ショウサンショウウオの投資部屋

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イソライト工業株式会社(5358)の2Q決算について

目次

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。 今回は「イソライト工業株式会社(5358)の2Q決算」についての記事です。shousanshouuoは、イソライト工業株式会社の末席株主です。

イソライト工業株式会社とは

イソライト工業は、主に耐火耐熱れんが高温断熱ウールを製造・販売している企業です。その他、各種工業炉の断熱の設計・施工を行ったり、耐火断熱材の研究で得られた技術を応用して、環境緑化等に応用できる製品の製造・販売を行っています。
同社ホームページの沿革を確認すると、1927年11月に珪藻土質耐火断熱れんがの販売を目的として設立された様です。結構歴史のある企業なんですね。
翌1928年4月には、石川県に和倉工場を設置しています。和倉は、温泉街で有名な場所ですね。
その後は、1953年に大阪株式店頭売買承認銘柄となり、1961年10月に大阪証券取引所市場第二部への上場を果たしています。
以降は海外企業の技術吸収ののちに、東南アジアでの海外生産を行う様になり、1991年9月に大阪証券取引所市場第一部へと昇格しています。
2004年11月には、品川白煉瓦への第三者割当増資を行う事で、子会社となっています。現在は東京証券取引所市場第一部に上場していますが、これは2013年7月の証券取引所統合以来だそうです。
なお、昨年10月には、(株)ITMを吸収合併しています。

同社の100%子会社である、イソライト建材では、かまどや七輪等を製造・販売しているみたいです。

*追記

後日、同社は親会社の品川リフラクトリーズ株式会社による公開買付けが発表されてしまいました。詳細は以下に記載しています。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

イソライト工業株式会社の2Q決算

本日は、そんなイソライト工業の中間決算が発表されていました。早速、内容を確認してみましょう。

売上高 81.90億円 (前年度比 +26.1%)
営業利益 16.78億円 (前年度比 +98.2%)
経常利益 17.67億円 (前年度比 +93.7%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 12.66億円 (前年度比 +106.0%)

となっていました。
営業利益率は、20.49%と非常に高いですね。 ちなみに、2Q末時点での、同社の自己資本比率は73.0%です。

イソライト工業株式会社のセグメント別業績

同社には、断熱関連事業・その他事業のセグメントがあります。セグメント別の営業利益については開示されていません。

断熱関連事業

各種工業炉向けの断熱関連製品と、自動車・半導体関連向けのセラミックファイバー製品の売り上げが増加した事で、売上高は大きくアップしています。
売上高 77.06億円 (前年度比 +28.6%)

その他事業

建設関連資材の売上が減少した事で、売上高はダウンしていました。
売上高 4.83億円 (前年度比 -3.8%)

イソライト工業株式会社の業績予想・進捗率

イソライト工業は、9/17時点で既に業績予想の上方修正を発表しています。
ちなみに昨年度は、2021/2/3に業績の上方修正を発表していました。現時点の進捗率を考慮すると同社の業績予想は、やや保守的と言えるでしょうか。また、期末が近くなった時点で業績の再修正があるかもしれませんね。

売上高 160.00億円 (前年度比 +16.8%、進捗率 51.19%)
営業利益 30.00億円 (前年度比 +39.4%、進捗率 55.93%)
経常利益 32.00億円 (前年度比 +36.0%、進捗率 55.22%)
親会社株主に帰属する当期純利益 22.00億円 (前年度比 +37.6%、進捗率 57.55%)

イソライト工業株式会社配当利回り

同社は、本日中間配当および期末配当の上方修正を発表しています。年間22円→28円への増配予想となっています。
同社は、2021~2023年度中期経営計画で、同中期経営計画期間は、配当性向30%程度を目途として、利益還元に努めると明言していましたので、概ね業績予想に連動した配当金額だと思います。
本日、同社の終値は886円でしたので、

予想配当利回り=28/886≒3.16%

という事になりますね。なかなかの高配当だと思います。

イソライト工業株式会社株主優待

残念ながら、同社は株主優待を行ってはいません。
今後、株主優待が新設されたら当ブログでも紹介したいと思います。

まとめ

イソライト工業は、品川リフラクトリーズの子会社でセラミックファイバーを用いた断熱製品に強みを持つ企業です。
本日、同社の中間決算発表がありましたが、増収増益という結果であり、本日同時に配当の増額を発表しています。同社の予想配当利回りは3.16%です。
再度、業績予想の修正があった場合には、中期経営計画に従って期末配当の再増額がありうるかもしれません。そうなると、配当利回りはさらにアップという事ですね。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。

 

shousanshouuoのブログをご覧頂き、ありがとうございました。
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