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今回は「シンポ株式会社(5903)の株主優待」についての記事です。
創業50年の記念で、オリジナルQUOカード(1,000円分)が届きました。
中身はこちら。1,000円分のQUOカード1枚かと思いましたが、
500円分のQUOカード2枚が入っていました。
来年春竣工予定の新名古屋工場と、焼き肉店のイメージ画像が用いられています。
QUOカード優待のありがたいところは、税金がかからないという事ですね。
残念ながら、同社の株主優待は今回1回きりと明言されています。
シンポ株式会社は、焼き肉店のロースターを製造している企業で、無煙ロースターでは世界シェアNo.1企業です。
コロナ禍で居酒屋が打撃を受ける中、比較的好調だったのが焼き肉業界です。
他業種からの店舗の転換があった事もあり、同社は店舗の改装や改築、ダクト清掃等のメンテナンス受注により、業績は比較的安定して推移しています。
shousanshouuoは、シンポの末席株主になって長く、焼き肉店に行くとついついロースターのメーカーを見てしまいます。実際、自分が利用してきた焼き肉店舗のうち半分以上は同社のロースターを導入していたのではないか、という実感があります。
第51期の連結業績ですが
売上高は54.97億円(前期比 -5.7%)
営業利益は6.69億円(前期比 -5.7%)
経常利益は6.95億円(前期比 -4.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益は5.12億円(前期比 +15.0%)
でした。
代表的な商品はもちろんロースターなのですが、ロースターの部材品、据え付け工事で売上高のうち75%程度を占めています。
近年は、アミ洗浄のサービスを追加しており、その売上高が1億円に近付いてきている様です。アミ洗浄は、使用済みのアミを店舗から回収し、専用工場で洗浄して再度店舗へと配送するというサービスです。
店舗にとっては、アミ洗浄の業務から解放される事でコスト削減につながるメリットがあり、シンポにとってはストック型のビジネスモデルを構築する事で安定した収益源になるというメリットがあります。
今後は国内だけではなく海外への展開を加速させる予定の様です。
中国やアメリカで日本式の焼き肉店舗がどの程度受け入れられるかは分かりませんが、高級店舗であれば無煙ロースターの価値を訴求しやすいかもしれません。
今回の優待QUOカードに描かれていた新名古屋工場は来年3月に竣工し、操業開始は5月の予定となっています。
次期連結業績見通しは、
売上高 58.81億円(+7.0%)
営業利益 8.00億円(+19.6%)
経常利益 8.06億円(+16.0%)
親会社株主に帰属する当期純利益 4.86億円(-5.3%)
を見込んでいるとの事です。
次期配当は1株あたり20円(普通配当18円+特別配当2円)の予定だそうです。
本日の終値が1,312円でしたので、
配当利回り 20円÷1,312円＝1.52%
という計算になります。
ただし、業績によっては増配の発表の可能性も十分期待できるのではないかと個人的には考えており、引き続き末席株主としてシンポを応援していきたいと思っています。
＊2022/5/21追記
実際、同社からは記念配当という形で増配の発表がありました。
当ブログの以下の記事に記載していますので宜しければ、そちらもご参照下さい。
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