ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社ウィザス(9696) 学研HD(9470)との資本提携の解消及び業務提携の継続に関するお知らせについて

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
第一学院高等学校をご存じでしょうか? 日本各地にキャンパスを有している通信制高校です。そんな通信制高校や、学習塾を運営しているのが株式会社ウィザスです。


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shousanshouuoは、株式会社ウィザスの末席株主です。

今回は「株式会社ウィザス(9696) 学研HD(9470)との資本提携の解消及び業務提携の継続に関するお知らせ」についての記事です。

まとめ

株式会社ウィザス(9696)は現在JASDAQへ上場している企業です。
来年4月以降は東京証券取引所スタンダード市場への移行が予定されています。

同社は学習塾、通信制高校、その他事業を運営しています。中でも、通信制高校は認知度やイメージが向上しているという背景もあってか入学者が増加している様です。

同社の予想配当利回りは2.45%とまずまずです。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

株式会社ウィザス(9696)とは

同社は、東京証券取引所JASDAQ市場に上場している企業です。
なお、2022年4月以降は、スタンダード市場への移行が予定されています。

総合教育サービス企業として、

幼児~高校生までの「学習塾事業」

広域通信制単位制高等学校の運営や社会人(高卒以上)を対象とした「高校・キャリア支援事業」

その他事業(ICT教育・能力開発事業、企業内研修ポータル事業、ランゲージサービス事業、ヘルスケア事業)を運営しています。

同社の歴史

同社の歴史ですが、企業沿革によりますと

1976年 学研塾(現 第一ゼミナール)を大阪で開校し、株式会社学力研修社(現 株式会社ウィザス)が設立されています。
1985年には、高校生を対象とした大学受験指導部門が発足し、
1987年には、現在も使用されている「第一ゼミナール」の名称を使用する様になっています。

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1990年には、株式の店頭登録を行う事で株式公開を果たします。
1997年には、個別指導部門の新業態を発足させる事で時代とともに変化するニーズへの対応を行っています。
1998年には、株式会社学育社との合併を果たし、商号も「株式会社学育社」へ変更となっています。この合併を機に、第一高等学院の事業を引き継いだ形となります。
2003年には、企業の商号を再度改称して現在の「株式会社ウィザス」となっています。
その後は、他社を買収したり、業務提携を行う事で業務内容の拡充と規模拡大を進めています。その過程の中で2018年に、学研ホールディングス(9470)と業務資本提携を締結していました。

学研HD(9470)との資本提携の解消及び業務提携の継続に関するお知らせ

本日、同社からは上記の名称のリリースがされていました。
内容は以下の様になっています。

資本提携から3年が経過しており、その間に学習コンテンツやアセスメント等において連携が進んでおり、当初の目的を果たす事が出来たという理由の様です。
決して、関係が悪くなったという訳ではないという旨のリリースなんですね。

なお、学研ホールディングス保有していた同社普通株式30万株(発行済株式の2.87%)は、同社が自己株式立会外取引によって取得する予定との事です。
ちなみに、同社の株式取得に関しては上限を35万株に設定していますので、他に応募する株主がいれば最大で発行済株式の3.35%を取得する事になります。

株式会社ウィザス(9696)の2Q決算

売上高              82.25億円 (前年度比 +13.8%)
営業利益             7.58億円 (前年度は -3.80億円)
経常利益             8.32億円 (前年度は -2.96億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.88億円 (前年度は -2.90億円)

となっていました。増収増益を果たしています。
営業利益率は、9.22%となりますね。
2Q末時点での、同社の自己資本比率は33.9%で、前年度より0.7%ダウンしています。

株式会社ウィザスのセグメント別業績

学習塾事業

売上高                33.87億円 (前年度比 +14.6%)
セグメント利益   5.65億円 (前年度は -0.05億円)
セグメント利益率 16.70% (前年度は -0.19%)

同社では教え方に特長があり、脳科学に基づいた教育プログラムである「プラスサイクル学習法」を実践しています。

また、オンラインでのクラス編成を行った事でより効果的な学習になる様な取り組みや、業務効率の改善、賃借料、広告宣伝費の適正化等により、増収増益となっています。

高校・キャリア支援事業

売上高               34.21億円 (前年度比 +19.1%)
セグメント利益 10.36億円 (前年度比 +110.9%)
セグメント利益率 29.48% (前年度比 +12.83%)

通信制高校への入学者は、順調に推移していたとの事です。
同社の通信制高校にはeスポーツコース等もあり、認知度が高まっている事も背景にありそうです。

その他事業

売上高                14.24億円 (前年度比 +1.5%)
セグメント利益   -0.30億円 (前年度は -0.34億円)
セグメント利益率   -2.13% (前年度は -2.01%)

今年5月には、アンガーマネージメント株式会社がグループへと加わっています。
アンガーマネージメント、大事ですよね。

ちなみに海外のコメディ映画作品でアンガーマネージメントを取り扱ったものもあります。アンガーマネージメントのコーチの方がブチ切れる人で・・・というストーリー展開でした。

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株式会社ウィザス(9696)の業績予想・進捗率

同社の業績予想ですが、以下の様に増収増益を見込んだものになっています。

売上高                                        177.00億円 (前年度比 +8.7%、進捗率 46.47%)
営業利益                                      15.00億円 (前年度比 +35.1%、進捗率 50.53%)
経常利益                                      16.00億円 (前年度比 +20.2%、進捗率 52.00%)
親会社株主に帰属する当期純利益 6.00億円 (前年度比 +4.2%、進捗率 81.33%)

冬期講習で売上が伸びる事が予想されますので、決して不可能な数値ではなさそうです。というか、現在の進捗率を考慮すると最終結果は若干上振れするのではないか、と期待をしています。

*2022/11/12追記

同社の2023年3月期中間決算について、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社ウィザス(9696)の配当利回り

同社の配当予想では、中間配当6円、期末配当12円で合計18円/株となっています。
これは、増収増益が見込まれる事に加えて、前期で創業45周年の節目を過ぎたという事もあって、前期より2円増配の予定です。
本日、同社の終値は736円でしたので、

予想配当利回り=18/736≒2.45%

という事になりますね。
まずまず堅実な数値ではないでしょうか。

*2022/11/12追記

同社の配当政策方針変更と大幅増配について、当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社ウィザス(9696)の株主優待

残念ながら、同社は株主優待制度を導入してはいません
株主優待制度が新設となれば、当ブログでも取り上げたいと思います。

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo