ショウサンショウウオの投資部屋

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株式会社ストリーム(3071) 3Q決算について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
ストリームという企業をご存じでしょうか? 社名をご存じなくても、インターネット通販のECカレントイーベスト特価COMは聞いた事があるかもしれません。同社はそれらのEC通販事業を運営している企業です。
shousanshouuoは、株式会社ストリームの末席株主です。 今回は株式会社ストリーム(3071) 3Q決算」についての記事です。

株式会社ストリームとは

同社株式は東京証券取引所市場第二部に上場していますが、今後はスタンダード市場への上場を申請しており、維持基準へも適合しているため、そのままスタンダード市場へ移行予定となっています。
同社の会社概要によれば、事業内容は「インターネット通販の運営事業、レンタル事業、ビューティ&ヘルスケア事業、3PL事業、各種販売支援事業」となっています。

同社が設立されたのは1999年7月23日の事でした。
当時は、中国向けのパソコンおよび周辺機器販売を目的としていた様です。
翌年1月にはECサイト「Sunshine」をオープンしていましたが、
2002年1月に、現在も運営している「ECカレント」としてリニューアルしています。
2005年8月には、ベスト電器(後にヤマダデンキにより買収)との業務提携・資本提携を締結しています。
2007年2月に東京証券取引所マザーズ市場への上場を果たしてからは、
2009年2月に株式会社イーベストを買収して100%子会社化しています。
続けて、2014年2月には株式会社エックスワンの株式80%を取得して、連結子会社としています。
2018年5月に子会社2社(イーベスト、特価COM)を本体へ吸収合併し、
6月には、東京証券取引所市場第二部へと市場変更を果たして、今に至っています。

会社設立からは20年ちょっとなのですね。
ベスト電器はヤマダデンキのグループに入ってしまいましたが、企業として今も存続しているため、今年1月31日時点ではまだ2番目の株主に名前を連ねています。

株式会社ストリームの3Q決算

本日は、そんな同社の3Q決算が発表されていました。
早速、内容を確認してみましょう。

売上高 208.07億円 (前年度比 +2.4%)
営業利益 3.35億円 (前年度比 -29.5%)
経常利益 3.21億円 (前年度比 -29.9%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 2.69億円 (前年度比 -27.5%)

となっており、増収減益という結果である事が分かりした。
営業利益率は、1.61%となりますね。
なお、3Q末時点での、同社の自己資本比率は39.9%で昨年よりも2%アップしています。

株式会社ストリームのセグメント別業績

インターネット通販事業

売上高 197.28億円 (前年度比 +3.8%)
セグメント利益 5.69億円 (前年度比 -21.2%)
セグメント利益率 2.89% (前年度比 -0.91%)
棚卸資産回転率 12.8回/年 (前年度比 +1.3回/年)

他社との競合や外部サイトでのポイント等の販促強化のための広告宣伝費増加が利益率を押し下げた要因になっていた様です。
オリンピックはありましたが、家電(-3.2%)やパソコン(-7.5%)の売上は昨年度比で減少したみたいですね。
一方、無線LANルーターやHDD、スマートフォンが売れ筋だったためかパソコン周辺機器・デジタルカメラ(+32.1%)の売上は伸びています。
在宅ワークをしていて無線LANの遅さにイライラしてルーターを買い替えた人が多かったのかもしれませんね。気持ちは良くわかります。
また、8月からはリネットジャパンリサイクル株式会社と提携し、小型電リサイクル法に基づく使用済み小型家電の宅配便リサイクルサービス「リタクル」を開始しています。

ビューティー&ヘルスケア事業

売上高 6.78億円 (前年度比 -18.3%)
セグメント利益 -0.53億円 (前年度は -0.96億円)
セグメント利益率 -7.86% (前年度比 +3.75%)

