ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

東急不動産ホールディングス 連結子会社の異動(株式譲渡)及び債権譲渡に関するお知らせについて

目次

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ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
皆様は、東急ハンズを利用された事はあるでしょうか?
本日、ネットニュースにもなっていましたが、東急ハンズが株式会社カインズに譲渡されるというリリースがありました。
shousanshouuoは、東急不動産ホールディングスの末席株主です。
今回は東急不動産ホールディングス 連結子会社の異動(株式譲渡)及び債権譲渡に関するお知らせ

についての記事です。

東急不動産ホールディングスとは

東急グループの不動産事業を担っている企業を管理する持ち株会社です。
東京証券取引所市場第一部に上場しており、来年4月以降はプライム市場への移行を予定します。
グループには、東急不動産、東急コミュニティー東急リバブル東急ハンズ、東急住宅リース、学生情報センターなどの企業があります。

同社の歴史は東急の住宅開発の歴史そのものともいえます。
1918年に田園都市株式会社が設立されたのがスタートですね。
その後は田園調布等、東急沿線の都市開発を主力に行い、
1956年には東急不動産株式会社が東京証券取引所市場第二部に株式上場を果たしています。
1959年には東急建設を分離していますが、
1961年には東京証券取引所市場第一部指定銘柄となっています。
1976年には、本日のリリースに関連する東急ハンズが設立されています。
1978年からは、東急リゾート株式会社が設立され、別荘地の開発等にも積極的になっています。
1985年には、株式会社東急スポーツオアシスが設立されています。
その後は、子会社の東急コミュニティー東急リバブルも株式上場を果たしていましたが、2013年に持株会社である東急不動産ホールディングスの設立を機に上場廃止となっています。

連結子会社の異動(株式譲渡)及び債権譲渡に関するお知らせ

本日は、上記名称のリリースがされていました。
内容は、以下にお示しした通りです。

同社の連結子会社である

株式会社東急ハンズの発行済株式の全てと、同社に対する貸付債権をすべて

株式会社カインズへ譲渡するというものになっています。
東急ハンズが優位だったのは、他店にない物を取り揃えているというところであり、商品ラインナップのロングテール戦略が活かせていたからの様に思います。
現在は、ネットでの購買が簡単になってしまった事もあり比較的少額の雑貨類であれば現物を見なくてもポチってしまう人が増えたために東急ハンズまで足を運ぶ人は減ってしまったのかもしれません。

本日のリリースに添付されている東急ハンズの過去3年間の経営成績を見ていると、都市型店舗を展開していた東急ハンズはロックダウンの影響を大きく受けて業績が悪化していたという事が良く分かります。
このままのペースであれば3月末時点では債務超過に陥っている可能性もありますよね。

売上高 965.28億円(2020年3月期)→631.13億円(2021年3月期)
営業利益 1.81億円(2020年3月期)→-44.73億円(2021年3月期)
経常利益 0.85億円(2020年3月期)→-46.10億円(2021年3月期)
当期純利益 -13.34億円(2020年3月期)→-71.36億円(2021年3月期)
連結純資産 107.52億円(2020年3月期)→36.46億円(2021年3月期)

譲渡価額は明らかになっていませんが、本件により
東急不動産ホールディングスは、特別利益を計上する見込みとなっています。

東急不動産ホールディングスの2Q決算

ちなみに、東急不動産ホールディングスの中間決算は以下の通りでした。

売上高 4,117.57億円 (前年度比 +7.3%)
営業利益 335.09億円 (前年度比 +97.5%)
経常利益 268.40億円 (前年度比 +121.7%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 143.17億円 (前年度比 +2,283.9%)

となっていました。
営業利益率は、8.14%となります。
2Q末時点での、同社の自己資本比率は23.5%で前年度よりも1%アップしています。


www.youtube.com

東急不動産ホールディングスの2Qセグメント別業績

都市開発事業

売上高 1,064億円 (前年度比 -19.6%)
セグメント利益 214億円 (前年度比 -1.0%)
セグメント利益率 20.11% (前年度比 +3.78%)
空室率 1.1% (期初 1.3%)

