ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

株式会社ハードオフコーポレーションの2Q決算について

◆目次◆

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今回は「株式会社ハードオフコーポレーションの2Q決算」についての記事です。
shousanshouuoは、株式会社ハードオフコーポレーションの末席株主です。

株式会社ハードオフコーポレーションとは

HARDOFF、OFFHOUSE、HobbyOFF、MODE OFF等のリサイクルショップ事業を運営している企業です。

グループ店舗は9月末時点で919店舗ありますので、ひょっとするとこのブログを読んで下さっている皆様の町にも店舗があるかもしれません。

昨年の4月にはグループ店舗が900店舗を突破。同年10月には、もともとフランチャイズ加盟契約を結んでいた東北の企業を完全子会社化しています。
リユース市場は、今後も安定した成長が見込まれており同社の店舗数も現在のペースが続くのであれば5年ほどで1,000店舗達成となるかもしれません。
実際、同社は2024/3月期での1,000店舗達成を中期目標に掲げています

実際、同社の決算説明資料では現在の出店基準が「人口10万人に対して1店舗」
ですが、新潟県の出店密度である「人口4万人に対して1店舗」となった場合は、全国で2,000店舗程度の出店が可能になるのではないか、との出店戦略が明記されていました。
今後は、大都市圏だけではなく地方都市での出店やリサイクルショップの買収等が発表されるかもしれません。

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同社の歴史

1972年8月11日に、オーディオ・ビジュアルの小売店である「サウンド北越」を展開した事が事業のスタートとなっています。
1993年2月11日になって、ハードオフの第1号店を開店してリユース事業を開始し、以降は既存店舗を順次ハードオフに業態変更したそうです。
1994年からは、ハードオフフランチャイズ展開を開始しており、翌1995年には社名を現在の「株式会社ハードオフコーポレーション」へと商号変更しています。
その後は、オフハウス、モードオフ、ガレージオフ、ホビーオフと店舗のジャンルを拡充し、2005年2月にはグループ店舗が500店舗を突破し、3月には同社の株式が東京証券取引所市場第一部に上場するに至っています。
2014年には沖縄県への進出を果たした事で、全国47都道府県への出店を達成し、2016年には海外出店を果たしています。

株式会社ハードオフコーポレーションの中間決算

本日は、そんな同社の2Q決算が発表されていました。
早速、中身を確認してみましょう。

売上高             117.41億円 (前年度比 +22.1%)
営業利益             4.55億円 (前年度比 +31.7%)
経常利益             5.23億円 (前年度比 +37.1%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 4.00億円 (前年度比 +84.5%)

となっていました。
営業利益率は、3.88%となりますね。
2Q末時点での、同社の自己資本比率は71.8%です。

株式会社ハードオフコーポレーションのセグメント別業績

同社は、リユース事業のみですのでセグメント別業績は発表がありませんでした。
国内既存店の売上高も+2.0%と順調であった事に加えて、新規店舗の貢献と、昨年10月に子会社化した東北の店舗が寄与した事で、売上高は大幅にアップしています。

なお、今回の2Q決算では特別利益として投資有価証券売却益が1.05億円あったそうですが、それを差し引いても昨年度よりは純利益もアップしていますね。

株式会社ハードオフコーポレーションの業績予想・進捗率

売上高            240.00億円 (前年度比 +12.8%、進捗率 48.92%)
営業利益             12.00億円 (前年度比 +50.8%、進捗率 37.92%)
経常利益             13.00億円 (前年度比 +46.6%、進捗率 40.23%)
親会社株主に帰属する当期純利益 7.00億円 (前年度比 +101.1%、進捗率 57.14%)

となっています。予想営業利益率は5.00%となるため、下期でさらに利益を積み重ねていく予測になっていますね。

【関連記事】

同社の2023年3月期中間決算説明資料については、当ブログの以下の記事に掲載しています。宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社ハードオフコーポレーション配当利回り

同社の配当予想では、年間35円となっています。
本日、同社の終値は 758円でしたので、

予想配当利回り=35/758≒4.62%

という事になりますね。
これはかなりの高利回りなのではないかと思います。
配当性向は50%程度を目安として、安定的な配当の実施が予定されています。

株式会社ハードオフコーポレーション株主優待

残念ながら、同社は株主優待を実施していません。
ゲオホールディングスの様に、同社店舗で利用できる優待が追加されたら嬉しいのですが現時点では検討されていない様です・・・。

まとめ

株式会社ハードオフコーポレーションは、
日本全国ならびに海外でリサイクルショップを運営している企業です。

徐々に市場が拡大する事が見込まれている事に加えて、
同社店舗の既存店売上高は順調に伸長しており、店舗網も拡充している事で今期は増収増益の予定となっています。

自己資本比率も十分である事に加えて、利益率もまずまずの企業です。
なお、予想配当利回りは驚きの4%台となっており市場からは安く評価されている企業の1つではないでしょうか。
リサイクルショップ事業という性格から、あまりお金持ちの方は購入されないのでしょうか・・・。ただ、リサイクルショップ事業では仕入れや値付け、ものによっては修理やレストアのノウハウが必要となる事もあり、ちょっとマニアックな商品も取り扱っている同社の強みは、簡単に他社がマネできないのではないかと思います。そういったところに、今後も更なる成長が期待できる種がありそうです。今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

shousanshouuoのブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。

shousanshouuo