ショウサンショウウオの投資部屋

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ティアック株式会社の2Q決算について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。 今回はティアック株式会社の2Q決算」についての記事です。shousanshouuoは、の末席株主です。

ティアック株式会社とは

ティアック株式会社は、音響機器事業(プレミアムオーディオ等)と情報機器事業(航空機のビデオ再生機器等)を製造・販売している企業です。TEACTASCAM、ESOTERICというネーミングになじみがある方もおられるかもしれません。
同社は1953年8月に設立された東京テレビ音響株式会社と、1956年12月に設立された東京電機音響株式会社を源流に持つ企業です。
当初はテープレコーダを製造しており、高級オーディオ機器等の製造を行っていましたが、他のオーディオ機器製造会社と同様に、音源の変化や、音楽の楽しみ方の変化等により徐々にオーディオ機器市場全体が低迷した事で、事業の売却等を経験したり、親会社が変わったりという変遷を経ています。
2013年には、世界的に有名なギターメーカーであるGibson社が親会社となっていましたが、その後Gibson社は連邦破産法第11章の適用を申請してしまいました。

ティアック株式会社の2Q決算

本日は、そんな同社の2Q決算発表がありました。
早速、中身を確認してみましょう。

 

売上高 72.74億円 (前年度比 +9.6%)
営業利益 1.75億円 (前年度は、 -0.88億円)
経常利益 0.52億円 (前年度は、 -1.15億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 0.36億円 (前年度は、 -1.07億円)
四半期包括利益合計額 0.82億円 (前年度は、 -2.04億円)

となっていました。
営業利益率は、2.41%となりますね。
2Q末時点での、同社の自己資本比率は19.7%で、昨年度よりも0.6%改善しています。

ティアック株式会社のセグメント別業績

音響機器事業

売上高 49.92億円 (前年度比 +12.1%)
セグメント営業利益 5.44億円 (前年度 +40.6%)
セグメント営業利益率 10.9% (前年度は、 8.69%)

国内よりも海外でのハイエンド・プレミアムオーディオ機器の引き合いが強かった事で、全体として増収になった様です。
また、音楽制作向けの機器では、巣ごもり需要で販売が好調に推移したみたいです。

情報機器事業

売上高 19.16億円 (前年度比 +2.1%)
セグメント営業利益 0.54億円 (前年度は、 -0.11億円)
セグメント営業利益率 2.82% (前年度は、 -0.59%)

データレコーダーは、あまり需要がなかった様で減収になってしまった事に加え、医用画像記録再生機器は、比較的堅調に推移していた様ですし、航空機搭載記録再生装置もパーツの受注が伸びた事で、全体として増収増益を達成した様です。

ティアック株式会社の業績予想・進捗率

売上高 150.00億円 (前年度比 +2.8%、進捗率 48.49%)
営業利益 5.50億円 (前年度比、 +8.4%、進捗率 31.82%)
経常利益 3.50億円 (前年度比、 +2.3%、進捗率 14.86%)
親会社株主に帰属する当期純利益 3.30億円 (前年度比、 +9.6%、進捗率 10.91%)

同社の事業構造として、B to Cは第3四半期に、B to Bは、第4四半期に需要のピークを迎える予定との事であり、やや強気の業績予想となっています。

ティアック株式会社配当利回り

同社の予想配当は、残念ながら0円です。今後、徐々に利益剰余金を積み上げる事で復配してくれる事を期待したいですね。

ティアック株式会社株主優待

残念ながら、同社は株主優待も実施していません。なかなか扱っている機器が高級品なので、優待制度があっても恩恵を受けられる人は少ないかもしれませんが・・・。

まとめ

ティアック株式会社は、高級オーディオ機器やクリエイター向けの音響機器、それから航空機や医療用の機器を製造・販売している企業です。
これまでに、同社は親会社が転々としたりとなかなか厳しい状態が続いていました。
今後、高級オーディオが売れる時代が来るかどうかは分かりませんが、事業規模ではなく付加価値やブランド価値を追求する目的で非常に優れた商品の製造・開発を継続して欲しいです。今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

 

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