新規オフィスビルの開業や分譲マンションの販売が堅調だった様ですが、売上高は大きく低下してしまっていました。

戦略投資事業

売上高 195億円 (前年度比 +76.4%)
セグメント利益 60億円 (前年度比 +99.4%)
セグメント利益率 30.77% (前年度比 +3.50%)

非常に利益率が高いですが、再生可能エネルギー発電施設が増加した事や、物流施設を売却した事で利益が伸長した様です。

管理運営事業

売上高 1,790億円 (前年度比 +17.5%)
セグメント利益 -49億円 (前年度は -110億円)
セグメント利益率 -2.74% (前年度比 +4.48%)

マンションやビル管理事業が増加したのですが、同事業には、ホテルやレジャー、ヘルスケア関連の施設を含んでいるために赤字が継続となっています。

また、東急ハンズ事業はこのセグメントに含まれていました。

不動産流通事業

売上高 1,177億円 (前年度比 +21.5%)
セグメント利益 150億円 (前年度比 +113.5%)
セグメント利益率 12.74% (前年度比 +5.52%)

不動産店舗の営業が、ある程度正常化した事や大型物件の売上を計上できた事で増収増益になった様です。

東急不動産ホールディングスの業績予想・進捗率

同社の通期業績予想と進捗率は以下の様になっています。

売上高 10,100.00億円 (前年度比 +11.3%、進捗率 40.77%)
営業利益 800.00億円 (前年度比 +41.5%、進捗率 41.89%)
経常利益 665.00億円 (前年度比 +42.87%、進捗率 40.36%)
親会社株主に帰属する当期純利益 300.00億円 (前年度比 +38.4%、進捗率 47.72%)

やや強気の予想となっていますが、オフィス・商業施設の売却が増加する見込みである事や、再生可能エネルギーが好調であるため上記の業績予想となっています。
管理運営事業に関しては損益ゼロ見込みとなっていますね。

東急不動産ホールディングスの配当利回り

同社の配当予想では、中間配当8円、期末配当8円で合計16円/株となっています。
本日、同社の終値は613円でしたので、

予想配当利回り=16/613≒2.61%

という事になりますね。利回りとしては、まずまずだと思います。
残念ながら、不動産業界の競合の中で同社の株式は若干割安気味に放置されている感じがあり、それが利回りの良さにつながっているのでしょうね・・・。

東急不動産ホールディングスの株主優待

同社の優待は、先日ブログ記事にもしていましたが、同社グループの施設での優待宿泊や優待利用に使える株主優待券の冊子がいただけます。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

また、
500株以上を3年以上継続保有した場合には、カタログギフト2,000円分
がいただけます。
ですので、仮に500株を保有して3年以上が経過していた場合は、

予想配当+優待利回り=16+4/613≒3.26%

という計算になりそうです。

まとめ

東急不動産ホールディングスは、東急の不動産事業を中心とした持株会社なのですが、同社の管理する子会社の中に東急ハンズがありました。
東急ハンズはロックダウンの影響等もあって、厳しい経営状況となっていた事もあってか株式会社カインズへの譲渡が発表されています。
東急不動産ホールディングスにとっては、赤字事業になっていただけに譲渡出来てホッとした部分もあるのかもしれません。若干の特別利益も見込めそうです。
また、カインズにとっては企業価値やブランド力向上に役立つ可能性がありそうです。以前に撤退した百貨店跡に家電量販店が入居した様に、いずれはビル全体がカインズの看板として役割を果たす事になるかもしれません。

東急不動産ホールディングスは、他の事業もあるため影響がそこまで大きくはないと思いますが赤字事業をスピンアウト出来た事で来期以降の業績に関してはより一層の改善が見込めそうです。
同社の予想配当利回りは2.61%、予想配当+優待利回りは3.26%となっており、長期保有や優待狙いでも比較的良い投資先ではないかと思っています。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。 shousanshouuo