ならば、再増額があるかもしれません。
上振れを期待したいところですね。
【関連記事】
同社の2023年2月期決算については、当ブログの以下の記事に記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社NaITOの配当利回り
同社の配当予想では、期末配当3円/株となっています。
本日、同社の終値は180円でしたので、
予想配当利回り=3/180≒1.67%
という事になりますね。
個人的には、もう少し利回りがあったら良いな・・・と感じてしまいますが、
2万円以下で購入出来る株式で配当があるだけでも良いのかもしれません。
株式会社NaITOの株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
B to Bという企業性質上、難しいのかもしれませんね。
まとめ
株式会社NaITOは、JASDAQ市場へ上場している機械工具商社です。
同社は岡谷鋼機株式会社の子会社ですが、上場を維持している企業です。
なかなか一般消費者には馴染みが薄いですが、日本のものづくりを陰で支えている企業の1つではないでしょうか。
本日は、同社の3Q決算発表がありましたが増収増益であり、今期末の営業成績に関しても、このまま増収増益が続く予想となっています。なお、3Q末時点での利益水準の進捗率は比較的高めで推移しているため、業績に関しては予想よりも上振れる可能性も期待が出来そうです。
同社の予想配当利回りは1.67%と、決して高くはありませんが
2万円以下で購入出来る株としては、配当があるだけで十分ともいえます。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo