ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ初心者ですが、少しずつ記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

市進ホールディングス 2Q決算について

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。 今回は「株式会社市進ホールディングス 2Q決算」についての記事です。

shousanshouuoは、市進ホールディングスの末席株主です。
同社は、市川市の進学塾から徐々に拡大した企業です。
1996年に株式を店頭公開し、その後はM&Aを積極的に行う事で、他の塾や日本語学校介護施設等をグループに収めています。
2011年には学研ホールディングスと業務・資本提携を行っています。
ここ最近は、千葉県と茨城県を中心に事業を展開している様ですが、徐々に介護福祉サービス事業の存在感が大きくなってきています。

この、他業種への積極的な展開という点では、なんとなく京進にも似た雰囲気を感じます。名前も良く似ていますしね・・・。
京進日本語学校と保育園や幼児の預かりに注力した一方で、市進は今後マーケット人口の拡大が継続する高齢者事業にチャンスを見出したんですね。どちらが良い結果になるのか、楽しみです。


本日は、そんな市進ホールディングスの2Q決算発表がリリースされていました。

早速、中身を見てみましょう。

売上高 85.96億円 (昨年度比 +16.3%)
営業利益 4.78億円 (昨年度は -0.29億円)
経常利益 4.46億円 (昨年度は -2.89億円)
親会社株主に帰属する四半期純利益 2.65億円 (昨年度は -5.26億円)

という結果でした。
増収増益という事になりますね!

同社の通期業績予想と、その進捗率ですが
売上高 170.11億円 (昨年度比 +6.3%、進捗率 50.5%)
営業利益 6.12億円 (昨年度比 +12.8%、進捗率 78.1%)
経常利益 4.29億円 (昨年度比 +56.7%、進捗率 104.0%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 2.12億円 (進捗率 125.0%)

という結果でした。
学習塾業界は、3-4月に赤字で12-2月の冬期講習等で収益を伸ばすというイメージがあるので、この業績予想は上方修正される可能性があるのではないかとshousanshouuoは考えます。

なお、配当は期末で10円を予定されています。
本日の終値が380円ですので、

配当利回り=10/380≒2.63%

となります。

同社のセグメントとしては、

教育サービス事業
介護福祉サービス事業

があります。それぞれの業績を確認してみましょう。

教育サービス事業

売上高 77.02億円 (昨年度比 +12.3%)
セグメント利益 3.81億円 (昨年度は -0.39億円)
セグメント利益率 4.95%

となります。
夏期講習が計画を上回る申し込み数になった事や、オンライン授業や映像授業が比較的安定して推移していた事が良い結果につながった様です。
また、経費削減として賃借面積の適正化による賃貸料の提言や、人員の適正配置にも取り組んだという事です。

介護福祉サービス事業

売上高 9.26億円 (昨年度比 +67.4%)
セグメント利益 0.96億円 (昨年度比 +887.2%)
セグメント利益率 10.37%

となります。
売上高で考えると、教育サービス事業の1/8以下ではありますがセグメント利益率が非常に高くなっており、企業全体の利益に大きく貢献したという事が分かりますね。
M&Aで取得した企業の業績貢献だけでなく、デイサービスの稼働率グループホームの入居率が順調に推移した事、介護初任者研修・実務者研修事業も好調であった様です。

なお、同社は新型コロナウィルス感染症による助成金収入が725.6万円計上されていましたが、同額の損失額を計上していましたので、飲食業界の様に助成金収入が純利益を大きく押し上げた、という事はなかった様ですね。

上半期末時点では現預金が39.53億円もあり、M&Aでの精力的な事業拡大が今後も続くのではないか、と期待をしています。その点でも、業績予想の上方修正は十分考慮に値するのではないでしょうか。引き続き、同社の末席株主として応援を続けたいと思います。

shousanshouuoのブログをご覧頂き、ありがとうございました。 またのお越しをお待ちしております。

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