同社の連結子会社であるエックスワンが展開している事業です。
新商品は、6月に発売したヒト幹細胞培養液配合「XLUXES」シリーズの新商品「エックスリュークス モイスチャーヘアウォーター」が堅調に推移したみたいです。
同社の販促方法としては、オンラインセミナーやインスタライブ等を積極的に活用してブランディングを行っている様です。
直営店舗にスタジオまで開設するとは、なかなかの気合いの入りようです。
中国にも利用者がいる様ですが、今年は免税販売が厳しかったため、こちらはウィーチャット、ウェイボーを用いて販促活動を行っていたとあります。

 


www.youtube.com

[rakuten:onesmart:10100712:detail]

モイスチャーヘアウォーターは見つからなかったのですが、比較的良いお値段がしますね。。。

その他事業(各種販売支援事業、3PL事業)

売上高 4.54億円 (前年度比 -15.5%)
セグメント利益 0.51億円 (前年度比 -14.1%)
セグメント利益率 11.27% (前年度比 +0.17%)

決算短信を読んでいて初めて気づいたのですが、
販売支援事業=国内免税店の販売システム・物流支援を行っている事業
の事だったのですね。
予想通り、今年は残念な結果になっています。

3PL事業とは、ご存じの方も多いでしょうがサードパーティーロジスティクスの事であり、物流機能を他社から受託するというサービスですね。
パソコンや家電はもちろん、自転車等の案件を受託している様です。
当事業は今後強化したいところの様で、事業紹介サイトの開設や、広告にも積極的な様です。
そういえば、似たような社名の上場会社「スクロール」が同様のサービスで売上を伸ばしていた様に記憶しています。

株式会社ストリームの業績予想・進捗率

同社の期末業績予想は、以下の様になっています。

売上高 282.40億円 (前年度比 +0.6%、進捗率 73.68%)
営業利益 6.34億円 (前年度比 -4.1%、進捗率 52.84%)
経常利益 6.09億円 (前年度比 -4.8%、進捗率 52.71%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.99億円 (前年度比 -12.6%、進捗率 53.91%)

年末商戦で利益率改善を見込んでいる様ですね。

株式会社ストリーム配当利回り

残念ながら、同社は今期配当なしの予想となっています。
いつか配当をもらえる日が来ると良いのですが・・・。

2022/3/15追記

2022/3/14に同社の配当が3円/株となる事が発表されました。
なお、来期も同様に期末で3円/株の配当予想となっています。
3/15での同社株式の終値は124円でしたので、

予想配当利回り=3/124≒2.42%

という事になります。
まずまずの利回りですね。

株式会社ストリーム株主優待

ただし、同社は株主優待制度を導入しています。

実際の券面等は、以下の記事に写真を掲載していますのでよろしければ合わせてご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com


年に1回、期末の株主名簿に記録された株主へは優待割引券が贈呈されます。
100~2,499株保有では、1,000円優待割引券が1枚もらえます。
仮に最低単元である100株を保有した場合、
同社の本日の終値が111円でしたので、

予想配当+優待利回り=0+10/111≒9.01%

同社の2022/3/15の終値が124円でしたので、

予想配当+優待利回り=3+10/124≒10.48%

という計算になり、随分な高利回りとなります。
同社の優待券は、券面記載のコードを一度登録し、その分の期間限定ポイントが付与される形になります。
少し面倒ですが、ポイントという形になるので、最低購入額の制限等がないのはありがたいところです。
今年の優待券は、映画のBlu-rayソフトを購入するのに利用させてもらいました。

まとめ

株式会社ストリームは、家電販売を行うインターネット通販をメインに行っている企業です。昨今はインターネット通販も競争が激しい状況ですが、なんとか踏ん張ってもらいたいものです。
また、同社は化粧品等も取り扱っており、その製品は免税店での販売等を通じて中国でも一定の知名度がある様です。
残念ながら配当予定はありせんが、
同社は、2022/3/14に配当を実施する事を発表しており、
予想配当利回り=2.42%、予想配当+優待利回り=10.48%
予想優待利回り=9.01%
という高利回りの優待が頂けるチャンスがあります。
権利確定は来月末ですので、4月頃には優待券が届く事になりますね。
今後は、配当も期待しながら末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

shousanshouuoのブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo